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レポート

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2024/03/20 12:03

▼第4試合 スーパーファイト 女子-47.5kg契約 3分3R延長1R
○ぱんちゃん璃奈(フリー)=47.4kg
判定2-0 ※30-29、30-30、30-28
×平岡 琴(TRY HARD GYM)=47.5kg


 ぱんちゃんは2019年2月にプロデビュー。無敗の快進撃を続け、2020年8月にREBELS-BLACK女子46kg級初代王座(REBELSとKNOCK OUTの統合により現在はKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)に就いた。2022年3月には喜多村美紀を破ってKNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座に就き二階級制覇を達成。2023年9月にチャッキー、12月にケイスリィ・ヴァンスを連続KO。戦績を16勝(4KO)無敗としている。


 平岡は極真会館の『全日本女子ウェイト制空手道選手権』軽量級優勝の実績を持ち、多彩な蹴り技が持ち味の選手。2020年2月には3連勝でRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑み、ダウンの応酬の末に判定で敗れた。その後、泥沼の4連敗を経験するも2021年9月の奥脇奈々戦で勝利をつかみ復活の狼煙をあげると3連勝。2022年12月にはRISE女子初のOFGマッチに臨んだが、小林愛理奈に判定で敗れた。前戦は2023年11月にOFGマッチで小林穂夏に勝利している。歯に衣着せぬ発言で話題を呼ぶ“怖いお姉さん”。戦績は14勝(3KO)8敗1分。RISE参戦前はKrushを主戦場にしており、今回K-1グループにカムバックを果たす。また、KNOCK OUTに統合される前のREBELSにも参戦していたことがある。


 1R、左右の前蹴りとジャブで距離を作るぱんちゃんに平岡はジャブと右ロー。ぱんちゃんは蹴りの空振りが目立つが、ワンツー・スリーで前へ出る。平岡はヘッドスリップしながらの右ストレート。ぱんちゃんの右ストレートをダッキングでかわすとバックハンドブローを繰り出す平岡。ぱんちゃんはどんどん前へ出てワンツー・スリーを放つ。ぱんちゃんのパワーが目立った。


 2Rも前に出るのはぱんちゃん。平岡はぱんちゃんの蹴りはかわしていくが、ぱんちゃんのつなげてくる連打やジャブはもらってしまう。ぱんちゃんはパンチからのローに切り替え、平岡もジャブからワンツーで前へ出る。平岡が前に出るとぱんちゃんの前蹴りが当たり始める。組むと平岡を転倒させるのはぱんちゃん。

 3R、ぱんちゃんが左ミドルから入っていく。ジャブを多用してワンツーを打つぱんちゃん。それを左フックで迎え撃つ平岡。前蹴りの打ち合い。ぱんちゃんの右に右を合わせる平岡。ぱんちゃんは強引に右フックから入っていくが、平岡はそれをかわしての右フック。ワンツーで攻めるぱんちゃんはスタミナの消耗が激しそうだ。平岡は手数を増やしてこのラウンドを取りにきたが、ぱんちゃんの前進は止まらない。


 気合いが空回りしたか、動きも固かったぱんちゃんが判定2-0で勝利も最後まで不満顔だった。ぱんちゃんはこれで17戦無敗に。

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