▼第8試合 K-1ウェルター級 3分3R延長1R
〇ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム/ラジャダムナンスタジアム4階級制覇)
判定3-0 ※30-26×2、30-27
×寧仁太・アリ(K-1ジム総本部チームペガサス/Krushウェルター級王者)
寧仁太はガーナ人の父と日本人の母を持ち、184cmの長身を誇る。プロサッカー選手を目指していたが、K-1ジム総本部に入門。第25回K-1アマチュアAクラス -70kgで優勝し、2019年8月にプロデビューして5連勝を飾るが、2021年9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」準決勝で野杁正明に初黒星。2022年2月、松岡力を判定で破り第10代Krushウェルター級王者となり初防衛にも成功し、2023年3月にはRISEとの対抗戦で實方拓海に判定勝ちして3連勝。戦績は9勝(4KO)1敗。
ジョムトーンはラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座を14歳で獲得すると、フェザー級、スーパー・フェザー級、ウェルター級の4階級制覇を達成。WBCムエタイでも世界フェザー級、世界スーパー・フェザー級、世界スーパー・ライト級と3階級を制覇。WMCでも世界フェザー級王座を獲得し、これまで獲得したベルトは16本という超一流選手。日本では2004年11月に初来日して以来、菊地剛介、大和哲也、日菜太、増田博正、T-98、アトム山田と各団体トップ選手に勝利。2022年9月にK-1初参戦を果たすと、アビラル・ヒマラヤン・チーターに初回KOち、12月には森田奈男樹にも2RでKO勝ち。2023年3月にK-1スーパー・ウェルター級王者の和島大海に挑戦したが、延長戦でKO負けを喫した。戦績は208勝(48KO)43敗4分。
1R、サウスポーのジョムトーンは右前蹴りからスタート。寧仁太は少し長めの距離をとり、左右のローを蹴っていく。ジョムトーンは左ミドルを蹴りながら前へ出ていく。寧仁太がワンツーを繰り出すと、ジョムトーンもすかさず左ストレートを当てに行く。ジョムトーンは左ミドルをしっかり当てていき、一気に前へ詰めての左ストレート。寧仁太も右ハイを返すが、ジョムトーンが左ミドルを当てて快音を発していく。さらにコーナーへ詰めてのhぢアリストレートの連打も
2Rもジョムトーンは前へ出て左ミドル。寧仁太は左へ回り込み左ジャブを突く。ジョムトーンの左ミドルが面白いようにヒットし、寧仁太は右腕を蹴られるため右のパンチが出せない。
3Rも左ミドルを当てながら前へ出ていくジョムトーン。その左ミドルにジャブを合わせた寧仁太だが、すぐにジョムトーンが前へ出て左ボディストレートで寧仁太の身体をくの字にさせると、続く左ストレートでダウンを奪う。寧仁太は右ストレートで逆転を狙うが、ジョムトーンの左ストレートに大きく後退。寧仁太はようやく飛びヒザを出すが、ジョムトーンは全く動じず。