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レポート

【K-1】トーナメントは金子晃大が玖村将史にリベンジして優勝、武尊はバチバチ打ち合い、与座優貴が朝久泰央に延長戦で勝つ番狂わせ、KANAがダウン奪う復活勝利、芦澤竜誠が逆転KO勝ち

2022/02/27 13:02

▼第4試合 K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント1回戦(4)3分3R延長1R
○佐々木洵樹(POWER OF DREAM)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×内田 晶(チーム・タイガーホーク)
※佐々木が準決勝へ進出。


 佐々木は元プロボクサーで、OPBF東洋太平洋フェザー級13位、日本フェザー級7位になった実績を持つ。2019年2月からKrushに参戦すると、11月には晃貴を判定で破り、僅か3戦目にしてKrushバンタム級王座に就いた。2020年になると王座を返上し、8月のKrushでスーパー・バンタム級転向第一戦を行い龍斗に判定勝ち。12月K-1初参戦では璃明武との無敗対決も制した。2021年5月のラット戦で判定勝ちした後に引退を示唆していたが、今大会で復帰を果たす。戦績は6勝(1KO)無敗。


 内田は2014年12月からKrushに参戦するも引き分けを挟んで4連敗。2021年5月大会で三井大揮を3R3分ちょうど、右ストレートでKOすると、8月・10月に行われた「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」に出場。1回戦で優勝候補の一角と目されていた小倉尚也を判定で破る番狂わせを起こしたが、準決勝で鬼山に判定3-0で敗れた。戦績は3勝(2KO)5敗1分。


 1R、サウスポーの佐々木はステップで左右へ動きながらパンチを狙い、サウスポーの内田は左ロー&右ミドル。佐々木はジャブを繰り出して近付いていく。そこへ内田も右ストレート、左フックを合わせる。


 2Rもジャブを突いていく佐々木は左のオーバーハンド。内田の右ストレートはヘッドスリップでかわす。左インロー蹴りつつジャブで追い詰めていく佐々木に内田は右ミドルを蹴る。


 3R、内田はジャンプしての蹴りを放つ。佐々木はジャブを出して顔面への前蹴り、左ストレートを思い切り放つがこれは内田がかわす。コーナーへ詰めて左ボディを打つ佐々木。佐々木の大きな左フックもかわされる。そこへ内田が右ハイ。佐々木は前へ出て顔面からボディへとつなげていくが、内田の蹴りをもらう場面が目立つ。

 ジャッジ1名が内田につけたが判定はドロー。延長戦へ突入する。古川会長の檄を受けてコーナーを飛び出した佐々木は、内田の右ミドルに左フックを合わせる。後ろ蹴りには内田が右ストレート。ジャブと前蹴りで前へ出る佐々木が内田をコーナーへ詰めて左右フックを見舞う。佐々木が左ボディストレート、内田が前に出てくると左ミドル。しかし、内田もカウンターの右ストレートを放つ。


 判定3-0で佐々木が辛勝。準決勝へ不安の残るスタートとなった。

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