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【K-1】第1試合で村田健悟が鮮やかKO。51歳バンナの挑戦、ジマーマンも参戦、カリミアンvs.イストラテ因縁の対決、-70kgトーナメント覇者コプリブレンスキーに小田が挑む=速報中

2024/10/05 11:10
K-1 WORLD GP 20242024年10月5日(土)エディオンアリーナ大阪※ABEMAプレミアムで放送中 ▼第18試合 K-1 WORLD GP 2024無差別級アジア予選 3分3R延長1Rジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream Team))K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning/第2代K-1 WORLD GPクルーザー級王者)  バンナは「K-1番長」「ハイパー・バトルサイボーグ」と呼ばれ、旧K-1時代にはピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、マイク・ベルナルド、アンディ・フグらとライバル争いをしてきたK-1レジェンド。1995年にK-1初参戦で、いきなりWGP準優勝。2000年には極真空手世界王者のフランシスコ・フィリォを左ストレート一撃でマットへ沈め、「千年に一度のKO」と評価された。2002年にはK-1 WGPで準優勝し、「無冠の帝王」と呼ばれることもあった。  旧K-1消滅後は『GLORY』『HEAT』などに参戦、2023年8月には『BreakingDown』に出場し、キム・ジェフンを一蹴した。また、MMAとの二刀流で試合を行うこともあり、安田忠夫、秋山成勲、石井慧、ロッキー・マルティネスらと対戦。7勝3敗の戦績を残している。直近では2024年6月に『KNUCKLE'S 16』のキックルールで金枝勇気を右フックで2R KOで下し、健在ぶりを証明したばかりだ。K-1のリングに上がるのは2010年10月以来、新生K-1のリングは初となる。  レジェンドを迎え撃つK-Jeeは福岡を拠点として2019年には初代Krushクルーザー級王座決定トーナメントで3試合ともKOして初代王座に就いた(同王座は返上)。2020年12月の福岡大会でK-1同級王者シナ・カリミアンに挑戦し、1R1分54秒の速攻勝負でTKO勝ち。第2代王座に就いたが、2021年3月の再戦でカリミアンに王座奪還を許した。2022年4月のK-1無差別級トーナメントでは1回戦でムハマード・サッタリにKO負けを喫し、8月大会では谷川聖哉に判定負け。11カ月ぶりの復帰戦となった7月大会ではステファン・ラテスクにKO負け、2023年9月には上田幹雄にKO負け、2024年3月のイタリア遠征でも敗れ5連敗中。戦績は21勝(18KO)16敗。 [nextpage] ▼第17試合 K-1 WORLD GP 2024無差別級アジア予選 3分3R延長1Rエロール・ジマーマン(オランダ)山口翔大(GENESIS)  ジマーマンは2008年4月のK-1 WORLD GPアムステルダム大会での予選トーナメントで優勝し、9月の『K-1 WORLD GP 2008 FINAL16』に初出場。グラウベ・フェイトーザから2度のダウンを奪って勝利し、一躍注目を集める。12月のFINALではエヴェルトン・テイシェイラからもダウンを奪って勝利、準決勝ではバダ・ハリとダウン応酬の激闘を演じるも逆転KO負けを喫した。その後はK-1ヘビー級の主力選手の一人となり、“エロジマン”のニックネームでファンに親しまれた。  現在38歳になっても現役を続け、2024年6月13日にルーマニア・ガラツィにて開催された『K-1 FIGHTING NETWORK ROMANIA 2024』でK-1にカムバック。メインイベントでギリシャのマイク・カラマスケタスと対戦し、右ローキックで戦意喪失に追い込んで初回TKO勝ちを収めている。戦績は90勝(51KO)28敗。日本のK-1出場は2010年12月以来。  山口は空手をバックボーンに持ち、白蓮会館の全日本大会で5度優勝。300超の流派・団体が加盟するJFKO全日本大会では、2018年と2019年の重量級を連覇。2019年には新極真会の世界大会の日本代表に選ばれ、世界の強豪と戦った。2022年に白蓮会館を退会し、キックボクシングに挑戦。2022年9月にKrushへ参戦して木村太地から判定勝ち。12月にK-1のリングで佐野勇海をKO、2023年4月にKrushでANIMAL☆KOJIから判定勝利、12月には星龍之介をKOで下した。2024年7月のホーストカップで入田和樹から判定勝ちし、戦績を7勝(3KO)無敗とした。 [nextpage] ▼第16試合 K-1 WORLD GP 2024無差別級アジア予選 3分3R延長1Rシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY/初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者)クラウディオ・イストラテ(ルーマニア/K-1 30周年記念無差別級トーナメント準優勝)  カリミアンはアマチュアムエタイで活躍後、2018年9月の「K-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメント」に初来日。トーナメントを制して初代王者となった。同王座は2020年12月の3度目の防衛戦でK-Jeeに敗れて手放したが、2021年3月のダイレクトリマッチでK-JeeをKOし、王座を奪還。その後は、反則勝ちも含めて5連勝。2023年9月の「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」では1回戦でKO勝利も準決勝でクラウディオ・イストラテに敗れる。2024年3月、初防衛戦でリュウ・ツァーにKO負けを喫し、王座を手放した。200cm、90kg。戦績は16勝(8KO)4敗。  イストラテはルーマニア出身でイタリア在住のISKAヨーロッパ・ヘビー級王者。ガードが固く、攻撃は大胆に突進するのが持ち味。2023年9月のK-1に初来日し、「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」の1回戦でマハムード・サッタリを初回KO、準決勝でシナ・カリミアンに判定勝ちで決勝へ進出したがリュウ・ツァーに初回KO負けで優勝を逃した。2024年6月にはサラエボで行われた「K-1無差別級東欧予選トーナメント」に出場したが、1回戦で試合放棄による負け。9月には『巌流島VIRTUAL SURVIVAL2』に出場し、三上ヘンリー大智に判定負けしている。187cm、110kg。  前述の通り、両者は2023年9月の「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」準決勝で対戦し、1Rにイストラテが先制のダウンを奪い、2Rになるとカリミアンのパンチが後頭部に当たった、カリミアンの蹴りがローブローになったとイストラテがアピール。長い中断もあり、ラウンド終了のゴングが鳴ってレフェリーが両者を分けようとしたところでカリミアンの左フックがレフェリーにヒットしてしまい、レフェリーがダウンするという場面も。  協議の結果、カリミアンは反則が多いため減点1のイエローカード。その後もローブローで中断するなど荒れた展開となってイストラテが判定勝ちしたが、カリミアンは「何度見てもスタミナが無いし、言い訳ばかりだし、金的を蹴られたふりや、マウスピースを口から出して時間稼ぎする選手だと思っています」とイストラテを酷評。因縁が残る一戦となっていた。 [nextpage] ▼第15試合 K-1 WORLD GP 2024無差別級アジア予選 3分3R延長1R谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)クォン・ジャンウォン(韓国/Cheonghak Muaythai Gym))  谷川は空手で第1回&第3回真正会全日本選手権大会重量級優勝など数多くの実績を残し、2017年5月にキックボクシングでプロデビュー。2020年3月よりK-1 GROUPに参戦すると2021年7月の「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」では決勝へ進出するもサッタリにKO負けで王座戴冠ならず。2022年4月の「K-1無差別級トーナメント」でも決勝進出を果たしたがサッタリにKOで敗れた。8月にはK-Jeeとのクルーザー級日本最強決定戦で勝利も2023年12月にリュウ・ツァーにKO負け。ミドル級まで階級を下げて臨んだ2024年3月の「初代Krushミドル級王座決定トーナメント」では準決勝でブハリ亜輝留に敗れた。8月にはクルーザー級に戻り、RUIを初回KO。戦績は12勝(5KO)9敗1分。  ジャンウォンは元MAX FCヘビー級王者で、秋山成勲がK-1 KOREAから送り込んできた、体重128kgの韓国ヘビー級の怪物。一撃で倒しにいくスタイルではなくムエタイにも精通し、ローからミドルキック、そしてパンチからヒザ蹴りと流れるようなコンビネーションを得意とするテクニシャンタイプだ。2024年3月にK-1に初来日、安藤優介を右のパンチを合わせて初回KO勝ちを飾った。戦績は17勝(13KO)2敗。 [nextpage] ▼第14試合 スーパーファイト K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1Rストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym/K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント優勝小田尋久(TEAM3K/Krushスーパー・ウェルター級王者)  コプリヴレンスキーは元GLORYライト級(-70kg)2位の強豪で、17年には現GLORY世界ライト級王者のティジャニ・ベズタティに勝利している。