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レポート

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2023/12/09 13:12

▼第8試合 K-1女子フライ級 3分3R延長1R
〇SAHO(闘神塾/S1レディース世界バンタム級王者)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
×リー・リーシャン(深セン盛力人和/CFP/2022年中国キックボクシング選手権女子-52kg級優勝)※センは土に川


 リーシャンは、“ガトリングガン”のニックネームを持ち、中国の武林風で活躍する強豪選手。基本は前蹴りを使いつつ、接近して左右のフックで攻撃するのがファイトスタイル。右のパンチも強いが返しの左フックが強烈で、まもとにもらえばKOに至る破壊力を持っている。2023年9月にはリー・タンヤンから左フックでKO勝ちを収めた。


 対するSAHOは、超攻撃的なファイトスタイルでデビュー当初から注目を集め、キック・ムエタイルールでは4本のベルトを巻く。2021年12月にK-1初参戦し真優とのスーパーファイトで勝利。2022年6月、K-1女子大会でジェシンタ・オースティンと対戦し激しい打ち合いを展開するもダウンを奪われて敗北。2023年4月、Krush女子大会で韓国のイ・ドギョンから勝利を収め、7月は鈴木万李弥から判定勝利している。


 1R、ワンツーで前に出るリーシャンへSAHOはしっかり受けて左フックと右ストレートを返す。SAHOはジリジリと前に出てワンツーを打ち、リーシャンも強気に打ち返す。SAHOの右ヒザが突き刺さり、SAHOは一気にパンチをまとめてヒザも突き刺す。SAHOのワンツーにリーシャンがワンツーを打ち返してくると、SAHOはすかさず左フックをヒットさせる。


 2R、前に出てくるリーシャンをカウンターの左ジャブで止めるSAHO。右ロー、左ミドルと蹴りから入って行くSAHOは機を見て飛び込んでの左ボディ。これが強烈に決まる。リーシャンが打ち返してくるとSAHOはすかさずヒザで応戦。このヒザが有効的に決まり、ラウンド終盤にもヒザを連打で叩き込んでいったSAHO。


 3R、SAHOのヒザにボディの連打で対抗するリーシャン。何度もパンチでアタックを仕掛けるリーシャンだが、SAHOは下がらずパンチで迎え撃つ、最後はヒザ。左ボディを叩いてさらにヒザ。SAHOは前蹴り、リーシャンが打ち返してくると右ストレートを狙い撃ち。パンチからヒザと流れるような攻撃を見せるSAHO。リーシャンのパンチに左ミドル、カウンターの右ストレート。リーシャンが組んでくるとヒザを何発も突き刺し、残り10秒でパンチとヒザのラッシュを仕掛けた。


 攻撃力と手数で圧倒したSAHOが判定3-0で勝利。勝ち名乗りを受けると笑顔を見せた。

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