▼第12試合 K-1フェザー級 3分3R延長1R
×斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
判定0-3 ※28-29、29-30×2
〇安本晴翔(橋本道場/WBCムエタイ日本統一フェザー級王者)
斗麗はオランダの名門Mike's Gymでも練習を重ね、2018年12月に16歳の若さでプロデビュー。2021年2月に6戦無敗でKrushフェザー級王者・新美貴士に挑んだが、判定で初黒星を喫した。今年8月の「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦で第4代K-1フェザー級王者・椿原龍矢を判定で破り、準決勝ではワン・ジュングァンにも判定勝利して決勝へ進出したが、軍司泰斗にKOで敗れ準優勝に終わっている。12月の再起戦では玖村修平を破った。戦績は12勝(4KO)3敗。
安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、2018年12月にはINNOVATIONスーパーバンタム級王座、2019年2月にシュートボクシングのリングで迎えた14戦目で初黒星を喫したが、6月にKNOCK OUT-REDフェザー級王座、2021年9月にWBCムエタイ日本統一フェザー級王座も獲得。2022年7月からRISEに参戦し、10月に山川賢誠を初回KO。しかし12月のSBとの対抗戦では川上叶に延長戦で敗れた。戦績は26勝(15KO)2敗2分1無効試合。
1R、安本が左右のローとハイを蹴って上下に攻撃を散らす。斗麗は前蹴り、安本の蹴りには右ストレートを合わせる。安本の左ボディからの右ローが強烈に決まる。安本が左右のラッシュで斗麗をコーナーへ追い詰めるが、いったん離れる。斗麗が前に出てくると右ミドル。斗麗も負けじと左フックからの右ストレートで安本を脅かす。
2R、安本は右ボディストレート、ワンツー、右ローとスピードのある攻撃を繰り出していく。安本が左右フックで攻めると斗麗も左フック。安本は右の三日月。この試合も安本のペース・距離で進んだ。
3R、安本が強打で襲い掛かり、斗麗はスリップ。左フック、左ボディ、さらに右フックで安本の猛攻に斗麗はガードを固める。斗麗はストレート、勝負をかけるスイングの大きい左フックで攻める。これに安本も左フック、ヒザで応戦する。斗麗の右フックがヒットするが、安本がワンツーのお返し。斗麗が前に出て意地を見せた。