▼第11試合 スーパーファイト -61.5kg契約 3分3R延長1R
○レオナ・ペタス(THE SPIRIT ZERO/LARA TOKYO)
判定3-0 ※30-26×3
×マキ・チャーチャイ(タイ/真樹ジム)
レオナは“石の拳”と称される強打を武器に、大雅、山本真弘、朝久泰央、小宮山工介らを撃破。2019年9月には西京佑馬を下して第9代Krushスーパー・フェザー級王座に就き、12月には山本直樹をKOして初防衛に成功。 さらに2020年3月、村越優汰をも3Rにマットに沈めてKO勝ち。7月には武尊の盟友である大岩龍矢を判定に下して2度目の防衛に成功したが、武尊に敗れた後タイトルは返上。9カ月ぶりの再起戦に臨む。戦績は28勝(12KO)6敗1分。
チャーチャイは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級3位で、戦績は138勝(32KO)42敗15分(日本での戦績は4勝1分)のサウスポー。2020年12月の『ホーストカップ』で大石駿介と引き分け、7月の再戦では3R43秒、ヒジ打ちによるTKOで大石を破り、ISKAムエタイ世界スーパーライト級王座を奪取した。10月10日の『スックワンキントーン』では鈴木真治に判定2-1で勝利し、WMOインターナショナル・スーパーライト級王座も獲得している。
1R、レオナは独特の左手を下げた構えからジャブ、右ストレート、左フック。チャーチャイもパンチを返すが空を切る。ならばと左ミドル、左ローを蹴る。レオナは右ストレートを伸ばし、飛びヒザ蹴りからの連打。チャーチャイは声を出し、左ミドルが当たるたびに気合いの入った顔を作る。しかし、チャーチャイの右ストレートにレオナがワンツーを返し、その右ストレートがヒットしてダウン。立ち上がるとレオナは左ボディ、チャーチャイは組み付く。
2R、ジャブを突きまくるレオナは、前に出てパンチを振り回すチャーチャイのパンチをステップでかわす。レオナは左ボディも。前へ出るチャーチャイは左ヒザ、右フックのクリーンヒット、さらにラッシュでダウン寸前まで追い込む。レオナの右フックがめり込むとチャーチャイはガードを固めながらも前へ出る。レオナの攻撃を被弾しても、チャーチャイはパンチを振るって前へ出る。
3Rが始まってすぐ、レオナが左右連打でラッシュを仕掛け飛びヒザ蹴り。チャーチャイの顔面はかなり腫れあがっている。またもステップで回り込みながらアッパーを突き上げていくレオナ。さらにジャブ。右ミドルを蹴るチャーチャイにレオナは左右ボディ、どれだけもらっても前へ出るチャーチャイへレオナは右ハイ。レオナのカウンターのヒザ、ジャブ、右ハイにも下がらないチャーチャイ。最後まで諦めず前へ出続けたチャーチャイの気持ちの強さが光ったが、レオナが大差の判定勝利を収めた。