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レポート

【K-1】マナートがK-JeeをKOしてV2、ムシンスキもKO圧勝、アカピャンが璃久を初回KO、マチャドがKO圧勝、朝久裕貴が初回KO勝ち、朝久泰央が難敵相手に勝利つかみ取る、SAHOがダウン奪い初防衛、初回KOの寺田匠がレミー・パラ挑戦表明、石井一成が延長戦で接戦制す、兼田将暉がハイキックで鮮やかなKO、大岩龍矢が左フック一閃KO勝ち、大久保琉唯が圧倒KO勝ちで「K-1最高っ!」

2025/07/13 11:07
【K-1】マナートがK-JeeをKOしてV2、ムシンスキもKO圧勝、アカピャンが璃久を初回KO、マチャドがKO圧勝、朝久裕貴が初回KO勝ち、朝久泰央が難敵相手に勝利つかみ取る、SAHOがダウン奪い初防衛、初回KOの寺田匠がレミー・パラ挑戦表明、石井一成が延長戦で接戦制す、兼田将暉がハイキックで鮮やかなKO、大岩龍矢が左フック一閃KO勝ち、大久保琉唯が圧倒KO勝ちで「K-1最高っ!」

撮影/渡辺大希

ECO信頼サービス株式会社 presents K-1 DONTAKU
2025年7月13日(日)福岡・マリンメッセ福岡B館

▼第18試合 K-1 WORLD GPヘビー級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇ロエル・マナート(オランダ/Mejiro Gym Amsterdam/王者)
KO 2R 1分32秒 ※右カーフキック
×K-Jee(SHINE SPORTS CLUB/挑戦者)
※マナートが2度目の防衛に成功。


 マナートは90年代を代表する名選手にして名伯楽として知られるアンドレ・マナートを父に持つ。2017年11月、初代K-1ヘビー級王座決定トーナメントでは準決勝でイブラヒム・エル・ボウニに敗れたものの、2018年3月にブランコ・シカティックの愛弟子である初代王者アントニオ・プラチバットを破って第2代王座に就いた。2019年11月、サム・グレコ推薦選手のクリス・ブラッドフォードをKOして初防衛に成功。今回の試合は2020年1月にGLORYでセルゲイ・マスロボイエフにTKO負けを喫して以来、約5年半ぶりの試合となる。


 K-Jeeは2016年にスーパーウェルター級からヘビー級に転向。2017年11月には初代K-1ヘビー級王座決定トーナメントにも抜擢。翌2018年、クルーザー級の新設とともに階級を下げ、2019年1月の初代Krushクルーザー級王座決定トーナメントで王座を獲得した。2020年11月、シナ・カリミアンをKOして第2代K-1クルーザー級王座に就いたが、2021年3月の初防衛戦でカリミアンに奪い返された。2024年10月の「K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選」でジェロム・レ・バンナをハイキックでKOし、年間表彰式でベストKO賞を獲得。12月の「K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント」では準々決勝でエロール・ジマーマンにKOで敗れた。戦績は22勝(19KO) 17敗。


 両者リングに上がると、コールそっちのけでリング中央でにらみ合う。1R、ジャブを出すK-Jeeにマナートは左ミドルから右カーフ、K-Jeeもすかさず右カーフを蹴って左右フックを繰り出す。右カーフの蹴り合いで2人とも足がもっていかれる。マナートが踏み込んだところへK-Jeeが右カーフ、マナートも右カーフを蹴って左右フック。右ミドルの蹴り合い、左ボディの打ち合い、さらに右カーフの蹴り合い。


 マナートと同じ技を返すK-Jeeだが、マナートの右カーフに転倒。動きが悪くなり、転倒を繰り返す。マナートの前蹴りからの右カーフでついにダウンするK-Jee。マナートは右カーフの連打から左ミドル、また右カーフ。K-Jeeは左フックを打つが、右カーフで2度目のダウンを喫した。ここでゴング。


 2R、前に出るマナートにジャブを打つK-Jeeだが、右カーフで転倒。右カーフを蹴るマナートが左フック、さらに飛びヒザと猛攻を加えてダウンを追加。左ボディ、右フック、右カーフと攻撃をまとめるマナート。耐えるK-Jee。右カーフでK-Jeeは合計4度目のダウン。


 最後も右カーフでもんどりうってダウンするK-Jee。マナートが2度目の防衛を果たした。



 マナートは勝利者インタビューで「防衛できて嬉しく思います。先の試合でマチャド選手から挑戦がありました。ぜひ話をしたいと思います。彼はナイスガイなのでぜひ挑戦してもらいたい。でもベルトは渡しません」と話す。



 ここでマチャドがリングに上がり、「いま私のベルトを付けているので、次のファイトで奪いに行きます」とアピール、マナートは「今見た通りベルトは僕のものです。オランダに持って帰る。次の試合で奪いに来てください。僕は絶対に死守する」とベルトは渡さないと話した。

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