▼第13試合 K-1フェザー級 3分3R延長1R
×斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
判定0-3 ※28-30×3
〇川上 叶(龍生塾/第6代SB日本フェザー級&初代日本バンタム級王者)
斗麗はオランダの名門Mike's Gymでも練習を重ね、2018年12月に16歳の若さでプロデビュー。2021年2月に6戦無敗でKrushフェザー級王者・新美貴士に挑んだが、判定で初黒星を喫した。2022年8月の「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦で第4代K-1フェザー級王者・椿原龍矢を判定で破り、準決勝ではワン・ジュングァンにも判定勝利して決勝へ進出したが、軍司泰斗にKOで敗れ準優勝。12月に玖村修平に勝利も、2023年3月にRISEとの対抗戦で安本晴翔に敗れた。7月にムエタイ強豪ヴューをKOして再起。戦績は13勝(5KO)4敗。
川上は2019年11月にSB日本バンタム級王座決定戦で佐藤執斗を2RKOで下して新王者に輝き、2022年4月には魁斗を判定に破り、SB日本フェザー級王者となって2階級制覇を達成している。12月のSB×RISE対抗戦では安本晴翔から番狂わせの勝利を奪い、安本の連勝記録を15でストップしてみせた。しかし、2023年4月の初防衛戦で山田彪太朗に敗れて王座を失い、7月のRISEでは門口佳佑に判定2-0で敗れた。戦績は12勝(5KO)7敗。
1R、蹴りからスタートするサウスポーの川上の左ローがローブローとなってしまい一時中断。ダメージのある斗麗にインターバルが与えられて再開。ローを蹴り合い、川上は右ハイも狙う。斗麗の右ローに川上はジャブ。斗麗が左ボディを交えてのコンビネーション。川上のジャブに斗麗は左ストレートのカウンター。川上の左右フックをかわした斗麗はヒザを突き刺す。
2R、斗麗の左カーフに足が流れる川上はオーソドックスにスイッチ。斗麗も左右に構えを変えつつ、パンチと右ミドルを放つ。川上の左ストレートを2発もらい、バランスを崩す斗麗。川上は左のフェイントに反応して左フックを出そうとした斗麗に、右ロングフックでダウンを奪う。前に出る川上がパンチで詰めるが、斗麗は頭を振りながら川上の左右フックにカウンターを合わせようとするが空振り。前に来る川上に斗麗が左ミドル。川上は左ストレートを打ち込んでいく。
3R、前に出る斗麗にジャブを突くサウスポーの川上。斗麗の全身をかわしながら回り込み、右アッパー、左ストレートを打つ川上。ジャブを突きまくる川上は、斗麗の左右ボディに左ストレートを返して斗麗を仰け反らせる。パンチをまとめた川上はノーガードになって斗麗を挑発。斗麗はワンツーを出して前に出るが、川上はジャブ、左ストレートで打ち返しながら、斗麗のパンチをかわしていく。鼻血で顔を真っ赤にしながら逆転を狙って前へ出る斗麗だが、川上を捕まえきれず試合終了。