▼第7試合 K-1ライト級 3分3R延長1R
〇大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
KO 3R 0分50秒 ※左フック
×西本竜也(ISN GYM/CLIMB)
大岩は幼少期に空手を学び、中学・高校時代はラグビーで活躍して愛知県代表にも選ばれたアスリート。大学在学中にキックボクシングを始め、卒業後にプロデビュー。重いパンチを武器にスタウロス・エグザコスティディスと芦澤竜誠らに勝利。2021年11月には第4代Bigbangライト級(-61.23kg)王座に就いた。

2023年は6月に横山朋哉に判定負けしたが、12月にライト級に階級を上げると篠原悠人を初回でKO。2024年2月には弘輝に判定勝ちし、7月のタイトルマッチで伊藤健人に判定勝ちして王座に就いた。しかし、11月の王者第一戦でトーマス・アギーレに延長戦の末に判定負け。今回が8カ月ぶりの再起戦となる。戦績は26勝(9KO)11敗。

西本は空手をベースにした蹴り技を得意とするファイターで、空手では白蓮会館九州大会優勝、極真会館九州大会優勝、正道会館 九州大会優勝、新極真会国際大会第三位、新極真会全国大会準優勝などの実績を持つ。プロ転向後は九州のKPKBやRUSH ONなどで活躍し、RUSH ONライト級王者。戦績は6勝(4KO)2敗1分のサウスポー。

1R、サウスポーの西本は前蹴り、後ろ廻し蹴りを放つと続けて飛び後ろ廻し蹴りを繰り出す。これをかわした大岩はジャブ、西本はスイッチして右ハイを放つが、大岩の右フックで後ろにグラつく。西本は左右フック、右ハイから後ろ蹴り。大岩は右ストレートを放ち、西本を下がらせる。多彩な蹴り技を繰り出す西本だが、大岩はヒットを許さない。西本の左ハイに大岩は右フックを返す。すぐに蹴りを連打する西本。

2R、右ミドルの蹴り合いから西本が右カーフ、大岩は圧をかけて前へ出ていくが、西本はどんどん蹴りを放つ。それでも前に出る大岩が右インロー、左ボディ。西本は飛び二段蹴り。西本の蹴りをかわし距離を詰める大岩。西本は蹴りで離そうとする。西本は大技連発で大岩にパンチを出させない。



3Rもガードを固めて前に出る大岩に、西本は今後は左右の連打。大岩は右インローを蹴って前へ出るが、西本が左右フックで一気に前へ出る。そこで大岩が左フックを一発当て、それでも止まらない西本に左フック一閃、打ち抜いて貫録のKO勝ちを奪った。




