キックボクシング
レポート

【MA日本キック】KROSS×OVERとの5vs.5団体対抗戦はKROSS×OVERが3勝2敗で勝ち越し

2025/10/23 18:10
MA日本キックボクシング連盟/MA楠誠会館/MA二刃会「KING OF SOUL: Vol.8.5(EX)」2025年10月19日(日)大阪・世界館 ▼第23試合 KROSS×OVERvsKING OF SOUL対抗戦 大将戦 -63.0kg契約 ワンキャッチ・ワンアタックルール 3分3R〇ヤン・マイケル(ルーマニア/フリー/KROSS×OVER)判定3-0 ※30-26×2、29-26×サム“タンク”エマニュエル(グアム/Guam Muay Thai/KING OF SOUL)  MAキック(KING OF SOUL)とKROSS×OVERが提携し、KING OF SOULとKROSS×OVERの5vs.5団体対抗戦が行われた。7月には、KING of SOUL女子選抜vs.KROSS×OVER女子選抜の4対4対抗戦が行われ、3対1でKING of SOUL女子選抜が勝利している。  大将戦ではマイケルとサムが対戦した。KROSS×OVERを主戦場にしているマイケルに対し、エマニュエルは7月大会で竹市一樹からダウンを奪って判定勝ちしている。前日計量で計量オーバーだったサムは2点減点、グローブハンデで実施された。  1Rから左右ミドル主体のマイケルに、エマニュエルはパンチを振るって前進。2R以降も主導権を握るマイケルが的確に蹴りを当てて、エマニュエルのパンチをヒットさせない。3Rには、マイケルがテンカオを当ててパンチラッシュを仕掛ける場面を作って大差の判定勝ち。この結果を受けて、KROSS×OVERが3勝2敗で勝利した。  奇しくも11月3日の『RIZIN LANDMARK 12 in KOBE』のオープニングファイトでKROSS×OVERを主戦場とする林眞平と対戦が決定しているKING OF SOUL代表の元氣は「オオトリとして何としてでも勝ちます」と勝利を宣言した。 [nextpage] ▼第22試合 KROSS×OVERvsKING OF SOUL対抗戦 副将戦 -71.5kg契約 ワンキャッチ・ワンアタックルール 3分3R〇久保英輝(MIYABI GYM/KROSS×OVER)TKO 1R 1分21秒 ※レフェリーストップ×アイザック“タイガーハート”クリソストモ(グアム/Guam Muay Thai/KING OF SOUL)  1Rから打ち合いの展開の中、久保が右ストレートでダウン奪取。反撃に出るクリソストモに、パンチラッシュで久保が追加のダウンを奪ったところでレフェリーがストップした。 [nextpage] ▼第21試合 KROSS×OVERvsKING OF SOUL対抗戦 中堅戦 -53.0kg契約 ワンキャッチ・ワンアタックルール 3分3R×山口隆弥(AFC/KROSS×OVER)TKO 1R 2分31秒 ※レフェリーストップ〇陸刃(楠誠会館/KING OF SOUL)  1R、開始早々に左ハイをクリーンヒットさせた陸刃は山口との打ち合いにも応戦。テンカオを効かせて右ハイでダウンを奪った陸刃は、パンチの連打。山口が崩れたところでレフェリーがストップした。 [nextpage] ▼第20試合 KROSS×OVERvsKING OF SOUL対抗戦 次鋒戦 -57.0kg契約 ワンキャッチ・ワンアタックルール 3分3R〇森本直哉(フリー/KROSS×OVER)TKO 2R 0分51秒 ※レフェリーストップ×日進丸(日進会館/KING OF SOUL)  1R、ひたすらパンチで前に出る森本はダウンを奪う。2R、森本の前進を止めようと後ろ蹴りなどで反撃する日進丸だが、2度ダウンを奪った森本がTKO勝ちした。 [nextpage] ▼第19試合 KROSS×OVERvsKING OF SOUL対抗戦 先鋒戦 -53.0kg契約 ワンキャッチ・ワンアタックルール 3分3R×永渕裕将(岡澤道場/KROSS×OVER)判定0-2 ※28-30×2、29-29〇拳徳(猛者連本部/KING OF SOUL)  1R、リーチを活かした攻撃で主導権を握る拳徳は前蹴り、右ハイ、飛びヒザ。永渕は接近戦での打ち合いでも退かない。2R以降も、拳徳が多彩な技で追い込むが、最後まで巧みなディフェンスの永渕から決定打を奪えず。拳徳が判定勝ちし、KING OF SOULが一勝目を挙げた。 [nextpage] ▼メインイベント(第25試合) MA関西ルール(ワンキャッチ・ワンアタック) -61.0kg契約 3分3R○藤川政弘(二刃会)判定2-0 ※30-29×2、30-30×それからぼうがうち(TEAM SFIDARE)  激闘派の選手が揃う二刃会所属の藤川はキャリアはまだ浅いながら、パワフルなファイトで地元関西で人気の選手。前回7月大会でエリック“A$AP”ラカンブラに1RKO負けを喫し、今回が再起戦となる。一方のそれからぼうがうちは関西の様々な団体でキャリアを重ね、KING OF SOUL初参戦。  1R、変則的な動きのそれからぼうがうちに、藤川は右ロー、右ストレートが徐々にヒット。最後まで手数の落ちない藤川が判定勝ちし、今大会を締めた。 [nextpage] ▼セミファイナル(第24試合) ガチンコスペシャルエキシビションマッチ 2分2R-JIN(楠誠会館)勝敗なし ※エキシビションマッチのため-エリック“A$AP”ラカンブラ(グアム/Guam Muay Thai)  8月のRISEで麗也と延長戦にもつれ込み激闘を繰り広げたJINとラカンブラの両者が合意したためガチンコエキシビションマッチで行われることに。