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レポート

【K-1】大和哲也が熱闘制して防衛、与座優貴・菅原美優が王座奪取、京太郎が石井慧に完勝、和島大海・軍司泰斗・金子晃大・KANAが防衛に成功、玖村将史がダウンを奪い鈴木真彦を撃破、vs.RISE対抗戦はK-1の2勝1敗

2023/03/12 14:03

▼第10試合 K-1クルーザー級 3分3R延長1R
×谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
KO 2R 2分50秒 ※右フック
〇ステファン・ラテスク(ルーマニア)


 谷川は第1回&第3回真正会全日本空手道選手権大会重量級優勝の実績を持ち、極真会館にも挑戦して2016年第33回全日本ウェイト制空手道選手権大会重量級4位、2016年第48回全日本空手道選手権大会7位入賞の成績を収めた。2017年5月にキックボクシングでプロデビューし、2020年3月よりK-1 JAPAN GROUPに参戦。2021年7月の「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」では決勝へ進出するもサッタリにKO負けで王座戴冠ならず。2022年4月の「K-1無差別級トーナメント」でも決勝進出を果たしたがサッタリにKOで敗れた。8月にはK-Jeeとのクルーザー級日本最強決定戦で勝利。戦績は10勝(4KO)6敗1分。


 ラテスクはジュニア時代にISKA世界クルーザー級王座に就き、プロではまだ無冠だが12勝(6KO)2敗の戦績を誇る。2022年12月に初来日を果たすと、マハムード・サッタリを強烈な左フックでKOして初黒星を付け、大きなインパクトを残した。その端正なルックスと将来性を感じさせる戦いぶりから、現地では“GOLDEN BOY”と呼ばれているという。身長187cmでオーソドックス。20歳。


 1R、谷川は右ローを蹴っていくがラテスクが強烈な左フック。さらに左ボディ、右ボディから薙ぎ払うような左フックでダウンを奪う。左右フックで畳みかけるラテスクにクリンチで逃れる谷川。ラテスクは空振りが続く。谷川は右ローを蹴り続け、ラテスクのフックをブロック。するとここで谷川の右ローに下がるラテスク。明らかに疲労しているラテスクに谷川の右ロー、右ミドルが決まる。


 2R、左右フックを叩きつけるラテスクに右ローをしつこく蹴る谷川。ラテスクがフックを打つたびに、谷川はブロックして右ローを蹴る。前に出るラテスクに下がりながら右ローを蹴る谷川。距離を詰めて膠着状態から左フックをヒットさせる谷川。右ボディからヒザを突き刺し、ダウン寸前まで追い込んだ谷川だったが、ここでロープを背負って絶体絶命だったラテスクが起死回生の左フックからの右フックをヒットさせ、谷川がダウン。そのまま立つことが出来ず、ラテスクのKO勝ちとなった。谷川は後一歩のところで勝利を逃した。


 ラテスクはマイクを持つと「日本で戦うチャンスをいただいてありがとうございます。タイトルマッチに挑戦したいと思います」と、クルーザー級タイトルへの挑戦をアピールした。

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