▼第11試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント1回戦(4) 3分3R延長1R
〇大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×ジャオ・ジェンドン(中国/深セン盛力人和ファイトアカデミー/CFP/2022年貴州台江全国キックボクシング招聘試合-52kg級16人トーナメント優勝)
※大久保が準決勝へ進出。
大久保はK-1アマチュアで経験を積み、2022年2月のK-1でプロデビュー。6月の『THE MATCH 2022』ではオープニングファイトに抜擢され、那須川龍心に判定勝ちしている。2022年9月の「初代Krushフライ級王座決定トーナメント」で優勝し、初代王座に就いて次期K-1エース候補と期待されたが、バンタム級に階級を上げての第一戦で齊藤龍之介に延長判定で敗れ初黒星。2023年10月に黒川瑛斗に勝利して再起を飾ると、2024年3月のK-1で壬生狼一輝からも勝利。今回はさらに階級を上げての参戦となる。戦績は6勝1敗。
ジェンドンは大久保と同じ19歳で、身長も大久保とほぼ同じの175cm(大久保は176cm)。25勝(3KO)1敗の戦績を持つ。2022年貴州台江全国キックボクシング招聘試合-52kg級16人トーナメント優勝、2023年壮瑶勇士南部地区32人トーナメント-55kg級準優勝の実績。
1R、大久保は前蹴りや右ストレート、ジャブと長い距離の攻撃。ジェンドンが左ボディ、右ストレートで入ってくると大久保は抱え込んで動きを止める。大久保は右ロー、左ミドルと蹴り主体ながらも左ボディを打つ。ジェンドンも左フック、右ストレートを思い切り打ってくる。
2R、大久保は組みついてきたジェンドンを押し倒すラフプレイ。大久保がジャブを突いてのワンツー、ジェンドンは右カーフを蹴る。大久保がパンチを打つと必ず単発ではないパンチを返してくるジェンドン。大久保が左フックを打ったところで、ダッキングしてかわしたジェンドンが頭を起こしたところでバッティングとなり、大久保が倒れてインターバルが与えられる。
ジェンドンの左右連打に大久保は左ミドルで応戦。ジェンドンは思い切りよくパンチを繰り出して前へ出てくる。左フックが大久保を捉えた。
3R、ジェンドンが打ってくると大久保は右のカウンターを奪い、左ボディからパンチで押していきジェンドンにロープを背負わせる。打ち合おうとするジェンドンだが大久保のパンチが的確に当たる。自分の流れを一気に引き寄せた形だ。大久保の左右ミドルにジェンドンは後ろ蹴りを見せるが空振りに終わった。