撮影/小久保松直
K-1 WORLD MAX
2024年3月20日(水)東京・国立代々木競技場第一体育館
▼第22試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
×和島大海(月心会チーム侍)=70.0kg
KO 1R 3分00秒 ※右フック
○ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)=69.5kg
※フェルドンクが準々決勝進出。
和島は第1回K-1アマチュア全日本大会優勝など、アマチュア大会で数々の実績を残して2016年7月にKrush初参戦。サウスポーから繰り出す破壊力十分のパンチと蹴りで2020年3月の第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメントでは準優勝。その後3連続KO勝ちを飾ると、2021年12月に木村“フィリップ”ミノルに挑戦して左ミドルでKO勝ち、K-1王座に就いた。2022年6月の『THE MATCH 2022』では“ブラックパンサー”ベイノアから3度のダウンを奪う圧勝を遂げ、9月はメレティス・カコウバヴァスを1RでTKO。2023年3月にはジョムトーンを延長戦でKOし、7月にはかつて敗れているジョーダン・ピケオーをもKOしてK-1では7連続KOを飾ったが、12月の3度目の防衛戦でオウヤン・フェンにKOで敗れて王座を失った。戦績は20勝(17KO)5敗。
フェルドンクは端正な顔立ちとアグレッシブなファイトスタイルから“美しい人狼”と呼ばれているオランダの強豪ファイター。ヨーロッパのキックボクシング団体『Enfusion』(エンフュージョン)の元ライト級(-70kg)王者で、11勝のうち7KOと高いKO率を持っている。得に左フックが強く、パンチの回転の速さで相手のガードを弾くパワーが持ち味。戦績は11勝(7KO)3敗。
1Rが始まってすぐ、フェルドンクの右ミドルがローブローとなって試合中断。再開後、左フックを連発して前へ出るフェルドンク。和島は左インローを奥足に狙い撃ち。それでも前へ出て左フックを打って来るフェルドンクに和島はジャブとヒザ。勢いで前へ出てパンチを繰り出すフェルドンクに和島はパンチをもらいながらも左ロー、左ヒザを蹴る。どんどん前に出て左右フックを振り回すフェルドンク。
打ち合いの左フックで和島がダウンを喫する。再開後、すぐにフェルドンクの右フックをもらった和島は2度目のダウン。フェルドンクのKO勝ちとなり、和島は1回戦で姿を消すこととなった。