▼第15試合 スーパーファイト K-1クルーザー級 3分3R延長1R
×K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning/第2代K-1 WORLD GPクルーザー級王者)
KO 1R 1分53秒 ※左ボディ
〇ステファン・ラテスク(ルーマニア/ISKA世界クルーザー級ジュニア王者)
K-Jeeは福岡を拠点として2019年には初代Krushクルーザー級王座決定トーナメントで3試合ともKOして初代王座に就いた(同王座は返上)。2020年12月の福岡大会でK-1同級王者シナ・カリミアンに挑戦し、1R1分54秒の速攻勝負でTKO勝ち。第2代王座に就いたが、2021年3月の再戦でカリミアンに王座奪還を許した。2022年4月のK-1無差別級トーナメントでは1回戦でムハマード・サッタリにKO負けを喫し、8月大会では谷川聖哉に判定負け。今回は約11カ月ぶりの復帰戦となる。戦績は21勝(18KO)13敗。
ラテスクはジュニア時代にISKA世界クルーザー級王座に就き、プロではまだ無冠だが14勝(7KO)2敗の戦績を誇る。2022年12月に初来日を果たすと、マハムード・サッタリを強烈な左フックでKOして初黒星を付け、大きなインパクトを残した。2023年3月の2戦目では谷川聖哉にローキックでダウン寸前まで追い込まれるも右フックで逆転KO勝ち。身長187cmでオーソドックス。21歳。
1R、さっそく前に出て左右フックをK-Jeeに浴びせるラテスク。これを凌いだK-Jeeはジャブを返すが、ラテスクは強烈な左ボディ。K-Jeeは左ローを狙っていくが、右フックをもらってダウン。一気に詰めるラテスクがコーナーを背負ったK-Jeeに左ボディ。K-Jeeはうずくまって立ち上がることが出来ず、ラテスクがK-1で3勝3KOをマークした。
圧巻のKO劇で歓声を受けたラテスクは「シナ・カリミアンには今回ちゃんと向き合って欲しいです。大阪でタイトルマッチやりましょう」と、クルーザー級王者カリミアンへの挑戦を表明した。