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レポート

【K-1】和島大海がまさかのKO負け、オウヤン・フェンが王座奪取!松倉信太郎が執念の王座奪取、復帰戦レオナ・ペタスがまさかの敗北、金子晃大がタフなシャンテンに勝利、リュウ・ツァーが一撃KO勝ち、SBの川上叶が勝利、宇佐美秀メイソンがKO勝ち、黒田斗真が競り勝ち、KANAが王座転落、菅原美優とSAHOが完封勝ち

2023/12/09 13:12
【K-1】和島大海がまさかのKO負け、オウヤン・フェンが王座奪取!松倉信太郎が執念の王座奪取、復帰戦レオナ・ペタスがまさかの敗北、金子晃大がタフなシャンテンに勝利、リュウ・ツァーが一撃KO勝ち、SBの川上叶が勝利、宇佐美秀メイソンがKO勝ち、黒田斗真が競り勝ち、KANAが王座転落、菅原美優とSAHOが完封勝ち

(C)K-1

K-1 ReBIRTH 2
2023年12月9日(土)エディオンアリーナ大阪

▼第18試合 K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ 3分3R延長1R
×和島大海(月心会チーム侍/王者)
KO 2R 2分13秒 ※左フック
〇オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP/挑戦者)
※フェンが新王座に就く。和島は3度目の防衛に失敗。


 和島は第1回K-1アマチュア全日本大会優勝など、アマチュア大会で数々の実績を残して2016年7月にKrush初参戦。サウスポーから繰り出す破壊力十分のパンチと蹴りで2020年3月の第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメントでは準優勝。その後3連続KO勝ちを飾ると、2021年12月に木村“フィリップ”ミノルに挑戦して左ミドルでKO勝ち、K-1王座に就いた。2022年6月の『THE MATCH 2022』では“ブラックパンサー”ベイノアから3度のダウンを奪う圧勝を遂げ、9月はメレティス・カコウバヴァスを1RでTKO。2023年3月にはジョムトーンを延長戦でKOし、7月にはかつて敗れているジョーダン・ピケオーをもKOしてK-1では7連続KO中。戦績は20勝(17KO)4敗。


 初来日のフェンは武林風-70kg級世界王者、WLF武林風スーパールーキー-70kg級王者、2023年中国キックボクシング選手権-75kg級優勝、IPCC中国 -70kg級王者で中国70kg最強の呼び声が高い強豪ファイター。かつて、GLORYのライト級トップ戦線を争っていたクリスチャン・バヤから判定勝ちを収めたことがある。バヤは2023年8月、海人に判定勝ちしたティジャニ・ベズタティと2018年に対戦し僅差で敗れたものの世界トップクラスの実力者。2023年7月29日の武林風では、武林風70kg級王者のアナトリー・モイセーエフ(ロシア)の初防衛戦でモイセーエフをKOし、WLF武林風-70kg級世界王者となった。戦績は20勝(6KO)2敗。


 1R、サウスポーの和島はまずは左ロー、フェンも右ローを返すがこれはローブローに。フェンの右ミドルに和島は左インロー。互いにインローを蹴り合う中、和島はワンツー、前蹴りも。和島の左インローに速い右フックを合わせるフェン。和島が蹴ればフェンが蹴り返し、フェンが蹴れば和島が蹴り返す。和島はヒザを突き刺すが、フェンも左の強打。


 2R、和島は前に出てヒザを突き刺していく。フェンも前へ出てワンツーで応戦。しかし、和島の左ハイキックでフェンの動きが止まる。さらに左ハイからパンチの連打、ヒザを突き刺す和島。フェンも下がらず打ち返し、和島の左フックに左フックのカウンターを合わせてダウンを奪う。完全に足に力が入らない和島は転倒を繰り返し、フェンの右ストレートをもらって仰向けにダウン。ここでレフェリーがストップし、フェンのKO勝ちが決まった。


 嬉し泣きしたフェンは腰にベルトを巻くと「K-1は私の小さい頃からの憧れのリングで、全世界にその名を轟かせています。そのK-1で私が王者になれたことは中国のみならず全世界で必ずよい効果が出ると思います。今日対戦していただいた和島選手は日本70kg級最強だけあって本当に強い選手でした。最後に自分を支えてくれた皆さん、仲間たちに感謝したいと思います」と語った。

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