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レポート

【K-1】和島大海がファイナルマッチの木村“フィリップ”ミノルを残り10秒でKOして新王者に、軍司泰斗が第5代王座に就く、安保瑠輝也が初回114秒のKO圧勝、石井慧が2連勝

2021/12/04 15:12

▼第7試合 スーパーファイト 女子-52.5kg契約 3分3R延長1R
○☆SAHO☆(闘神塾)
判定3-0 ※30-27×3
×真優(月心会チーム侍)


 ☆SAHO☆は軽快なステップを駆使し、回転の速いパンチにローキック&前蹴りを上手く織り交ぜるファイタータイプ。2017年9月に杉貴美子からミネルヴァ・スーパーバンタム級王座を奪取し、2019年5月に佐々木みいりとの王座決定戦を制してWMC日本同級王座との二冠王に。そして2020年11月、4人の王者によって争われたS1レディース バンタム級ジャパントーナメントで優勝を果たした。戦績は11勝(1KO)1敗。22歳。


 女子キックボクシング界の大物を迎え撃つ真優は大阪出身の21歳。空手仕込みの蹴り技を武器に、高校生時代の2016年8月には「J-GIRLSフライ級ニューヒロイントーナメント」で優勝を飾った。K-1 JAPAN GROUPには2019年6月から参戦し、KANAと壽美に連敗を喫したが、2020年10月に小澤聡子に判定勝ちして連敗から脱出。2021年は第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメントで決勝戦へ進出したが、壽美に判定で敗れ戴冠を逃した。7月にはRANに延長戦の末に競り勝って戦績を7勝(1KO)4敗2分とした。


 1R、☆SAHO☆はジャブをボディに打ち、右ストレート。真優が足を止めての打ち合いを挑んでくると、☆SAHO☆もこれに応じる。回転力で勝負する真優。前へ出る☆SAHO☆に真優は右カーフ、左フックからの右ストレート。☆SAHO☆は左右の連打からヒザを蹴る。



 2R、真優が右ストレートで攻め、すぐに前蹴りで突き放す。☆SAHO☆は左フックから左ボディ。その左ボディで真優の身体がくの字となり、ヒザ蹴り6連打でダウンを奪う。


 ラッシュをかける☆SAHO☆は左ボディ、ヒザでボディを狙い撃ち。しかし、組んでの攻撃で警告を受ける。真優は前蹴りで距離を取ろうとするが、☆SAHO☆は容赦なくヒザをボディに突き上げる。真優はバックハンドブローで逆転を狙うが不発に。


 3R、気合いの声を発して前に出た真優に☆SAHO☆は右ボディストレートから顔面への右ストレート連打。前蹴りを出す真優に☆SAHO☆は左右のボディから右アッパー、左右の連打。☆SAHO☆は右ストレートで前へ出るがクリンチが多くなり、試合終了。ダウンを奪った☆SAHO☆が判定3-0で勝利を収めた。


 持ち前の馬力を発揮した☆SAHO☆。解説の魔裟斗も「気持ちと身体の強い選手ですね」と☆SAHO☆を高評価した。

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