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レポート

【K-1】和島大海がファイナルマッチの木村“フィリップ”ミノルを残り10秒でKOして新王者に、軍司泰斗が第5代王座に就く、安保瑠輝也が初回114秒のKO圧勝、石井慧が2連勝

2021/12/04 15:12

▼第14試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R延長1R
○ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)
判定2-0 ※30-29、30-30、30-29
×西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO)


 ゴンナパーはタイで100戦以上のキャリアを積み、2010年から日本を主戦場に。日本人キラーとして名を馳せ、2016年9月からK-1 JAPAN GROUPに参戦。2018年4月に佐々木大蔵を下して第5代Krushライト級王座に就き、同年9月に大沢文也、2020年1月に横山巧、6月には篠原悠人の挑戦を退け3度の防衛に成功した。そして12月のK-1で林健太を破り、第4代K-1 WORLD GPライト級王座に君臨。今年3月大会では南雲大輝に2RでKO勝ちしたが、7月の初防衛戦で朝久泰央に判定2-1で敗れ王座を失った。戦績は109勝(23KO)30敗3分。


 西京はK-1甲子園2016 -60kgで優勝し、2017年4月にプロデビュー。4戦目でレオナ・ペタスに判定で敗れたが、2019年3月にわずか7戦目にして島野浩太朗を破り、18歳で第8代Krushスーパー・フェザー級王座に就いた。しかし、同年9月の初防衛戦で再びレオナに敗れて王座を失い、2020年9月の再起戦でも横山朋哉に敗れて連敗。ライト級に階級を上げると今年3月のK-1で篠原悠人から判定2-1で勝利をもぎ取り、7月には竜樹を破って連勝。戦績は8勝(2KO)3敗。


 1R、じりじりと前へ出ていくサウスポーのゴンナパーは左ミドル、右フック。西京はワンツー、左フック。ゴンナパーはステップも交えて前へ出ていく。それをヒザで迎え撃つ西京。


 2R、左ミドルを蹴りながら前へ出ていくゴンナパーに西京は右のカウンターを狙い、ミドルには右ローを返す。西京は左へ回り込んでいくが、ゴンナパーはついていき左ミドルを蹴る。ゴンナパーの左右フックに西京は左フックを返す。圧力をかけて西京を追い詰めていくゴンナパーに西京もブロックを固めて左フック、左ボディを返す。


 3Rも圧を掛けるのはゴンナパー。西京は左右フック&左ボディとコンビネーションを回転させ、左ミドルに右ストレートを合わせる。それでも前に出るゴンナパーが左ストレート。西京は右ストレートから右カーフ。前に出てくるゴンナパーに西京の右ストレート、左フックがクリーンヒットするが、それでもゴンナパーは前に出て右フックを振るう。


 最終Rはクリーンヒットも目立った西京だったが、判定は2-0でゴンナパーが勝利。前に出続けてのアグレッシブで勝利をつかんだ。

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