▼第6試合 K-1クルーザー級 3分3R延長1R
×星龍之介(POWER OF DREAM/極真会館2019年第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会 第6位)
TKO 3R 1分00秒 ※レフェリーストップ
〇山口翔大(TEAM3K/JFKO全日本大会2連覇)
1R、距離を詰めてローキックで最初から仕掛けてきた山口を星が左フックでダウンさせる。立ち上がった山口は再びローから左右の連打、星もワンツーと右アッパーで応戦する。パンチの回転力と正確さは星が上回る。山口は至近距離での胴廻し回転蹴り。星は左右ストレート、左右フックと畳みかけるが山口はガードを固めて耐える。山口の右ストレートで星がグラつき、打ち合いに持ち込んだ山口が右フックでダウンを奪い返す。さらにラッシュをかける山口に星はガードを固めて亀になり、残り時間をひたすら耐えた。レフェリーが止めるか止めないかの微妙なところでゴング。
2R、互いに強打を叩きつけ、山口は右カーフと左の三日月蹴り。山口が二段蹴りを見せると、星もバックハンドブローを見せる。山口の右カーフに星は右ストレート。蹴りも多用する山口に対し、星はパンチ一辺倒だったが山口にロープを背負わせるとヒザを突き刺す。星は左アッパー、右フックからヒザの連打。しかし、これはローブローに。再開後、両者超接近戦でフックを打ち合う。山口の右フックで星の身体が泳ぐ。星はピンチをゴングに救われた。
3R、山口が胴廻し回転蹴りで場内を沸かせる。そして右フックでグラつかせると右ストレートでダウンを奪う。星はフラつきながらもハイキックを放つが、山口の左ストレートで星が大きくグラついたところでレフェリーストップ。山口が逆転勝利で歓喜の勝利の雄叫びをあげた。
重量級の試合の面白さを存分に見せつけた山口はマイクを持つと「フルコンタクト空手から来ました山口です。見てもらったら分かりますが、めちゃくどんくさいんですよね、実力だと星君の方が何倍も強いんですよ。でも僕はフルコンタクト空手で何回も土壇場を経験しているので、何とか踏ん張ることが出来ました。あとひとつ、僕SNSでめちゃ調子に乗っているんですけれど、そのおかげでここまで来ました。根性しかないけれど根性なあるので、もうSNSやめようかなと思っています。フルコンタクト空手、最高!」とアピールした。