▼第2試合 K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R
〇鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/第7代Krushスーパー・ライト級王者)
KO 1R 2分28秒 ※左ストレート
×デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/M-1 JAPANスーパー・ウェルター級王者)
鈴木は2016年12月にKrushでプロデビューすると、サウスポースタイルから繰り出す左ミドル&左ストレートを武器に頭角を現し、2019年1月にKrushスーパー・ライト級王座を獲得。佐々木大蔵にタイトルを奪われたが、7月大会でFUMIYAを初回KOに破って再起。その後は泥沼の3連敗を味わったが、崖っぷちで臨んだ2022年4月の林健太戦で元K-1ライト級王者の林をKOする金星を得ると、8月には近藤魁成に先制のダウンを奪われるも延長戦で大逆転KOに成功した。11月にはヴィトー・トファネリも破って3連勝を飾ったが、2023年3月のK-1でパコーンに敗れている。戦績は13勝(8KO)8敗1分。
デンサヤームは20歳ながら78勝(8KO)26敗3分の戦績を持つムエタイの猛者。175cmの長身サウスポーで、ロングリーチを活かして蹴り技を得意とする。2019年、タイのテレビ局が主催するムエタイイベント『True 4U』のバンタム級トーナメントで優勝。2020年3月の『K'FESTA.3』でK-1初参戦を果たし、判定負けも武居由樹を長い手足から繰り出すパンチと蹴りで苦しめた。2022年から日本に移住し、ウィラサクレック・フェアテックスジム三ノ輪で練習を続けている。武居戦から3階級上げての参戦となった2022年8月の大沢文也戦では組み付きを多用したため減点となり、判定負け。デンサヤームはウィラサクレック会長を含むセコンド陣と陽気に踊りながらの入場。
1R、両者サウスポー。鈴木は左ミドルを蹴り、ジャブを伸ばす。デンサヤームは左ミドルを返し、右フック、hぢアリアッパー。デンサヤームは単発だが一発一発が重そう。鈴木が距離を詰めるとデンサヤームはアッパーやフックを強振。さらに左カーフを蹴る。
デンサヤームの攻撃が増えてきたところで、デンサヤームが左のフェイントから右を打とうとしたところへ鈴木がカウンターの左ストレート。これが直撃し、デンサヤームは半回転するようにしてダウン。レフェリーが即座に試合終了を宣言した。
鈴木はマイクを持つと「言いたいことは一つだけで。この階級の65kgのチャンピオン、大和哲也選手。自分と試合してくれませんか。自分は全然負ける気はありません。よろしくお願いします」と、大和への挑戦をアピールした。