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レポート

【K-1】武尊が那須川天心の目の前で宿敵レオナ・ペタスをKO、カリミアンはKOリベンジで王座返り咲き、京太郎復帰はKOで

2021/03/28 12:03

▼第12試合 スーパーファイト -56kg契約 3分3R延長1R
〇玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/Krushスーパー・バンタム級王者)
KO 2R 1分56秒 ※右ストレート
×ダウサコン・モータッサナイ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元WPMF世界スーパー・バンタム級王者)


 玖村は2018年1月にKrushデビューを飾り、同年に行われた第6代Krushスーパー・バンタム級王座トーナメントで優勝して王座に就いた。2019年6月にはK-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントに参戦するも決勝で武居由樹に敗れ、K-1 JAPAN GROUPでの11戦で唯一の黒星を付けられる。同年11月には林勇汰を破りKrush王座の初防衛に成功。2020年3月には無敗の金子晃大と注目の大一番を戦い、勝利を収めた。9月の2度目の防衛戦でも軍司泰斗を退け、武居が返上したK-1王座に最も近い存在と目される。戦績は16勝(7KO)3敗。


 ダウサコンは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級3位&元WPMF世界スーパー・バンタム級王者で、2017年~2018年にREBELSへ4度参戦した、強打が武器のムエタイ戦士。2018年4月27日に小笠原瑛作にKOで敗れWPMF王座を失った。最近では、ジャパンキック協会の2020年8月大会のメインに登場して、同団体のトップである馬渡亮太と引き分け、12月のREBELSでは栗秋祥梧から判定勝ちしている。戦績は90勝(8KO)48敗5分。


 1R、玖村の左フックが決まるとダウサコンも打ち返す。ダウサコンは思い切った右ストレートを打ち、玖村が左ミドルで対抗する。ダウサコンの右ミドル腕で受けて左フック、左ボディを打つ玖村。



 2R、玖村は左ボディを狙い撃ちにし、気を見て右フック、右ストレート。これでダウサコンがグラつき、玖村はショートのパンチを連打して右フックからの左フックでダウンを奪う。右ストレートからの左フックで動きを止め、さらにショートのすとういーどのある連打。ダウ竿痕は打たれながらも前へに出る。ダウサコンの左フックを空振りさせ、サイドへ回り込んでの玖村の左フックからの右ストレートが突き刺さり、見事なKO勝ち。


 玖村はマイクを持つと「玖村兄弟で出られてよかったと思います。次はもっと強いのを用意してください。55kgも獲りますが、フェザー級も獲りに行くので楽しみにしておいてください」と、2階級制覇を狙っていることを明かした。

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