▼第14試合 K-1クルーザー級 3分3R延長1R
〇谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 ※30-27×3
×AKIRA Jr(フィリピン/Team Aj/蹴拳スーパーミドル級王者)
谷川は第1回&第3回真正会全日本空手道選手権大会重量級優勝の実績を持ち、極真会館にも挑戦して2016年第33回全日本ウェイト制空手道選手権大会重量級4位、2016年第48回全日本空手道選手権大会7位入賞の成績を収めた。2017年5月にキックボクシングでプロデビューし、2020年3月よりK-1 JAPAN GROUPに参戦。2021年7月の「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」では決勝へ進出するもサッタリにKO負けで王座戴冠ならず。2022年4月の「K-1無差別級トーナメント」でも決勝進出を果たしたがサッタリにKOで敗れた。8月にはK-Jeeとのクルーザー級日本最強決定戦で勝利し、2023年3月のステファン・ラテスク戦ではローキックでKO寸前まで追い込むも逆転KO負けを喫した。戦績は10勝(4KO)7敗1分。
AKIRA Jrはフィリピンと日本のハーフで、関西を中心に活躍する重量級ファイター。これまでRKSクルーザー級と蹴拳スーパー・ミドル級の2本のベルトを獲得している。2022年8月11日、K-1九州大会でK-1初参戦。K-1クルーザー級のトップ戦線で活躍するANIMAL☆KOJIをKOし、12月には加藤久輝もKO。クルーザー級で頭角を現わしていたが、2023年3月に新鋭・星龍之介にKO負けを喫して一歩後退。戦績は15勝(6KO) 9敗1分。
1R、谷川は右カーフを狙い、AKIRA Jrは左ボディ。クリンチになったところで谷川がコーナーへ押し込んでいくと、AKIRA Jrがコーナーポストに背中を強打してしまい試合中断。再開後、AKIRA Jrは右ミドルをヒットさせるが、谷川がワンツーを綺麗に伸ばして顔面を捉える。さらに右で飛び込む谷川。AKIRA Jrはクリンチが目立つようになる。谷川は右で飛び込むと、すぐに右ショートフックでダウンを奪う。谷川がワンツーで飛び込み、パンチを当てていく。
2R、AKIRA Jrはジャブを打つが、谷川は全く下がらず前へ出るためAKIRA Jrがクリンチ。谷川派は右カーフを蹴り、さらにショートの連打。谷川のカーフキックの音が場内に響き渡る。さらに谷川はショートフックからヒザを突き刺す。左インローを蹴り合うが、次のパンチの交換での離れ際に谷川が右ハイキックを放つ。AKIRA Jrはジャブ、谷川はすぐに入って左右ボディ。
3R、AKIRA Jrはワンツーで前へ出たがこれは谷川にかわされる。クリンチの離れ際にAKIRA Jrが右フックを打ち込んだが、谷川はびくともしない。右カーフ、右ミドル、左インローを蹴る谷川。最後まで谷川が優勢のまま、判定勝ちした。