▼第4試合 K-1フェザー級 3分3R延長1R
×兼田将暉(RKS顕修塾/K-1甲子園2017 -60kg王者)
判定0-2 ※30-30、29-30×2
〇寺田 匠(team VASILEUS/ISKA世界スーパー・フェザー級王者)
兼田は関西キック界のフェザー級でトップに君臨するサウスポー。『K-1甲子園2017』の-60kgで優勝した後、ACCELフェザー級王者、元HEATキックライト級王者、元RKSスーパーフェザー級王者と3つの団体で王座を獲得している。2017年11月にK-1で横山朋哉に判定勝ち。2021年4月には『KNOCK OUT』に参戦し、栗秋祥梧から判定2-0で勝利を収めた。2022年12月に元K-1フェザー級王者・椿原龍矢にも勝利し、2023年12月はダウサヤームにKO勝ち、2024年3月にはRISEとの対抗戦で戸井田大輝をKOしてK-1グループで6戦全勝。戦績は22勝(9KO)2敗。
寺田は幼少期から様々な格闘技を学び、地元・九州のアマチュア大会でキャリアを積んでABEMAの番組企画『格闘代理戦争』に出演。2020年4月にプロデビューすると6戦無敗の快進撃を続けていたが、2023年6月の元Krushフェザー級王者・新美貴士との試合で初黒星。11月にはイタリアの『OKTAGON』でISKA世界スーパーフェザー級王座を奪取、2024年2月は『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』で冨永武聖から1RでTKO勝ちを奪った。今回よりteam VASILEUSに移籍して新境地でスタートする。
リングサイドでは、この試合の勝者とのタイトル防衛戦があるかもしれない王者・軍司泰斗が試合を見つめる。
1R、左カーフを蹴っていきパンチにつなげる寺田に、サウスポーの兼田は右へ動きながら軽いジャブと前蹴り、緩急をつけた動きで細かくパンチを当てていく。
2R、兼田は右の前蹴りを多用し、左ローを蹴る。右へ動きながらのジャブ。寺田もいきなり飛び込んでのワンツー。寺田のパンチをかわしてワンツーを打ち、左フックを入れる兼田。思い切り左フックを放つ寺田は、兼田のワンツーの左をもらってしまう場面が多い。
3R、前に出る兼田が右ボディ、ジャブ。寺田が前に出てくると左ストレートを合わせる。そしてすぐに右へ回り込む兼田。寺田は右ローを蹴っていき、これに兼田が下がるが寺田の右インローがローブローとなってしまい中断。再開後、寺田は右インローを蹴っていき、右アッパーも繰り出す。寺田が打ち合いから右フックをヒットさせ、後退した兼田に寺田が猛然と左右フックで畳みかける。兼田も打ち返すが寺田の勢いに押され、最後に決定的な場面を作った寺田が判定2-0で勝利を収めた。
寺田はマイクを持つと「K-1から武尊さんがいなくなってスターがいません。これからは俺がスターになるので注目してください。それと軍司選手、もう挑戦するのは俺しかいないので、9月でもいつでもいいのでよろしくお願いします」と軍司へ挑戦宣言。
すると軍司がリングに上がり、「いろいろ言われていた兼田選手が勝つと思っていたんですけれど、寺田選手が勝ったので。正直、もうやる相手いないと思うので、その相手にいいと思うので9月やりましょう」と挑戦を受諾した。