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レポート

【K-1】和島大海がファイナルマッチの木村“フィリップ”ミノルを残り10秒でKOして新王者に、軍司泰斗が第5代王座に就く、安保瑠輝也が初回114秒のKO圧勝、石井慧が2連勝

2021/12/04 15:12

▼第2試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R延長1R
○篠原悠人(DURGA)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-27
×石田勝希(RKS顕修塾)


 篠原は高校生時代にK-1甲子園2015 -65kgで優勝し、2016年4月にK-1初参戦。2018年K-1ライト級世界最強決定トーナメントでは1回戦でゴンナパーをKOする大番狂わせを起こして3位になり、2018年8月にはKrushスーパー・ライト級王座に就いた。同王座は返上してライト級に本格転向し、2020年6月ゴンナパー・ウィラサクレックが保持するKrushライト級王座に挑んだが判定で敗れ王座奪取ならず。9月のK-1大阪大会で卜部功也、今年3月のK’FESTAで西京佑馬に敗れて3連敗を喫したが、7月に谷山俊樹に判定勝ち。戦績は14勝(6KO)6敗。


 石田は初芝立命館高等学校を卒業し、早稲田大学では日本拳法部に所属。新空手で60戦無敗の伝説を作り、2009年のK-1甲子園では3位になった。2011年8月にプロデビューし、2017年2月には林健太をKOするなど無敗の快進撃を続けていたが、2017年11月の稲石竜弥戦、2018年2月のゴンナパー戦では敗れており、Krushでの戦績は1勝2敗。これまで第9代MA日本キックボクシング連盟スーパー・ライト級王座、第3代・第9代ACCELライト級王座、RKSスーパー・ライト級王座を獲得しており、戦績は24勝(11KO)4敗3分。


 1R、篠原はジャブ、石田は左ローで様子を見ながらの序盤。篠原は右ストレートからの左フック、ジャブを挟んで左インロー。石田はワンツーから左ローにつないでいく。右を同時に放った両者、篠原はすぐ左フックにつなげた。


 2R、篠原はジャブを多用し、右ストレートをヒットさせる。圧を掛けていくのは篠原。左ボディ、右ストレートを的確に当てる。石田はいきなりの左ハイを放つが篠原はブロック。篠原がヒザを突き刺すと石田もすぐにヒザを返すが、篠原は右ストレートを返す。石田の飛び込んでの左フックは空を切る。篠原がジャブから左フック、左アッパーも強打。石田の被弾が目立つラウンドとなった。

 3R、左ボディを放つ石田に左フックを合わせる篠原。ジャブも多用。右ストレートを同時に放ったところで石田が右ハイを蹴ったが篠原はブロック。パンチが交錯する場面が何度か見られるが、当てて終わるのは篠原だ。ジャブを的確に当てに行く篠原に石田が右フックを強打するが、篠原はすぐにジャブと右ストレートで挽回。


 完封した篠原の判定勝ちとなったが、笑顔はなし。手を上げられても首を横に振った。

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