22年12月に初来日し、RISEのリングでシュートボクシング王者の海人と対戦し接戦となった。オランダの名門Mike's Gymで激しい練習を積み、24年3月のK-1WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント開幕戦ではカスペル・ムシンスキと対戦し判定負けも、代役で準々決勝に出場するとブアカーオ・バンチャメークからダウンを奪い判定勝ち。準決勝はデング・シルバを下し、決勝はヴィクトル・アキモフをKOして世界一に輝いた。  小田はフルコンタクト空手出身で、2021年11月にプロデビュー。“マッスルタンク”のニックネーム通りのムキムキボディの持ち主で、空手の蹴り技にプラスしてパンチの強打を持つ。Krushには23年2月の夜叉猿戦で初参戦し、判定勝利。8月に山崎陽一からKO勝ちを収めるも、11月にフランスで初黒星。24年2月はKNOCK OUで中島弘貴から判定勝ちで再起すると、5月は第5代Krushスーパー・ウェルター級トーナメント準決勝で森田奈男樹をKOし、8月の決勝で璃久を破って同級王座を獲得した。 [nextpage] ▼第13試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1Rジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike's Gym/第4代Krushスーパー・ウェルター級王者)デング・シルバ(ブラジル/Squadron Thai Brasil/K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント第三位)  ピケオーは2015年5月に初来日し、佐藤嘉洋をKOして注目を集めた。同年7月の『K-1 WORLD GP -70kg初代王座決定トーナメント』では決勝でマラット・グレゴリアンに敗れるも、1回戦と準決勝はKO勝ちして準優勝。その後は日菜太、木村“フィリップ”ミノル、野杁正明といった国内強豪たちを軒並み撃破し、日本人相手に無敗を誇っていたが2020年3月に久保優太に判定負け。2016年4月に奪取したKrushスーパー・ウェルター級王座は5度の防衛に成功している。2023年3月、約3年ぶりの来日を果たし、アビラル・ヒマラヤン・チーターを3RでKO。7月には和島大海が保持していたK-1スーパー・ウェルター級王座に挑戦したが、2RにKOで敗れた。戦績は48勝(22KO)9敗1分。  シルバはブラジルMMA団体『SFT』のSFT COMBAT-70kg王者。“灼熱のビッグモスキート”と呼ばれ、キックとMMAの二刀流ファイターでもある。身長190cmとこの階級では高くリーチがあり、蹴りとパンチのバランスに長けている。38勝のうち24KOを記録し、打ち合いの中から繰り出されるハイキックは的確。「 -70㎏世界最強決定トーナメント」開幕戦では璃久に初回TKO勝ち、準々決勝ではダリル・フェルドンクに判定勝ち、準決勝でコプリヴレンスキーに判定で敗れ3位となった。戦績は41勝(25KO)5敗。 [nextpage] ▼第12試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R和島大海(月心会チーム侍/第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者)キム・ジュンファ(韓国/安養サムサン)  和島は第1回K-1アマチュア全日本大会優勝など、アマチュア大会で数々の実績を残して2016年7月にKrush初参戦。サウスポーから繰り出す破壊力十分のパンチと蹴りで2020年3月の第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメントでは準優勝。その後3連続KO勝ちを飾ると、2021年12月に木村“フィリップ”ミノルに挑戦して左ミドルでKO勝ち、K-1王座に就いた。2022年6月の『THE MATCH 2022』では“ブラックパンサー”ベイノアから3度のダウンを奪う圧勝を遂げ、9月はメレティス・カコウバヴァスを1RでTKO。2023年3月にはジョムトーンを延長戦でKOし、7月にはかつて敗れているジョーダン・ピケオーをもKOしてK-1では7連続KOを飾ったが、12月の3度目の防衛戦でオウヤン・フェンにKOで敗れて王座を失った。  今年3月のK-1 WORLD MAX一回戦でダリル・フェルドンクにKO負けを喫し、今回が再起戦となる。戦績は20勝(17KO)6敗。  ジュンファは、韓国のメジャー打撃格闘技大会『MAX FC』のウェルター級(-70kg)とミドル級(-75kg)の2階級を制し、IFMAアマチュア世界ライトヘビー(-81kg)王者にも輝いた。パンチの強打を武器に22勝のうち10KOと高い決定力を持っている。戦績は22勝(10KO)8敗1分。 [nextpage] ▼第11試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1Rダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)ゾーラ・アカピャン(アルメニア/Gridin Gym)  フェルドンクは“美しい人狼”と呼ばれているオランダの強豪ファイター。ヨーロッパのキックボクシング団体『Enfusion』の元ライト級(-70kg)王者で、K-1初参戦当時は11勝のうち7KOと高いKO率を持っていた。とくに左フックが強く、パンチの回転の速さで相手のガードを弾くパワーが持ち味。24年3月のK-1初参戦ではK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦で、和島大海をKOしてサプライズを起こした。続く7月の準々決勝はデング・シルバに判定負けを喫した。戦績は12勝(8KO)4敗。  アカピャンは、“悩殺の貴公子”がニックネームのイケメンファイター。ムキムキボディから放たれるパンチは破壊力があり、ヒザ蹴りへつなげて倒すテクニックも持ち合わせる。24年3月にK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦へ初出場すると、タラス・ナチュックから判定勝ち。続く7月のK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント準々決勝はカスペル・ムシンスキと対戦するも判定負け。戦績は29勝(9KO)5敗。 [nextpage] ▼第10試合 スーパーファイト K-1女子フライ級 3分3R延長1RSAHO(闘神塾/K-1 WORLD GP女子フライ級王者)エリヴァン・バルト(トルコ/Dersim Kickboks)  SAHOは、超攻撃的なファイトスタイルでデビュー当初から注目を集め、キック・ムエタイルールでは4本のベルトを巻く。2021年12月にK-1初参戦し真優とのスーパーファイトで勝利。2022年6月、K-1女子大会でジェシンタ・オースティンと対戦し激しい打ち合いを展開するもダウンを奪われて敗北。2023年4月、Krush女子大会で韓国のイ・ドギョンから勝利を収め、7月は鈴木万李弥、12月にリー・リーシャンから判定勝利。2024年3月、アントニア・プリフティに挑戦して判定勝ちでK-1女子フライ級王座を奪取した。戦績は17勝(1KO)2敗。  バルトは2021年6月にウズベキスタンで開催されたWAKO国際キックボクシングトーナメントのシニア女子K-1部門で優勝、IFMA(国際アマチュアムエタイ連盟)でも優勝。今年3月にクロアチアで開催されたヨーロッパシニアボクシング選手権で金メダルを獲得し、2024年のフランス五輪出場を目指しているという。2021年9月のキックボクシングプロデビュー戦にてワンツーからの左ハイキックで相手を失神させ、その倒れ方が凄まじかったためSNSにてバズったことも。キックボクシング&ボクシングでアマチュア経験が抱負。2022年6月に来日し、高梨knuckle美穂に判定勝ち。来日当時は2勝(1KO)の戦績だったが現在は5勝(2KO)無敗。 [nextpage] ▼第9試合 -1スーパー・ライト級 3分3R延長1R林 健太(FLYSKY GYM/Tmile Gym/第3代K-1 WORLD GPライト級王者)近藤拳成(TEAM3K) [nextpage] ▼第8試合 K-1フェザー級 3分3R延長1R斗麗(WIZARDキックボクシングジム)兼田将暉(RKS顕修塾) [nextpage] ▼第7試合 K-1フェザー級 3分3R延長1R椿原龍矢(月心会チーム侍/第4代K-1 WORLD GPフェザー級王者)玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/第6代Krushフェザー級王者) [nextpage] ▼第6試合 K-1フェザー級 3分3R延長1R銀次(VAINQUEUR GYM)松本海翔(TAD) [nextpage] ▼第5試合 -95kg契約 3分3R延長1RAKIRA Jr(フィリピン/Team Aj)滝上正太(聖空会館) [nextpage] ▼第4試合 K-1ライト級 3分3R延長1R篠原悠人(DURGA/第6代Krushスーパー・ライト級王者)古宮 晴(昇龍會) [nextpage] ▼第3試合 K-1スーパー・フェザー級 3分3R延長1R髙橋直輝(若獅子会館/第11代Krushスーパー・フェザー級王者)松本涼雅(月心会チーム侍) [nextpage] ▼第2試合 -51kg契約 3分3R延長1R大夢(WIZARDキックボクシングジム)東虎之介(都城大叶ジム) [nextpage] ▼第1試合 K-1スーパー・バンタム級 3分3R延長1R×黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)KO 2R 1分31秒 ※左フック〇村田健悟(ALONZA ABLAZE)  5戦全勝3KOのホープ・村田が地元大阪に登場。21戦のキャリアを持つ黒田と対戦する。  1R、黒田が左右ミドルから左ミドル、村田も右ロー。村田は左ボディを叩き、ジャブから右ロー2連発。黒田は左フックを打つ。村田は黒田がミドルを蹴ってくると必ずローを蹴り返す。黒田は左ボディ2連発から右アッパーを突き上げる。  2R、黒田は右カーフからの左ミドル、村田は左へ回り込みながらの左フックを打つ。黒田も左ボディ。ローの蹴り合いの中で、村田は突然の飛びヒザ蹴り。黒田がダウンを喫する。左右フックでラッシュをかける村田。防戦一方の黒田に村田が飛びヒザ蹴り、そして左フックを打ったところでレフェリーがストップ。村田のKO勝ちとなった。  村田はマイクを持つと「しゃー! いまデビューして6戦目で6戦6勝で来ていて、来年Krush獲ってすぐにK-1も獲ります」とKrushとK-1のタイトルを立て続けに獲ると宣言した。 [nextpage] ▼プレリミナリーファイト第5試合 K-1スーパー・ライト級 3分3R×吉川 諒(VAINQUEUR GYM)KO 2R〇大利賢佑(team ALL-WIN)  1R、吉川はサウスポー。大利は左右のミドルを蹴っていく。大利はミドルに加えて左ストレートを打つ。そのパンチで攻勢に出る大利。  2R、大利は右ミドルを蹴っての左フック。吉川も左ストレートをリターンするが、吉川はその何倍もパンチと蹴りを返してくる。左ローから右ストレートをヒットさせる大利。踏み込んだ大利はそれをフェイントに、顔を下げた吉川にハイキック。さらにボディへヒザを突き刺す。大利は蹴りでボディを攻め、パンチにつなぐ。ロープに詰めた吉川に右アッパーを突き上げてKO勝ちを奪った。 [nextpage] ▼プレリミナリーファイト第4試合 K-1スーパー・バンタム級 3分3R〇龍翔(EX ARES)KO 1R 2分15秒 ×稜賀(二刃会) 1R、両者近い距離でパンチの交換。その中でも龍翔の右ストレート、左右ボディがよく決まる。稜賀は下がって回り込みながらもジャブ。ロープに詰めての左ボディ連打から、左側へ逃げようとした稜賀へ右ストレートを打つと稜賀がバッタリ。龍翔が見事なKO勝ちを飾った。 [nextpage] ▼プレリミナリーファイト第3試合 K-1スーパー・フェザー級 3分3R〇原田翔貴(拳心會館)判定3-0 ※30-28×2、30-29×健真(BLACK☆Jr)  1R、原田の右ストレートにワンツーを合わせる健真。相手のコンビネーションの間に左ボディを打つ原田。右フックからの左ボディと、左ボディを多用する。  2R、前に出る原田が左ボディと左右フック。健真は左フックを返すがスピードに差がある。それでも健真はワンツーで前へ出るが、原田の左ミドル。互いに攻めあぐねた印象。  3Rも左ボディを打つのは原田。健真は左ミドルから左ストレートを狙う。健真は右ミドル。残り30秒、左右ボディとミドルで勝負に出る原田。  左ボディを何度も当てていった原田が判定勝ち。 [nextpage] ▼プレリミナリーファイト第2試合 K-1フェザー級 3分3R〇堀井海飛(空手道柔拳)判定3-0 ※30-27×3×岩KING(心将塾)  1R、右ローの蹴り合いの中、堀井の右フックがヒットする。さらに左フックからの右ストレートで岩KINGを下がらせる堀井。ロープに詰めた岩KINGに連打を見舞う。ここを凌いだ岩KINGは右ストレートを打つが、堀井がワンツーで押していく。右カーフを蹴る岩KINGに堀井は左ボディ。コーナーへ詰めてボディから右フックの堀井。最後もコーナーへ釘付けにして初回を終えた。  2Rも堀井が左ボディ、右ストレート、左ミドルで前へ出て攻める。岩KINGは右カーフを蹴り続け、堀井は左右ボディ。  3R、岩KINGは左右フックを放つが、堀井は右カーフから左右フック。岩KINGがロープを背負う位置で両者打ち合う。堀井の右ストレート、左ボディから右ストレート、左右ボディ。堀井の左ローに岩KINGはふらつく。両者とも疲労の色が濃い。ワンツーの連打で前へ出た堀井が左フック。  判定3-0で攻めた堀井が勝利した。 [nextpage] ▼プレリミナリーファイト第1試合 -51kg契約 3分3R×湯桶勇成(K-1 GYM HIKARIMACHI TEAM BEAST)判定0-3 ※29-30×3〇新井真惺(team M m)  サウスポーの新井は左ストレートからヒザの流れで前へ出る。前蹴りも顔面とボディへ打ち分けていく。湯桶は左右に構えをスイッチしながらパンチ主体の攻撃。新井は蹴り主体で対抗する。  判定は3-0で新井がデビュー戦を勝利で飾った。
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