▼第14試合 スーパーファイト クルーザー級 3分3R延長1R
〇リュウ・ツァー(唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP/K-1 30周年記念無差別級トーナメント優勝)
KO 1R 2分38秒 ※右ストレート
×谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
リュウは散打の強豪にして中国キックボクシング界のニュースター。中国・武林風の推薦選手として2023年9月の「K-130周年記念無差別級トーナメント」に参戦すると、全試合KO決着で優勝を果たした。戦績は8勝(6KO)1敗。今回は本来の階級であるクルーザー級での試合となった。
谷川は空手で第1回&第3回真正会全日本選手権大会重量級優勝など数多くの実績を残し、2017年5月にキックボクシングでプロデビュー。2020年3月よりK-1 JAPAN GROUPに参戦すると2021年7月の「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」では決勝へ進出するもサッタリにKO負けで王座戴冠ならず。2022年4月の「K-1無差別級トーナメント」でも決勝進出を果たしたがサッタリにKOで敗れた。8月にはK-Jeeとのクルーザー級日本最強決定戦で勝利し、2023年3月のステファン・ラテスク戦ではローキックでKO寸前まで追い込むも逆転KO負けを喫した。7月にAKIRA Jrを破り再起を果たしている。戦績は11勝(4KO)7敗1分。
1R、谷川は右へ回り込みながらツァーのミドルに軸足蹴りを返し、ジャブで入り込む。ツァーは前蹴りから右ストレート、右カーフから右ミドル、前蹴りから左インロー。ツァーがローを蹴って来ると右ローを蹴り返す谷川。
谷川が右ローを蹴ったところでツァーがワンツーを返し、右ストレートを打ち抜いてダウンを奪う。立ち上がろうとした谷川だがカウント9でも真っ直ぐ立てず、ツァーのKO勝ちとなった。
圧倒的な勝利を収めたツァーは「またK-1のリングに上がることが出来て嬉しいです。この勝利を全世界の皆さん、中国の皆さんに届けたいです。90kgの王者であるシナ・カリミアン選手、よければ試合してください。中国に来てくれてもいいです。待ってます。戦いましょう」とカリミアンに対戦を呼びかけた。