▼第8試合 59.0kg契約 5分3R
〇神龍 誠(神龍ワールドジム)
[判定3-0]
×伊藤裕樹(ネックス)

神龍は、2024年大晦日にBrave CF&Titan FC王者のホセ・トーレスにスプリット判定で惜敗。BTCでのグラップリングマッチでの勝利を経て、RIZINフライ級GP日本人出場枠を賭けての対戦を伊藤裕樹に要求。

伊藤は、RIZIN5連勝中。ヒロヤ、トップノイ・キウラム、上田将年、イ・ジョンヒョン(3R TKO)、トニー・ララミーを相手に4つの判定勝ち。2025年3月の前戦ララミー戦では59kg契約で戦い、2度のダウンを奪っている(※会見での質疑応答)。

1R、ともにサウスポー構え。神龍は左ミドルから。伊藤の入りにバックフィストを狙う。低い組みからロープまでドライブした神龍はボディロックテイクダウン。左足をかけた神龍に正対を狙う伊藤。シングルバックの神龍は首を抱えてツイスター狙いも凌ぐ伊藤。

マウントに移行した神龍は肩固め狙いからパウンド、さらに肩固め! 腕をクラッチしてヒジを張り、左ヒザを抱えて防ぐ伊藤。なおもトップを奪い続ける神龍はみたびマウント。亀になる伊藤にバックマウントを奪う。伊藤は背後に細かいパウンド。

2R、神龍の入りに左の蹴りを狙う伊藤。左フックを振るが、神龍はローシングルで尻を着かせて手首をつかむと、伊藤の立ち際を持ち上げてからスラム。なおも立とうとする伊藤に右足のみをかけて正対際に崩して上に。

クローズドガードの伊藤に強い右のパウンド! その際でパスガードでサイドに。右ヒザを側頭部に突く。ヒザを立てて立とうとする伊藤に、右足をかけて再び寝かせる神龍はバックに。4の字ロックを組んで背後からコントロールしゴング。


3R、いきなり左右で前に出た伊藤。右を振るが、神龍も打ち返してローシングルへ。そこにギロチンチョークの伊藤だが、首が柔らかい、という神龍はクローズドの中で絞められても極めさせず。首を抜いて右足も抜けてハーフにする神龍は右手首を掴んでキムラクラッチへ。ハーフから極めに行くと、伊藤の戻しにトップからギロチン狙いも。バックに回ると4の字ロックで背後から細かいパウンド。伊藤の正対際に左枕で肩固めに。伊藤は自身の左ヒザ裏を掴んで防いで、際で立ち上がり。

そこにサッカーキックの神龍。伊藤は左右で詰めるもゴング。判定は3-0で組み技で圧倒した神龍が勝利。ホセ・トーレス戦からの再起を飾った。




