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【K-1】和島大海がピケオーをKO、海人との対戦をアピール!KANAも秒殺KO、93秒KOの野杁が世界強豪との対戦アピール、軍司と菅原が判定勝ち、与座が43秒KO勝ち

2023/07/17 11:07

▼第7試合 スーパーファイト K-1女子アトム級 3分3R延長1R
×パヤーフォン・SWタワン(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/初代K-1 WORLD GP女子アトム級王者)
判定0-3 ※9-10×3

〇松谷 綺(ALONZA ABLAZE)
※本戦の判定は30-29、29-30、29-29


 パヤーフォンは20歳にして68勝(11KO)15敗1分の戦績を持つ、元WPMF世界女子ピン級王者。2017年11月に初来日するとムエタイの試合で3連勝。2019年10月にKrush初参戦でKrush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂に挑戦し、延長戦の末に敗れたものの高梨を苦戦させた。2022年6月の「K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」の1回戦でMIO、決勝では菅原美優を破り、タイ人女性初のK-1王者に就いたが、2023年3月の初防衛戦で菅原美優にリベンジを許し、王座を失った。従姉妹は大人気の韓国の4人組ガールズグループ「BLACKPINK」のメンバーであるLISA。本人もタレントの岡田結実に似ていることが話題となった。


 松谷は兄・桐と共に2021年7月から卜部功也が代表を務めるALONZAに所属。2021年8月にKrush初参戦を果たし、森川侑凜からダウンを奪って判定勝ち。2022年2月には豊嶋里美に判定勝ちし、デビューから無敗を誇っていたが、6月のK-1初代女子アトム級王座決定トーナメントの1回戦で菅原美優に判定2-0で敗れ、プロ8戦目にして初黒星。11月に優を判定に破ると、2023年4月にはウォン・ガヨンに勝利。戦績は7勝1敗2分。


 1R、松谷は右カーフ、パヤーフォンがパンチで前へ出てくるとバックステップでかわしていく。松谷は接近しての左ボディ、パヤーフォンが返そうとするとバックステップ。ならばとパヤーフォンは左右ミドルを当てに行き、松谷も左ミドルを返す。松谷は顔面前蹴りも。パヤーフォンがジャブから右ミドルを当てると、すぐに松谷は前へ出てパンチを連打。右ストレートをヒットさせた松谷は一気に間合いを詰めて左右フックを繰り出し、印象付ける。


 2R、パヤーフォンはミドルの空振りからバックハンドブロー。右ミドル、前蹴りを当てると松谷が前へ出てヒザを突き刺す。松谷は右足を上げて、パヤーフォンがミドルをブロックしようと左足を上げたところに軸足へ左ローを蹴る。このトラップが何度も決まった。パヤーフォンは左ミドルをヒットさせていくが、もらうと松谷は必ず前へ出てパンチを連打する。


 3Rも松谷は左ローを狙い撃ち。パヤーフォンは右ストレートから左ミドル、さらに前へ出て左ミドルを蹴るが、松谷は左ローを返していく。パヤーフォンの強烈な右ミドルが快音を発する。しかし、松谷の左ローに足が流れる場面も。松谷のフェイントに引っかかって左足を上げて右足にローをもらうパヤーフォン。ならばとヒザを突き刺すが、松谷は右フックで迎え撃つ。さらに前へ出てワンツー。残り10秒で松谷が前へ出てパンチとローをまとめる。


 本戦の判定は三者三様のドローで延長戦へ突入。松谷がワンツー&ローで前へ出ていく。パヤーフォンは右ストレート、松谷が入ってくるとヒザ。松谷は左ロー連打、パヤーフォンは右フック。バッティングがあり中断。再開後、パヤーフォンが右ストレートを当てると、松谷はその倍の連打を放っていく。ミドルを蹴るパヤーフォンに松谷は右フック、接近するとヒザの連打。松谷のパンチ、ローでパヤーフォンがクリンチに逃れる場面が目立ち始める。パワーと手数で押していく松谷へパヤーフォンは前蹴り。松谷の突進をパンチで迎え撃つパヤーフォンに、松谷はラッシュを仕掛けて手数で圧倒。


 判定は3-0で前へ出て攻めていった松谷が勝利。歓喜する松谷に対し、パヤーフォン陣営は判定に納得がいかなかったか、さっさとリングを降りていった。

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