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レポート

【K-1】和島大海がまさかのKO負け、オウヤン・フェンが王座奪取!松倉信太郎が執念の王座奪取、復帰戦レオナ・ペタスがまさかの敗北、金子晃大がタフなシャンテンに勝利、リュウ・ツァーが一撃KO勝ち、SBの川上叶が勝利、宇佐美秀メイソンがKO勝ち、黒田斗真が競り勝ち、KANAが王座転落、菅原美優とSAHOが完封勝ち

2023/12/09 13:12

▼第15試合 スーパーファイト -56㎏契約 3分3R延長1R
〇金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者)
判定3-0 ※30-27×2、30-28
×ラン・シャンテン(深◎盛力人和/CFP/2020年GLORY OF HEROES -57kg級トーナメント優勝)※◎は土に川


 金子は2006年9月にKrushでプロデビュー。無敗のまま6戦目で軍司泰斗を破りKrushバンタム級王座を奪取、第3代王座に就いた。卓越したテクニックと攻撃力で9連勝を飾っていたが、2020年3月に玖村将史に判定で敗れ初黒星。2021年3月に1年ぶりの復帰を果たすと連続KO勝利を収め、2022年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で優勝してK-1王座に就いた。6月の『THE MATCH 2022』ではRISE王者・鈴木真彦に判定負けを喫したが、その後は2連続KOで再起。2023年3月にコンペットを破り初防衛に成功するとさらに連勝を重ね、9月に玖村将史との再戦を制して2度目の防衛に成功した。戦績は19勝(11KO)2敗。


 シャンテンはまだ19歳ながら21勝(5KO)7敗と30戦近いキャリアを持ち、2020年GLORY OF HEROES -57kg級トーナメント優勝、2021年WLF武林風-57.5kg級トーナメント準優勝、2023年中国キックボクシング選手権-57kg級第3位の実績を持つ。右の強打と左ボディブロー、そして前蹴りで距離を作り右ハイキックをノーモーションでつなげる器用な面も持っており、飛びヒザ蹴りも見せるなど、攻撃なスタイルが持ち味だという。


 1R、重いジャブを打つ金子はシャンテンのジャブに右クロス。飛び込んでの左ボディ。シャンテンは前に出て飛びヒザ、そして左ミドル。またもシャンテンのジャブに右クロスを合わせる金子は右カーフも強烈。シャンテンの右カーフはバックステップでかわす。シャンテンの攻撃はバックステップでかわし、ジャブ、右ストレート、左ボディをしっかり当てる金子。左ボディ、さらに右ストレートをヒットさせる金子にシャンテンも右フックを返すが空を切る。


 2R、シャンテンの攻撃はかわし、左ボディ、左ミドルを当てる金子。シャンテンの右カーフには思い切り右を繰り出す。シャンテンはテンカオ、飛びヒザ蹴りとヒザに活路を見出すが、金子もボディへの飛びヒザを返す。金子の左ボディ、右フックが何度も入るがシャンテンはひるまず前へ向かってくる。


 3R、速い蹴りを放つシャンテンはバックハンドブローも、金子が飛び込んでの左をヒットさせる。金子の強烈な左ボディにはシャンテンが右フックを返す。金子の右フックが強烈ヒットもシャンテンは打ち返す。金子が接近戦で右アッパー。シャンテンが後ろ蹴りを繰り出すと、すぐに金子も後ろ蹴り。最後まで倒しに行った金子だが、タフなシャンテンにKOは逃した。


 金子が内容で完勝。マイクを持つと「しっかりKOして流れを呼びたかったんですけれど日々精進ということで。もっと見つめ直します。もっと大阪に響かせたかったんですけれど響かせられなかったです。もっと努力して鈴木選手を倒しにRISEへ行こうと思っているので、大阪の皆さん、今日以上に僕に期待してください」と、今回もRISEの鈴木真彦との対戦をアピールした。

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