▼第12試合 K-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇SAHO(闘神塾/王者)
判定3-0 ※30-27、30-28×2
×ララ・フェルナンデス(スペイン/Lone Wolf Fight Team/挑戦者)
※SAHOが初防衛に成功。

SAHOは、超攻撃的なファイトスタイルでデビュー当初から注目を集め、キック・ムエタイルールでは4本のベルトを巻く。2021年12月からK-1に参戦。2022年6月、K-1女子大会でジェシンタ・オースティンと対戦し激しい打ち合いを展開するもダウンを奪われて敗北したが、その後は3連勝。2024年3月、アントニア・プリフティに挑戦して判定勝ちでK-1女子フライ級王座を奪取した。10月にはエリヴァン・バルトに判定勝ち、2025年2月はホームのNJKFでダンコンファーに判定勝ちした。戦績は19勝(1KO)2敗。

フェルナンデスはWBCムエタイ世界フライ級(-50.8kg)王座、ISKA世界スーパーフェザー級(-59kg)王座、ISKAムエタイ・インターコンチネンタルスーパーフライ級(-53.5kg)王座、FEKMスペイン-53kg王座と数々のタイトルを獲得してきたスペインのムエタイ戦士。14歳からキックボクシングを始め、強烈な左ミドルキック、リーチを活かした右のパンチの強打を持つ。

2022年7月に『ONE』に初参戦し、ONE暫定アトム級ムエタイ世界王座決定戦でジャネット・トッドに敗北も、2戦目でダオコンファー・バンチャメークから判定勝ちを収めた。その後、3連敗を喫したが相手はペッディージャー、アンナ・ジャルーンサック、ユー・ヨウ・プイとONEのトップクラスばかり。

1R、フェルナンデスは左ミドルを連打、SAHOは左フックからの右ストレート。SAHOが前へ出てワンツー、フェルナンデスもワンツーから左ミドル。長いリーチから右ストレートを打つフェルナンデスにSAHOはジャブ。SAHOの出鼻に右ミドルを合わせるフェルナンデス。序盤はSAHOがパンチとローを当てたが、終盤はフェルナンデスが長い距離の攻撃を当てた。

2R、SAHOは左ミドルからワンツー、ジャブから右ロー。SAHOはサウスポーにスイッチしての左ローを蹴る。フェルナンデスはSAHOのパンチに合わせて右ミドルを蹴る。さらにワンツーも伸ばす。左フックは相打ちも、SAHOがすぐに右ロー。


SAHOの右ローがよく当たる。SAHOはサウスポーにスイッチして左ロー、フェルナンデスは左ミドルからワンツー。SAHOは徹底してパンチから右ロー、この右ローにフェルナンデスがバランスを崩し始め、前に出るSAHOが右ミドルに右ストレートを合わせてダウンを奪う。

3R、SAHOはスイッチしての左ストレート、前蹴り、オーソドックスに戻して左フックからの右ストレートと前に出る。フェルナンデスは左右ミドルを蹴るが、SAHOを止められない。SAHOが左ボディ、右フック。SAHOは左右のボディから右ストレート。フェルナンデスも右ストレートを放つが、SAHOがジャブでフェルナンデスをコーナーへ詰めていく。SAHOはジャブとワンツーで前へ出ていくが、フェルナンデスもワンツーと右ミドルで応戦。

ダウンを奪ったSAHOが判定勝ち、初防衛に成功した。「うーん、全然納得いってないです。自分に求められているのは倒す施主ってそれだけ何で。それをクリアしないとベルトの価値が上がらない。ここで満足していたらいけないので、自分は倒す選手ってそこしか目指してないので、もっと練習して認められる王者になります。倒すSAHOに期待して注目しておいてほしいですね」と、KO出来なかったことに満足いっていないようだった。




