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2025/07/13 11:07

▼第5試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R
〇平山 迅(TEAM ONE)
KO 3R 1分45秒 ※右フック
×KO-TA BRAVELY(BRAVELY GYM)


 平山は皇治の盟友で、K-1グループで渡部太基、塚越仁志、牧平圭太、木村“フィリップ”ミノルといった歴代Krush王者たちと拳を交えてきた。K-1を離れ、2023年9月には『NARIAGARI』でISKAインターコンチネンタル王座決定戦に臨んだが、モー・アブドゥラマンにTKO負け。2024年4月に『HEAT』でHEAT KICKミドル級王者アビラル・ヒマラヤン・チーターに挑むも、4RにTKO負け。12月のBigbangで水上陽生に判定勝ちも、2025年3月のBigbangウェルター級タイトルマッチで野村太一にTKO負けした。戦績は20勝(11KO)20敗2分。


 KO-TAはKOSスーパーウェルター級王者、M-1 JAPANスーパーウェルター級王者、第5代KPKB(九州プロキックボクシング)ウェルター級王者の三冠王。8勝(5KO)無敗の好戦績を持つ。2024年9月、Krush初参戦で哲志にKO勝ちしている。


 平山のセコンドには皇治が就く。1R、KO-TAはガードを高く上げて距離を詰めていく。近付くと右フック。平山はステップを使って回り込み、ジャブから右の強打を放つ。KO-TAのガードの上からジャブを打って近づけさせないようにする平山だが、距離が詰まるとKO-TAは右フックをフルスイング。


 平山はジャブ、左フック、近距離で右アッパー。前蹴りも放ってKO-TAを下がらせようとする。近付けないKO-TAは右ローを蹴る。平山はガードの上から長いジャブを打ってKO-TAを止め、右アッパーをねじ込み、ローを蹴り、前蹴りで突き放す。



 2RもKO-TAは同様に両腕ブロックを上げて前へ出る。平山はジャブとプッシュで距離を作ってヒザ、左右ロー。ガードの隙間から右アッパーも打つ。平山のワンツーがKO-TAのガードを破壊し始め、KO-TAも至近距離になると左右フックを打つ。平山の右ローからのワンツーがヒット。しかし、平山の左アッパーにKO-TAが右ストレートのカウンター。これで動きが鈍った平山にKO-TAが右ストレート、左フック。平山も負けじと右ストレートを打ち返した。平山が序盤でペースを握ったか。


 3R、さらに距離を詰めていくKO-TAに平山がガードの上から叩いて右ローを蹴り込む。ヒザも。KO-TAが左ボディを打てば平山も左ボディを返す。左右アッパーを突き上げる平山。KO-TAは左ボディを狙い撃ちにするが、平山がパンチを回転させる。KO-TAの右ストレートを被弾したKO-TAだが、平山がすかさず打ち返す。


 一気に足を止めての打ち合いとなり、平山が右フックから右アッパー、右フックから左フック、そして最後は右フックでKO-TAをなぎ倒し、豪快なKO勝ちを飾った。セコンドの皇治も笑顔を見せていた。

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