▼第18試合 K-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ 3分3R延長1R
×アントニア・プリフティ(ギリシャ/王者)=52.3kg→52.0kg
判定0-3 ※27-30、28-30、29-30
○SAHO(闘神塾/挑戦者)=52.0kg
※SAHOが新王座に就く。ブリフティは初防衛に失敗。
プリフティはキックボクシングで22勝(5KO)2敗1分の高い勝率を飾り、並行してMMAでは4戦(2勝1敗1分)のキャリアを持つ二刀流ファイター。これまでにWKUとVendettaの2団体で-57kgの世界王座を獲得。WKU -55kgギリシャ王者にもなっている。2023年12月に初来日で初代王者KANAに挑戦し、判定3-0で王座を奪取した。
SAHOは、超攻撃的なファイトスタイルでデビュー当初から注目を集め、キック・ムエタイルールでは4本のベルトを巻く。2021年12月にK-1初参戦し真優とのスーパーファイトで勝利。2022年6月、K-1女子大会でジェシンタ・オースティンと対戦し激しい打ち合いを展開するもダウンを奪われて敗北。2023年4月、Krush女子大会で韓国のイ・ドギョンから勝利を収め、7月は鈴木万李弥、12月にリー・リーシャンから判定勝利している。戦績は16勝(1KO)2敗。
1R、開始と同時にワンツーで前へ出るブリフティ。SAHOは左右フックを返す。ジャブのカウンターを入れるSAHOが左右フック、ブリフティがヒザを返すとSAHOはニヤリと笑って一度後退、サウスポーになると左ミドルを蹴る。ブリフティは接近して左右フックで攻めるが、SAHOはワンツーを返す。
2R、前に出てくるブリフティに連打を返すSAHO。そのパンチで右目が腫れる。SAHOのワンツーにグラついて下がるブリフティ。SAHOはその右目を狙うかのような左フックを打つ。ブリフティの右フックをもらうと4連打で返すSAHO。打ち合いに来るブリフティにSAHOは左フックを打ち込む。
3R、ブリフティの腫れた右目にドクターチェックが入る。再開後、打ち合いに来るブリフティに左右フックを返すSAHO。左右のロングフックが何度もブリフティを捉える。飛びヒザから打ち合いに行くブリフティに、SAHOはワンツー連打で前へ出る。ブリフティのフックは空振りさせ、左のオーバーハンドを決めるSAHO。
SAHOはマイクを持つと「ほんまにここまで来るんがめっちゃ長くて。でもしんどい時でもここまえ頑張れたのはほんまにみんなの応援で来れたので感謝しかないです。それに塾長、いろいろなことがありましたけど、今日まで付き合ってくださってありがとうございました。王者になってからがほんまの勝負やと思っているので、やると決めたからには意地でもこのベルトは持ち続けるので誰でも来いって感じです」と、感謝の言葉と共に自分が防衛を続けると宣言した。