K-1K-1
K-1
レポート

【K-1】和島大海が初回KO負け!リュウ・ツァーがカリミアンを衝撃KO、SAHOが王座奪取!フェルドンク、オウヤン、ムジンスキ、アキモフ、アカピャン、体重超過のバクボード、シルバが準々決勝進出、軍司泰斗が王者対決に勝利、宮﨑小雪が菅原美優との女王決戦制す、対抗戦はK-1の4勝1敗、ダウン応酬の大激闘で鈴木が功也に競り勝つ

2024/03/20 12:03

▼第8試合 スーパーファイト K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R
×卜部功也(ALONZA ABLAZE/K-1第2代ライト級&初代スーパー・フェザー級王者)=64.9kg
判定0-3 ※25-28 26-28×2
○鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/第7代Krushスーパー・ライト級王者)=65.0kg


 卜部は2009年3月にプロデビューし、K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japanトーナメントで準優勝。2015年1月にはトーナメントを制覇してK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級初代王座を獲得。2016年にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント優勝、2018年3月にはK-1 WORLD GPライト級王座を奪取して2階級制覇を達成した。


 高度なディフェンステクニックとカウンターテクニックを持ち、国内外の名だたる強豪を次々と撃破。長くトップに君臨していたが、2019年3月に後輩でもある林健太に敗れ、ライト級王座を奪われた。2019年7月に再起戦を行うもジュー・シュアイにまさかの初回55秒KO負け。引退をにおわす発言もしていたが、2020年9月に約1年2カ月ぶりに復帰し、2021年7月の大沢文也戦まで3連勝。今回2年8カ月ぶりに復帰する。戦績は52勝(13KO)10敗。


 鈴木は2016年12月にKrushでプロデビューすると、サウスポースタイルから繰り出す左ミドル&左ストレートを武器に頭角を現し、2019年1月にKrushスーパー・ライト級王座を獲得。2020年2月に佐々木大蔵にタイトルを奪われた。2022年4月の林健太戦で元K-1ライト級王者の林をKOする金星を得ると、8月には近藤魁成に先制のダウンを奪われるも延長戦で大逆転KOに成功した。2023年7月のデンサヤーム戦から12月の豊樹戦まで3連勝中。戦績は16勝(10KO)8敗1分。


 1R、互いにサウスポー。卜部はジャブから左ミドル、上に振っておいて左カーフを蹴る。鈴木は前に出るがそこへ卜部が右カーフ。前へ出てパンチを打ちに行くが、そこへ卜部は左カーフを狙い撃ち。鈴木の前進に合わせた左カーフでダウンを奪う。立ち上がった卜部は左カーフを蹴るが、そこへ鈴木が左ストレートを合わせてダウンを奪い返す。


 2Rが始まると同時に鈴木がパンチで前へ出る。卜部も左カーフを蹴る。卜部の右フックからの左フック大きく腰を落とす。ならばと卜部は前蹴りで突き返す。すかさず距離を詰めて左右フックとヒザで卜部が腰を落とす。しかし、今度は卜部が左カーフで鈴木をダウン寸前に。交互にパンチを出し合う両者」



 3Rが始まった直後、交錯したところで卜部が倒れてダウンとなる。前に出てくる鈴木へ左ボディ、左カーフ。それでも鈴木は前へ出てテンカオ。卜部は左ボディと前蹴りで畳み込むが、鈴木は前へ出続けてパンチを繰り出す。卜部はならばとヒザをボディへ突き上げ、左ストレート。打ち合いとなり、卜部がアッパーを突き上げる。


 最後まで打ち合い、互いにダメージがありながらも前へ出る姿勢を見せた両者。判定3-0で鈴木の勝利となったが、両者に大きな拍手が送られた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント