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レポート

【K-1】マナートがK-JeeをKOしてV2、ムシンスキもKO圧勝、アカピャンが璃久を初回KO、マチャドがKO圧勝、朝久裕貴が初回KO勝ち、朝久泰央が難敵相手に勝利つかみ取る、SAHOがダウン奪い初防衛、初回KOの寺田匠がレミー・パラ挑戦表明、石井一成が延長戦で接戦制す、兼田将暉がハイキックで鮮やかなKO、大岩龍矢が左フック一閃KO勝ち、大久保琉唯が圧倒KO勝ちで「K-1最高っ!」

2025/07/13 11:07

▼第13試合 K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R
〇朝久泰央(朝久道場/第5代K-1 WORLD GPライト級王者)
判定2-0 ※30-29×2、29-29
×ダニラ・クワチ(ベラルーシ/Gridin Gym)


 朝久は2021年7月にゴンナパーを延長Rで破り、第5代K-1ライト級王座に就いた。2022年2月、王者としての第一戦で与座優貴に敗れ、怪我で長期欠場に。2023年3月、与座の挑戦を受けての初防衛戦に臨んだが、判定で敗れ王座を失った。拳の粉砕骨折から2024年10月に復帰し、龍華に判定勝ち。2024年大晦日には『雷神番外地』に参戦してYURAに判定勝ち。2025年5月の『RIZIN男祭り』ではウザ強ヨシヤをKO。無尽蔵のスタミナから繰り出す攻撃と変幻自在のファイトスタイルで戦績は21勝(5KO)9敗。


 クワチはチンギス・アラゾフ軍団として2024年12月のK-1に初来日。寺島輝を1RでバックハンドブローでKOした。アラゾフ同様に変幻自在に左右に構えをチェンジしながら多彩な攻撃を繰り出す。とくにミドルキックや左ボディブローは、相手を粉砕するパワーを持つ。戦績は14勝(7KO)3敗。


 1Rいきなり前へ出て蹴りを放つ朝久。クワチは全く慌てた様子はなく左フック、左ボディを打つ。朝久も左フック。バックハンドブローも放つが空振り。両者ともスイッチを多用する。前に出る朝久はワンツー、クワチは右インローと右ミドル。サウスポーに構えた朝久は左足を前へ出しながらの左ストレート。朝久の左インカーフにクワチが下がるが、強烈な右ミドルを蹴り返す。クワチのバックハンドブローに朝久は飛び込んでの左右ボディ、右ストレート。


 2R、朝久が左インローを連打、クワチは前蹴りからバックハンドブローを狙う。朝久も後ろ蹴り。クワチは右ボディストレートと右ミドル、左ボディも打つ。左右に構えを変えながら前に出る朝久だが、クワチは右ボディを狙い撃ち。さらに右ミドル。朝久が左三日月から左右ボディを打つとクワチが下がり、コーナーへ詰めた朝久は前蹴り。前へ出る朝久に下がるクワチ。朝久は左三日月を蹴る。朝久のボディが決まったところから流れが変わり、クワチの手が止まった。


 3Rも前に出る朝久。クリンチの離れ際に右アッパーを打つクワチだが、朝久も打ち返す。クワチの左ボディには朝久が左三日月。右ボディを打たれる朝久だが、それでも前へ出て左ミドルを蹴る。気迫を見せて前へ出る朝久。クワチは右フックから右アッパー。左右の連打で前へ出る朝久に、クワチは下がって左フック、右アッパー。朝久も左右フックで前へ出る。クワチは右インローを蹴るが、朝久はバランスを崩しながらも前へ出た。


 判定は2-0で朝久が難敵クワチを破った。

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