MMA
レポート

【RIZIN】シェイドゥラエフがクレベルKOでフェザー級王座戴冠、朝倉未来が鈴木千裕に3R TKO勝ち。秋元が高木に競り勝つ、萩原が西谷をKO、ヘビー級GPは上田が日本人唯一の勝ち残り。神龍が伊藤に完勝、中村が桜庭に腕十字、サバテロが太田にTKO勝ち、ヒロヤが篠塚をTKO。アーセンが一本勝ち

2025/05/04 11:05

▼第1試合 RIZINフライ級(57kg)5分3R
○平本 丈(剛毅會)2勝1敗
[判定3-0]
×田丸 辰(TRY HARD GYM/FIGHTER’S FLOW)1敗



 平本蓮の実弟・丈は、伝統派空手&キックボクシングを経て、アマチュアMMA戦の『格闘DREAMERS』で名津井颯に一本勝ち後、鈴木崇矢に2R TKO負け。2023年3月『GLADIATOR 021』で飴山聖也に1R KO負けも、剛毅會所属として、2023年大みそか『RIZIN.45』でプロデビュー。左ハイキックでYUSHIからダウンを奪うなど判定勝ちを収めた。2024年11月のDEEP出場では木村琉音に1Rに腕十字で一本負け。



 田丸はジュニアキックボクシング出身で、卓越したボクシング技術とディフェンス能力でプロデビュー後は10戦全勝(2KO)と無敗の快進撃で2018年11月に初代RISEスーパーフライ級王者となった。一時はスランプに陥ったが、2022年に階級を下げて臨んだ「初代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定トーナメント」で優勝し、二階級制覇を達成。



「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では決勝でクマンドーイを破り優勝した。前戦は2024年3月に志朗が保持するRISE世界バンタム級王座に挑戦したが、偶発的なバッティングにより無効試合に。6月にはジョン・ヒョヌをわずか35秒でKOした。9月の志朗との再戦では判定負け。戦績は18勝(4KO)4敗2無効試合。上田貴央率いるFIGHTER’S FLOWで練習し、今回がMMAデビュー戦となる。



 1R、両者サウスポー。田丸の右カーフに平本がシングルレッグで飛び込む、田丸はしっかり切ってフロントチョークの体勢に。そのまま下になる。平本は冷静な表情でボディへのパンチ。ブレイクとなる。田丸はジャブを顔面とボディへけん制し、左カーフを蹴る。



 平本が左カーフからの左ストレートを打つと田丸が自分から組み付きに行ったが、首投げで平本がテイクダウン。すかさず下から蹴り上げた田丸だが平本が抑え込む。ハーフから鉄槌を打つ平本。マウントを奪い、抱き着く田丸にパウンド。



 2R、田丸の左カーフに右足が流れる平本。左ストレートを打つ平本にバックステップでかわした田丸が左カーフ。田丸はジャブを打って左カーフを蹴る。ジャブに平本が組み付き、田丸が受け止めて上になるが、すぐに平本が上を奪い返す。

 パスにきた平本を蹴り上げ、立ち上がろうとした田丸だがすぐに平本がテイクダウン。平本はサイドからボディと頭部へヒジ。パスを仕掛ける平本をガードに戻す田丸。

 3R、田丸がワンツーから左カーフ、平本も左カーフで前へ出てシングルレッグからリフトアップしてテイクダウンを奪う。田丸はクローズドガードから背中を向けて立とうとしたが失敗。さらに立ち上がろうとする田丸を平本がしっかり抑え込み顔面へヒジ、ヒザを打つ。

 平本が上体をあげたところで田丸が両足を頭部へ絡めに行ったが、平本が払ってマウントへ。パウンド連打に田丸はブリッジして立ち上がるが、平本は離れず再びテイクダウン。ここで試合終了。



 テイクダウン、グラウンドコントロールで優った平本が田丸にMMAの洗礼を浴びせた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント