▼第19試合 スーパーファイト -69.5kg契約 3分3R延長1R
〇野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPウェルター級王者)
KO 1R 1分33秒 ※右ミドルキック
×アマンシオ・パラスキフ(ルーマニア/Amansio Fight Club/SUPERKOMBAT世界ミドル級王者)
野杁は2009年にK-1甲子園初となる高校1年生王者になり、“怪物”と呼ばれるようになった。圧倒的なテクニックと類まれなるセンスでプロ転向後すぐにトップクラス入りし、WBCムエタイ日本スーパー・ライト級王座、第2代Krushウェルター級王座、NDC -66kg王座などを獲得。2017年6月には日本人選手として初めてゲーオ・ウィラサクレックに勝利し、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者に。
翌年にはウェルター級に転向し、ジョーダン・ピケオーには敗れたもののその後は連勝。2021年9月の「第2代ウェルター級王座決定トーナメント」を全試合KOで制して2階級制覇。2021年のMVPを獲得した。2022年6月の『THE MATCH』で海人との国内頂上決戦に敗れるが、2023年3月にジャバル・アスケロフを1Rわずか2分でKOして復活。戦績は48勝(24KO)11敗。
1R、サウスポーに構える野杁は左ミドルを蹴るが足を滑らせてスリップ。パラスキフはジャブを突き、前へ出て右ストレートを放つが、オーソドックスに戻した野杁の右カーフに大きくバランスを崩す。野杁はガードを固めて前へ出てプレッシャーを与えると、右カーフを蹴り、サウスポーになったパラスキフに右ミドル一閃。パラスキフはこの一発でマットに沈み、野杁の秒殺KO勝ちとなった。
野杁はマイクを持つと「なかなか相手が決まらない中、来日してくれて対戦してていただき感謝しています。今までは来るもの拒まずでオファーあれば誰とでも試合を受けていたんですけれど、もういいしょう。さすがに世界の強豪と戦わせてください。そして僕に選ばせてください。これからは世界のトップとしか試合していかないので、これからの野杁正明が世界に挑戦していく姿を楽しみにしていてください」と、今後は世界の強豪とした戦わないと宣言した。