▼第8試合 K-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者)
KO 2R 1分31秒 ※右カーフキック
×フンダ・アルカイエス(トルコ/挑戦者)
※KANAが2度目の防衛に成功。
KANAはK-1女子部のエースとして活躍。2016年4月に第2代Krush女子フライ級王者となり、同王座は2017年1月にメロニー・ヘウヘスに奪われるも、同年12月に奪回。2019年12月に行われた初代女子フライ級王座決定トーナメントで優勝し、初代K-1女子フライ級王座も手にした。2020年11月にノンタイトル戦で壽美に判定で敗れ、しばらくリングから離れていたが2022年2月に復帰、RANからダウンを奪って勝利すると、6月のK-1女子大会でスーリ・マンフレディと倒し倒されの激闘を演じて最後はKO勝ち。12月には元Enfusion女子ストロー級王者オロール・ドス・サントスを初回KOした。戦績は20勝(9KO)3敗。
挑戦者のアルカイエスは初来日。35歳で戦績は42勝(14KO)7敗のベテラン選手。これまでWBCムエタイ女子世界フライ級王座、WAKO女子世界同級王座、FEA女子世界同級王座と世界タイトルを3つ獲得し、WBCムエタイ女子欧州同級王座とWMCムエタイ女子欧州同級王座も手にしている。リズミカルなパンチと蹴りを織り交ぜたコンビネーションを得意にするオールラウンダーで、KANAが対戦を熱望するアニッサ・メクセンとムエタイとGLORYで2度対戦した経験を持つ。
1R、KANAは右カーフを蹴り、動きを止めると右ストレートから左右ボディでアルカイエスをコーナーへ追い込みスタンディングダウンを奪う。左右フックで追い込むKANAだが、このラウンドはKOを逃した。
2Rも右カーフを蹴って前へ出るKANA。左右フックから左インローにつなぐKANAは左右ボディでアルカイエスを追い込んでいく。そして右カーフを蹴るとアルカイエスはダメージに耐え切れず片足を上げる。そこへKANAが左右ボディ。ダウンカウントが数えられるが、もはやアルカイエスは戦意喪失。レフェリーがKANAのKO勝ちを宣した。
圧倒的な強さで快勝したKANAは、K-1ガールズたちとグータッチすると「毎日自分のことを成長させてくれる大宮司さんありがとうございます、応援してくれる皆さんありがとうございます。美優ちゃん、おめでとう。まずしっかり一部のメインでKOで倒せて嬉しいです。でも自分が目指しているのはここじゃないので。今年、世界最強のアネッサ・メクセン実現させます。世界最強の舞台を必ず日本で実現させます。K-1最高!」と、改めて目標とするアネッサ・メクセンとの対決をK-1のリングで実現させることを誓った。