▼第1試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R
×アビラル・ヒマラヤン・チーター(志村道場/第4代HEATキックミドル級王者)
判定0-3 ※26-30×2、26-29
〇璃久(HIGHSPEED GYM)
アビラルは2016年1月に来日。2020年1月にHEATキックルールミドル級王座を獲得し、9月には初防衛にも成功している。12月のK-1両国大会で初参戦を果たすと、1Rに木村“フィリップ”ミノルから打ち下ろしの右でダウンを奪い、2Rに逆転TKO負けを喫したものの大きなインパクトを残した。その後は小鉄、松下大紀にはKO勝ちも和島大海、ジョムトーン、ジョーダン・ピケオーにはKO負けと勝っても負けてもKOがK-1では全試合続いた。前戦は8月にホームリングの『HEAT』でヤン・チャンウォンに初回KO勝ち。 戦績は15勝(14KO)5敗。
璃久は2019年4月に『S-BATTLE』でプロデビュー。2戦目からはシュートボクシングを主戦場とし、4勝1敗の戦績を残す。『NO KICK NO LIFE』や『HOOST CUP』、『NJKF』などに出場し、2023年7月にKrush初参戦を果たすとスーパー・ウェルター級ホープの森田奈男樹に右ストレートでKO勝ちを奪った。戦績は8勝(5KO)2敗1分。
1R、ガードを固めて前に出るアビラルに璃久は左右フックを振り回す。右カーフを蹴り合い、思い切って前に行く璃久が右フックをヒットさせ、グラついたアビラルに左右フックを見舞ってダウンを奪う。さらに右ストレートからの左右フックでアビラルにロープを背負わせる璃久。どんどん左右フックを打ち込む璃久にアビラルもフックを返すが、璃久の右をもらう。璃久の攻撃が目立った。
2Rも左右フックで前へ出て攻める璃久が、右ストレートをヒットさせての右フックでアビラルをグラつかせて2度目のダウンを奪う。打ち合いとなるが、左右フックで押していくのは璃久。アビラルの右ストレートで璃久が尻餅をつく。右の強打を思い切り打つ璃久だが攻め疲れも見える。璃久の右を何度ももらうアビラルだが左ボディ、ヒザを打ち返す。さらに右カーフ。両者ともかなり疲労の色が濃い。
3Rはアビラルが右ストレート、左フックで前に出る。璃久も右の強打を繰り出すが、アビラルの左フックを連続被弾。アビラルは右フックからの左ボディも叩き込む。それでも璃久が強烈な右を繰り出して前へ。顔面前蹴りも繰り出す。アビラルのジャブ、右ストレートをもらって下がる璃久はバックハンドブロー。しかし、アビラルの攻撃に璃久は下がる。残り10秒で両者打ち合いを見せた。終了のゴングが鳴ると、アビラルはリングに突っ伏す。