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レポート

【K-1】70kg決勝戦はコプリヴレンスキーがKO勝ちで優勝。与座優貴がゴンナパーを初回KO!金子晃大が豪快失神KO、玖村将史が56秒KO、大久保琉唯と璃明武が1回戦突破、ブアカーオがハイキックでダウン奪われ初戦敗退!横山朋哉が豪快KOでレオナ挑戦をアピール、松山勇汰がKO勝ちでKrush王座挑戦を宣言

2024/07/07 11:07

▼第7試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70㎏世界最強決定トーナメント準々決勝
〇ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
×ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)
※コプリヴレンスキーが準決勝へ進出。


 コプリヴレンスキーは“ザ・スナイパー”の異名を持ち、現GLORYライト級王者ティジャニ・ベスタティから2017年12月に判定勝利しており、2022年10月には1勝1敗で迎えた3度目の対戦でベスタティの保持する王座に挑戦するも判定負け。2022年12月にはRISEに初来日して海人と対戦し、判定2-1で惜敗した。3月20日の開幕戦に優勝候補としてK-1に初参戦したが、伏兵カスペル・ムジンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)に3Rにダウンを奪われて敗れた。オウヤン・フェンの欠場により、敗者復活でトーナメントに臨む。

 ブアカーオは2004年7月からK-1 WORLD MAXに参戦し、トーナメント決勝で魔裟斗を破って初出場初優勝。2006年6月には決勝でアンディ・サワーを破り、MAX史上初の2度目の優勝を飾った。2010年11月にはシュートボクシングの世界トーナメント『S-cup』にも出場し、優勝している。


 K-1の活動休止後も世界中で活躍し、高い勝率を誇った。コロナ禍のためリングから離れていた時期もあったが、2022年7月に約3年ぶりに復帰。2022年8月には三浦孝太とエキシビションマッチを行い、続く9月には素手ボクシングの『BFKC』に初出場して110秒でKO勝ち。10月にも佐藤嘉洋とエキシビションマッチを行った。2013年10月にはRIZINで実に10年ぶりとなる日本で試合を行い、安保瑠輝也に押し気味のドロー。その後もRWSやBFKCで試合をして負けていない。


 2024年3月にはRIZINに2度目の参戦、木村“フィリップ”ミノルに1Rはピンチに追い込まれながらも2Rに逆転KOしたのは記憶に新しい。K-1 WORLD MAXの-70kgトーナメント参戦は、K-1 GLOBALが主催した『K-1 World MAX 2014 World Championship Tournament』以来、実に10年ぶり(エンリコ・ケールに決勝で敗れ準優勝)。日本のK-1の舞台には2009年10月以来の15年ぶり登場となる。


 1R、右ローの蹴り合いからスタート。ブアカーオは前蹴りも混ぜる。コプリヴレンスキーはジャブを突き、ブアカーオは前蹴りからヒザ蹴り。前蹴りを多用するブアカーオはコプリヴレンスキーが前へ出てくると左フック、右ストレートで追いかける。

 コプリヴレンスキーはジャブを顔面とボディへ打ち、右ローを蹴る。見事なムーブでコプリヴレンスキーのパンチをかわしていくブアカーオ。パンチをかわしてのヒザ。左ミドル空振りからそのまま回転してのバックハンドブローも繰り出すブアカーオ。


 2Rも右ローを徹底的に蹴るコプリヴレンスキー。ブアカーオは前蹴りを多用し、コプリヴレンスキーが前に出るとヒザを蹴る。ブアカーオが右フックから左ロー。ブアカーオの前蹴りは受けるコプリヴレンスキーだが、左ミドルを蹴られると右ローを返す。


 組み合いになるとブアカーオは軽々とコプリヴレンスキーを投げ飛ばす。ブアカーオの左ミドルにコプリヴレンスキーがストレートの3連打でヒットを奪う。ブアカーオの左ミドルにコプリヴレンスキーが右ハイキックを返し、つま先がアゴに当たってブアカーオがバランスを崩し、片手片膝をついたためダウンとなる。


 3R、至近距離で左ボディの打ち合い。ブアカーオは得意の左フックを狙い、ワンツー。前に出て圧をかけブアカーオが左ボディ、ワンツー。コプリヴレンスキーもジャブで応戦し、右アッパーを打つ。コプリヴレンスキーの前蹴りをキャッチして押し、飛びヒザ蹴りを放つブアカーオ。残り30秒、コプリヴレンスキーのパンチコンビネーションにブアカーオは焦ったかつかんでのヒザで注意が与えられる。左ミドル、前蹴りのブアカーオにコプリヴレンスキーがパンチで応戦。最後は前に出るブアカーオだが、逆転のダウンを奪うことはできなかった。


 判定は3-0でコプリヴレンスキーが勝利。ブアカーオの挑戦は終わった。

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