▼第14試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R延長1R
〇ゴンナパー・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム/第4代K-1 WORLD GPライト級王者)
KO 2R 1分31秒 ※左ストレート
×南雲大輝(八光流柔術総本部/Air KBZゴールデンベルトチャンピオンシップ 2017年67kg級王者)
ゴンナパーはタイで100戦以上のキャリアを積み、2010年から日本を主戦場に。日本人キラーとして名を馳せ、2016年9月からK-1 JAPAN GROUPに参戦。2018年4月に佐々木大蔵を下して第5代王座に就き、同年9月には大沢文也の挑戦を退けて初防衛に成功。2020年1月に横山巧、6月には篠原悠人の挑戦を退け3度の防衛に成功した。そして12月のK-1で林健太を破り、第4代K-1 WORLD GPライト級王座に就いている。戦績は108勝(22KO)29敗3分。
南雲はこれまで本名の金子大輝としてK-1に参戦していたが、今回から改名。また、K-1ジム大宮から八光流柔術総本部に所属を変えての参戦となる。MMA(総合格闘技)からミャンマーの頭突きありの超過激格闘技ラウェイに転向し、2017年12月にはミャンマー・ヤンゴンで開催されたAir KBZ(エアカンボーザ)チャンピオンシップにて67kg級の2017年王者となった。2019年6月、K-1への参戦を表明し、11月に初参戦して独特の動き・リズムを見せて林健太を戸惑わせたが、最後は右ストレートでKO負けを喫した。2020年6月の堀井翼戦は反則負け、8月の東本央貴戦では初回KO負けでキックボクシングの通算戦績は1勝5敗。
1R、両者サウスポー。左ローを蹴る南雲は左右フック、左ストレートを当てていく。コーナーへ詰めての右フックではゴンナパーがロープにもたれかかった。ゴンナパーも負けじと右フック。南雲は左ローを狙い撃ちにし、パワフルな左右フックを打つ。
2R、南雲が左ローを連打し、右フックを狙う。ゴンナパーも前へ出て左右のフック、そして右ストレート。リズムに乗ってパンチを放っていくゴンナパーが右ストレートをクリーンヒット。そして左ボディで下がった南雲の顔面へ左ストレートを直撃。南雲が崩れ落ちる。
カウント8で立ち上がった南雲だが、レフェリーは様子を見てストップ。ゴンナパーが貫録のKO勝ちを飾った。
ゴンナパーはマイクを持つと「自分の仕事が果たせて嬉しく思っています。お正月にタイへ帰って戻ってきて徐々に体を作り上げてきました。王者の義務が果たせて嬉しいです。次の試合も絶対にいい試合をするので僕に注目しておいてください」とアピールすると「よろしくお願いします」と日本語で挨拶した。