躊躇なくパンチを打ち合い、2Rにはお互いにレガースを外してさらにバチバチに拳を交錯させて会場を盛り上げた。 [nextpage] ▼第11試合 全日本女子KING OF SOULアマチュア王座決定戦 -43kg契約 MA関西ルール(一瞬の崩し可) 3分2R延長1R-調整中試合中止-北野ひなた(楠誠会館) [nextpage] ▼スペシャルマッチ 親子ガチ公開スパーリング 2分2R -SIG(楠誠会館)勝敗なし-綾芽(楠誠会館)  11月2日の「RISE WORLD SERIES 2025 FINAL」でプロデビュー戦が決まった綾芽と父のSIGによる親子ガチスパーリング。お互いに容赦ない打撃を交換し、会場を温めると、次に北野ひなたが登場。綾芽は北野と白熱するスパーリングを行った。マイクを握った綾芽は「皆さんのおかげで掴んだチャンスなので、いい試合をしていい結果を出すので応援よろしくお願いします」とあいさつした。  なお、第11試合で全日本女子KING OF SOULアマチュア王座決定戦に出場予定だった北野の相手が見つからなかったために、北野が暫定王者に認定。北野は、KING OF SOUL代表で楠誠会館館長・元氣の愛娘でアマチュアは130戦以上こなしており、これまでに男女混合で11本ものベルトを獲得している“新時代の怪物”。2026年3月22日に同所で開催される同大会で正規王座戦を行うことが決定した。 [nextpage] ▼第18試合 セミプロマッチ -64.0kg契約 MA関西ルール(ワンキャッチ・ワンアタック) 2分2R〇ピート(グアム/Guam Muay Thai)TKO 2R 2分30秒 ※レフェリーストップ×花阪優聖(ニ刃会) ▼第16試合 アマチュア東西対抗戦 大将 54.5kg契約 MA関西ルール(一瞬の崩し可) 2分2R延長1R 〇松﨑光輝(北眞舘)KO 1R 1分35秒×島田晋作(ニ刃会) ▼第15試合 アマチュア東西対抗戦 副将戦 45.0kg契約 MA関西ルール(一瞬の崩し可) 2分2R延長1R〇松﨑双獅(北眞舘)KO 1R 0分55秒×髙木 修(楠誠会館) ▼第14試合 アマチュア東西対抗戦 中堅戦 41.5kg契約 MA関西ルール(一瞬の崩し可) 2分2R延長1R×岩佐 昌(D-BLAZE)判定0-3 ※18-20×2、18-19〇木村恵人(ニ刃会) ▼第13試合 アマチュア東西対抗戦 次鋒戦 33.0kg契約 MA関西ルール(一瞬の崩し可) 2分2R延長1R×姉帯礼恩(CYCLONE GYM)判定0-3 ※19-20×2、18-20〇宮木陽向(柏塾) ▼第12試合 アマチュア東西対抗戦 先鋒 30.0kg契約 MA関西ルール(一瞬の崩し可) 2分2R延長1R〇鈴木翔大(CYCLONE GYM)判定2-0 ※20-19×2、19-19×荒川凜之介(楠誠会館) ▼第10試合 アマチュア一般Aクラス -72.0kg契約 MA関西ルール(首相撲5秒) 2分2R△武田大輝(Surpass)ドロー 判定△垂水の巨人兵あっきー(more kickboxing studio) ▼第10試合 アマチュア一般-63.0kg契約 Cクラス 1分30秒2R〇虎太郎(若獅子会館)判定3-0×小柴大和(TEAM ONE R-gym) ▼第9試合 アマチュアB/Cクラス -35.0kg契約 MA関西ルール 1分30秒2R○fire jr 瑛太(MORE KICKBOXING studio)判定2-0×平原白琉(one light source) ▼第8試合 2025年度MA西日本-55kg王座決定戦 MA関西ルール 2分2R延長1R 〇島田晋作(ニ刃会)延長R 判定2-1×大部玄太郎(BLOW GYM) ▼第7試合 アマチュアAクラス -41.0kg契約 MA関西ルール 2分2R△三橋暖心(士道館ひばりヶ丘道場)ドロー 判定△喜多徹将(one light source) ▼第6試合 アマチュアA/Bクラス -50.0kg女子 MA関西ルール 1分30秒2R△三橋暖愛(士道館ひばりヶ丘道場)ドロー 判定0-0 ※19-19×3△野澤瑠美(TEAM ONE R-gy) ▼第5試合 アマチュアAクラス-33.0kg契約 MA関西ルール 2分2R×菅沼秀翔(one light source)判定2-0 ※20-19×2、20-20〇森 圭史(柏塾) ▼第4試合 アマチュア-35kg A/Bクラス 2026年-35kgベルトトーナメント権利戦 MA関西ルール(ワンキャッチ・ワンアタック) 1分30秒2R△勇辰(MORE kickboxing studio)ドロー 判定1-0 ※20-20、20-19、19-19△木村陸人(ニ刃会)  ▼第3試合 アマチュア -54.0kg契約 Cクラス 1分30秒2R 〇佐々木凌旺斗(楠誠会館)判定3-0×三好温真(TEAM ONE R-gym) ▼第2試合 アマチュアC/Dクラス -25.5kg契約 1分2R×武尊(楠誠会館)判定〇平原幸侑(one light source) ▼第1試合 アマチュアCクラス -35.0kg契約 1分30秒2R×きよしろう(TEAM ONE R-gym)判定0-3〇平原白琉(one light source)
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