▼第11試合 K-1フェザー級 3分3R延長1R
〇篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)
KO 延長R 0分46秒 ※右ストレート
×佑典(月心会チーム侍)
篠塚はボクシングでアマチュア時代にインターハイベスト8の戦績を残し、プロ転向後はA級ボクサーとして3勝(2KO)1敗の戦績。2018年2月にキックボクシングに転向し、TEAM TEPPEN所属として2018年2月にRISEでプロデビュー。2019年5月の森本”狂犬”義久戦は因縁の対決として話題となったが、延長戦の末に敗れた。2021年3月にK-1初参戦を果たし、延長戦で小澤海斗に判定2-1で勝利。2021年12月にはKrushフェザー級王座に挑戦したが、新美貴士にKOで敗れる。2023年3月の復帰戦で林勇汰をKO。戦績は9勝(8KO)3敗。
龍華はK-1甲子園の-65kgで2019・2020と連覇。プロデビューは2018年11月で、2019年6月から2021年9月まで破竹の8連勝(5KO)を飾るが、2022年2月に里見柚己に延長戦の末に判定負け。今回が1年5カ月ぶりの再起戦となる。戦績は8勝(5KO)2敗。
1R、佑典の攻撃が立て続けにローブローとなってしまい、佑典には減点1が宣告される。篠塚は前へ出てプレッシャーを与えていくが、サウスポーの佑典は回り込みながら右フック、左ストレート。スーパーマンパンチの左も当てる。今度はお互いに出たところでバッティングが発生。再開後、篠塚がワンツー、右の三日月。佑典は下がりながらもしっかりパンチを当てていった。
2R、佑典は左の三日月、左インロー。篠塚が前に出てくるところへ左ストレートを合わせる。しかし、篠塚のワンツーで佑典は仰け反る。じりじりとプレッシャーを与えていく篠塚は右を狙い、佑典は左を狙う。互いのパンチが当たる距離で戦っているため、いつどちらの強打が当たってもおかしくない。じりじりと前へ出る篠塚は右を打ち、佑典はスーパーマンパンチ気味の左ストレート。佑典は左三日月を突き刺すが、すぐに篠塚が右を強打。緊迫感のある展開が続く。
3R、セコンドの平本蓮からのアドバイスを聞き、リング中央に歩み出る篠塚。佑典は左インローで前足重心の篠塚を狙う。互いにボディを打ち合った後、篠塚が右を当てていく。篠塚が勢いに乗るかと思われると、今度は佑典が左を当てる。篠塚が左ボディから右ストレートをヒットさせるが、同時に佑典の蹴りがローブローになってしまい中断。再開後、篠塚がワンツーで前へ出る。佑典も負けじと左ストレート、右フックを返す。さらにヒザも蹴り合う。篠塚が右クロスを当てれば、佑典もすぐに左ストレートを当てる。仕留めようと前に出る篠塚だが、佑典もしっかりパンチを当てて試合終了。
判定はドローで延長戦に。ジャブを突く篠塚に佑典はヒザ。篠塚は強いジャブ、左フックをヒットさせていき、一気に詰めた篠塚がワンツー、左フックからの右ストレートでダウンを奪い、佑典は立ち上がることが出来ず篠塚のKO勝ちとなった。
篠塚はマイクを持つと「まさか延長に行くとは思わなかったんですけれど。今回の相手弱くてつまらなかったんですけれど、次は強い相手に勝てるように頑張りまーす」とアピールした。