▼第19試合 スペシャルエキシビションマッチ 2分2R
―武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者)
勝敗無し
―軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1 WORLD GPフェザー級王者)
6月に那須川天心との世紀の対決を控えている武尊が、その前哨戦としてエキシビションマッチを行う。試合時間は2分2R、両者14オンスのグローブとレガースを着用する。
軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝を果たし、2017年9月にはKrushバンタム級王座を獲得(第2代)。2020年9月に2階級制覇を懸けてKrushスーパー・バンタム級王者の玖村将史に挑戦したが判定負け。12月からフェザー級に階級を上げると3連勝を収め、12月に椿原龍矢の持つK-1 WORLD GPフェザー級王座に挑戦。延長戦の末に判定勝ちで第5代王座に就いた。戦績は16勝(4KO)5敗1分。
1R、武尊は素早く右ローを蹴っていく。軍司はジャブと左ミドル。武尊も左ミドルを返す。軍司がワンツーを繰り出すと武尊は左右フックの4連打。軍司はジャブを上手く当て、右のクロスも打ち込む。武尊は右ヒザ、右フックからの左ボディ。武尊がジャブを伸ばすと軍司は右ストレートを打ち込む。ワンツーを打ち合って1R終了。
2Rは武尊がジャブを当てに行き、軍司は右フックから左フックで切り込む。武尊が左ボディを打つと軍司も負けじと左ボディ。武尊のヒザ蹴りに軍司が左フックを合わせると、武尊が一気に左右フックの連打。軍司も打ち合う。武尊はジャブ、右ストレート、軍司は下がって右ストレート左フックをヒット。さらに左右ボディの連打。武尊は胴廻し回転蹴りを放つ。前に出る武尊へ軍司がストレートをクリーンヒット。さらに足を止めて打ち合う中、軍司もヒットを奪った。
軍司は「こういう機会にでずっと活躍してきた武尊選手とやれて打ち合いができて最高です。これからのK-1は僕が引っ張っていくので任せてください。なので6月、思い切り楽しんでください。あと4月、僕ヒマなので4月出ます」と武尊にエールを送って出場宣言。
武尊は「6月に向けて減量だったり、次の試合へ向けてのコンディション作りとか大変だったんですが、軍司選手も男気を見せて58kgまで落としてくれて感謝しています。エキシビションで上がらせてもらったんですが、K-1は僕に夢を与えてくれた舞台だし、もし僕が出なくなったとしてもこれからもK-1には素晴らしい選手がたくさん出て来ると思うので最高の舞台をみんなで応援してもらえればと思います。6月、僕の人生を懸けた那須川天心選手との試合があるので、会場のみんなが僕の味方だとは思ってないですが、2人で最高の試合をして僕が勝ってK-1最高と叫ぼうと思うので、その時一緒に叫んでもらえると嬉しいです。命を懸けて頑張ります。K-1最高!」と、想いを伝えた。