▼第15試合 K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/総本部)
判定2-0 ※30-30、30-29×2
×ヴュー・ペッコウーソン(タイ/挑戦者)
※軍司が初防衛に成功。
軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝を果たし、2017年9月にはKrushバンタム級王座を獲得(第2代)。2021年12月に椿原龍矢の持つK-1 WORLD GPフェザー級王座に挑戦し、延長戦の末に判定勝ちで第5代王座に就いた。2022年2月には武尊とエキシビションマッチで拳を交え、続く3月には斗麗を延長戦の末に退けた。そして8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では優勝。12月にはワン・ジュングァンを判定で破り、2022年を5戦全勝で終えて『K-1 AWARDS 2022』ではMVPを獲得した。戦績は21勝(6KO)5敗1分。
挑戦者のヴューは初来日。23歳で64勝(11KO)10敗1分の戦績を持ち、BBTVフェザー級王座、オムノーイスタジアム認定スーパー・フライ級王座、タイ国プロムエタイ協会バンタム級王座を獲得。2017年からムエタイの2大殿堂のひとつであるルンピニースタジアムに上がり、2020年からはテレビマッチ=7チャンネル(BBTV)でも戦っている。タイでは今大会で-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者・金子晃大に挑戦するコンペットと並ぶ天才と称され、コンペットの直接対決では3勝1敗と勝ち越し。現代ムエタイ軽量級の最高峰に位置している。
1R、じりじりと前へ出る軍司はヴューに蹴られても構わず前へ出てコーナーやロープを背負わせる。コーナーでは軍司が左右ボディの連打。右の三日月も蹴る。ヴューはジャブを突き、右ボディストレート。
2Rも前に出て詰めていく軍司に右ローを蹴るヴュー。前に出る軍司へ左右フックを打つヴューだが軍司は圧力を弱めない。ヴューもジャブを突いて前蹴り。軍司は左ロー、右ボディからの左ボディ。
3Rも軍司は前へ出て詰めていき、左ボディを入れる。ヴューはジャブと蹴りを迎え撃つ。軍司はヴューにロープに背負わせてボディから顔面へ連打をまとめる。ヴューも打ち返すが、軍司がしっかりヒットを奪っていく。終盤、軍司の左フックが強くヒットし、一気に仕留めにいったがヴューにエスケープされた。
判定2-0で勝利した軍司は「今日はKOして圧倒的に強いフェザー級王者を見せたかったんですが、それが出来なかったので凄く悔しいです。僕は今年の目標がフェザー級の世界最強を目指しているので、K-1だけじゃなく他団体の選手でも強い選手がいっぱいいると思うのでやりましょう」と、他団体の選手とも戦って最強を証明していきたいとアピール。
解説の魔裟斗は「安本強い選手でしたからね。見たいです。海外勢より安本の方が手ごわいかもしれないですね」と、斗麗に勝利した安本晴翔の名をあげた。