▼第10試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70㎏世界最強決定トーナメント準々決勝
〇カスペル・ムジンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)
判定3-0 ※30-28×3
×ゾーラ・アカピャン(ジョージア/ウクライナ/Gridin Gym)
※ムジンスキが準決勝へ進出。
ムジンスキはMFC世界-70kg王者、IRON FIGHTER-70kg王者、WFMCポーランド-70kg王者、WKSFポーランド-70kg王者で身長178cm。以前からトーナメント出場をアピールし、その執念が実った形で欠場者の代打として開幕戦に出場。優勝候補の一角だったストーヤン・コプリヴレンスキーに番狂わせの勝利を収めた。アグレッシブに前へ出てパンチを打ち込むファイタータイプ。
アカピャンはロシアの格闘技イベント『RCC』で活躍する“悩殺の貴公子”がニックネームのイケメンファイター。獲得してきたタイトルは、FEA WGPライト級王座、RCC Fair Fightウェルター級王座、Tatneft Cup 2019ライト級トーナメント優勝の3つ。ムキムキボディから放たれるパンチは破壊力がありそうだが、ヒザ蹴りへつなげて倒すテクニックも持ち合わせる。開幕戦ではタラス・ナチュックからワンツーでダウンを奪い判定勝ち。戦績は29勝(10KO)4敗。
1R、ムジンスキはガードを固めて前へ出ると右カーフ、アカピャンは綺麗な左ボディを打つ。負けじとムジンスキが左ボディの連打から飛びヒザ蹴り、アカピャンも両腕ブロックを固めてジャブ、前蹴りを返す。アカピャンはガードの上から打たせてからのカウンターを狙うアカピャンだが、ムジンスキはガードも堅い。前に出て左右ボディを打って行くムジンスキ。
2Rもロープを背負わされるのはアカピャン。圧をかけるムジンスキがパンチ、前蹴りでボディを攻める。アカピャンはスイッチしての左ストレートでいきなり前に出るが、すぐにムジンスキの圧に押されてロープ際へ。
3Rはアカピャンも下がらずブロックを固めて左右フックやハイキックを放つ。ムジンスキも下がらず左右フック、左右ボディ、さらに右ローと畳みかける。アカピャンは左右ボディに右アッパー。左ボディを打ちながら前へ出るアカピャンだが、ムジンスキは左アッパーで迎え撃つ。ムジンスキは接近してのボディから顔面で淡々と攻め、アカピャンの逆転を狙ったハイキックは防ぐ。ムジンスキもハイキック。