▼第8試合 スーパーファイト K-1フェザー級 3分3R延長1R
○斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
判定3-0 ※30-27×3
×森坂 陸(エスジム)
斗麗はオランダの名門Mike's Gymでも練習を重ね、2018年12月に16歳の若さでプロデビュー。5連勝で「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」にエントリーされ、優勝候補と目されていたが、右手首キーンベック病(手首の月状骨がつぶれて扁平化する病気)で全治2カ月のため無念の欠場。2021年2月に6戦無敗でKrushフェザー級王者・新美貴士に挑んだが、判定で初黒星を喫した。5月のK-1で亀本勇翔に判定勝ちして再起すると、9月には佑典を2RでKO。戦績は8勝(4KO)1敗。
森坂は2017年5月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2019年3月にはK-1出場も果たしている。2017年7月には現K-1フェザー級王者・江川優生から勝利を収めた戦績が光る。2020年には「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」に出場して決勝まで勝ち上がったが、決勝で新美貴士に敗れて王座を逃した。3月のK-1では軍司泰斗に判定負けと連敗中。戦績は12勝(3KO)11敗2分。
1R、サウスポーに構える斗麗は右ローで森坂の前足を狙い撃ち。左ヒザ蹴りで森坂の右目が腫れるとジャブで狙い、ボディも左ミドルとヒザで狙う。
2R、距離を詰めて蹴っていく森坂だが、斗麗は左ミドル3連発を全てヒットさせる。ジャブ、森坂が前へ出てくると右フック、森坂のパンチをかわしての左右フックと相手の動きをよく見て的確に攻撃を当てる斗麗。圧力をかけ、左ストレート、左ミドルで森坂を突き放す。
3R、森坂のパンチをかわしながら左ミドル、前蹴り、ジャブを打つ斗麗。左ミドルと左ボディストレート、森坂が前へ出てくるとヒザ蹴り。前へ出て右ローを蹴る森坂へ斗麗は左ストレート、左ミドル、さらに左ローと攻撃を散らせる。右目が見えないか、森坂は距離感がつかめてない様子で空振り。斗麗は右ハイを放ち、最後はジャブを突き続けて判定勝ち。完封勝利を収めた。