▼第13試合 K-1vsRISE対抗戦 スーパーファイト K-1フェザー級 3分3R延長1R
○軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1 WORLD GPフェザー級王者)=57.5kg
延長R 判定2-1 ※10-9×2、9-10
×門口佳佑(EX ARES/RISEフェザー級王者)=57.5kg
※本戦の判定は29-30、30-30、29-29。
軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝を果たし、2017年9月にはKrushバンタム級王座を獲得(第2代)。2021年12月に椿原龍矢の持つK-1 WORLD GPフェザー級王座に挑戦し、延長戦の末に判定勝ちで第5代王座に就いた。2022年2月には武尊とエキシビションマッチで拳を交え、8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では優勝。12月にはワン・ジュングァンを判定で破り、2022年を5戦全勝で終えて『K-1 AWARDS 2022』ではMVPを獲得。2023年3月にはムエタイのトップ選手ヴューを判定に破り、初防衛に成功した。前戦は9月にアンジェロス・マルティノスに判定勝ちで12連勝を達成。戦績は24勝(6KO)5敗1分。
門口は『ABEMA』で行われた企画『VS 那須川天心』でトーナメントを勝ち上がり那須川天心と対戦したことで名をはせた空手出身の選手。その後、RISEで2018年7月にプロデビューすると、攻撃力の高さを活かして9戦無敗(1引き分け)を誇っていたが、2020年12月のフェザー級王座次期挑戦者決定戦で竹内将生に敗れ、挑戦権を逃した。2022年8月のRISEフェザー級タイトルマッチに臨むと梅井泰成から2度のダウンを奪い王座を奪取。12月にはSBの山田彪太朗と好勝負を演じて2度のダウンを奪っての判定勝ち、2023年3月には元Krush王者の新美貴士にも判定勝ち、7月にSBの川上叶を判定で破ると10月もSBの魁斗に勝利して初防衛に成功した。他団体を相手に4連勝。戦績は15勝(2KO)2敗1分。
1R、軍司はジャブから左ロー、門口は前蹴りを打つ。門口はジャブでけん制し、両腕ブロックをしっかり固めて前に出る。門口は右ボディストレート、門口は右ローを蹴る。軍司が左右フック&ボディを回転させてラッシュをかけると、門口は左のガードをしっかりしながら打ち合いに応じる。至近距離で連打を出す軍司に門口は飛びヒザ。門口は歩くように左右の構えを変えながらパンチを出して前へ出る。
2R、軍司が右ローを蹴れば門口は左ローを返す。門口は頻繁に左右の構えをスイッチさせ、足を入れ替えながらパンチを繰り出す。軍司は左ボディからの右フック。門口は左ストレートからの右アッパー、離れると門口が左フックを見舞っていく。軍司のワンツーには門口がヒザを返す。細かく手足を出す門口に軍司が右ストレート、左フックを上手く当てる。
3R、門口がジャブから左三日月、軍司は下がりながらも右ストレート。前へ出る門口に軍司は立ち止まって両者至近距離でボディと顔面、アッパーを打つ。さらにヒザ蹴り。軍司が左右フック、アッパーをヒットさせる。門口はパンチからヒザにつなげる。軍司は細かく当てていくが、門口もすぐに返す。
ジャッジ1名が門口を支持したがドロー。延長戦へ突入する。門口が左カーフを蹴れば門口もすぐに右カーフを蹴る。至近距離で相手のパンチをブロックして返す両者。前に出る門口は声を発しながらフックを顔面とボディに、さらにヒザ。軍司もショートの右ストレートに左右フック、負けじとヒザを突き刺す。両者とも手数を増やして至近距離でパンチとヒザをかわす。門口の左右フックにヒザで応戦する門口。左右フックとヒザで前に出る門口に、軍司は一発のインパクトが強い左右フック。
判定は2-1で軍司が勝利。僅差ながら王者対決を制した。対抗戦も4勝1敗でK-1の圧勝となった(10試合トータルでは7勝3敗)。
軍司はマイクを持つと「フェザー級の実質統一戦だと思っていたので、圧倒的に勝ってフェザー級最強を証明しようと思っていたんですけれど、相手も強くて凄い悔しい結果になってしまいました。次は門口選手とやることがあればRISEに行って倒しに行くので期待してください。俺がフェザー級で一番強いと思っているので、文句ある人はいつでもオファー待っています」と、門口との再戦と誰の挑戦でも受けるとアピールした。