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レポート

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2025/07/13 11:07

▼第10試合 K-1バンタム級 3分3R延長1R
〇石井一成(ウォーワンチャイプロモーション/WBCムエタイ世界スーパーフライ級王者)
延長R 判定2-1 ※10-9×2、9-10
×白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/初代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者)
※本戦の判定は29-30、30-30×2。


 打倒ムエタイを掲げる石井はWBCムエタイ世界スーパーフライ級、WPMF世界スーパーフライ級など権威あるタイのタイトルを次々と獲得し、2022年8月からK-1にも参戦。初代K-1 WORLD GPバンタム級王者・黒田斗真と2度に亘る激闘を繰り広げるなどし、2023年12月にK-1との契約を解除した。


 それ以降はラジャダムナンタイトル獲得を目標に、RWSを主戦場に。スーパーフライ級からフライ級に階級を下げ、昨年12月にラーチャンに判定勝ち。今年3月のジョムホート戦で惜しくも敗れ、階級をスーパーフライ級(52.16kg)に戻した6月15日の再起戦ではラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位リッティパンを2RでKOに仕留めた。戦績は46勝(27KO)18敗4分。


 白幡はアマチュアで多数の経験を積み、2018年10月にプロデビュー。2019年12月1日にMuayThaiOpenスーパーフライ級王座を獲得。2021年2月にはKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座も奪取。2022年3月、RIZINで吉成名高に挑むもTKOで敗れている。2023年2月にKrush初参戦で第6代Krushバンタム級王者・吉岡ビギンを判定で破った。2024年は「第9代Krushバンタム級王座決定トーナメント」決勝に進出するも黒川瑛斗に敗れ王座戴冠ならず。2025年1月、林佑哉に判定勝ちで再起。5月には長野翔との大接戦を制した。戦績は18勝(1KO)6敗1分。


 1R、サウスポーの白幡が右のジャブ、右カーフ。石井はジャブを出しながら近付いていくが、白幡はジャブやローで石井に入らせない。白幡が左ミドル。白幡の左ミドルに石井が左右フック、右カーフも蹴る。石井はガードの上からパンチを叩き、左ボディを当てる。石井は詰めて右ストレートを打ち込むが、白幡もすぐに左ストレートを返す。石井の左ボディには白幡が左ボディストレート。


 2Rもジャブを出しながら前へ出る石井だが、白幡に左インローを蹴られる。左ミドルと右ミドルの蹴り合いは、右ミドルの石井が最後に蹴る。左右フックも。白幡は左ロー、左インローを蹴り、石井が右ミドルを蹴り返してもローを蹴り返す。右ストレートをヒットさせる石井にローを返していく。このラウンドも大差はないが、白幡のローが目立った。


 3Rも左ロー、左インローを蹴っていく白幡。石井も右ローを返す。白幡の左ボディストレートに石井はヒザ。白幡がショートの左フックを当てると、石井も右ショートを当て返す。一進一退の攻防が続き、判定はドローに。


 延長戦、白幡が左ミドルを蹴れば石井は右ミドルを蹴り、白幡が左ローを蹴れば石井も右で蹴り変えず。白幡がボディへのワンツー、右ストレートで前へ出る石井だがヒットを奪えない。白幡は左インローと右ロー。蹴って前へ出ていく。石井が飛び込んでの右ボディ、白幡のパンチをかわして左ボディを入れていく石井。白幡は何とか当てようとするが、石井がボディを当てた。


 判定は2-1と割れ、石井が接戦を制した。白幡の善戦が光った。

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