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【BreakingDown】飯田将成がギリギリの勝利、こめおと啓之輔がKO勝ち、対抗戦は7勝5敗で韓国チームが勝利

2023/05/21 11:05
BreakingDown 82023年5月21日(日)東京・プリズムホール ▼第30試合 KOREA×JAPAN ミドル級スペシャルワンマッチ 1分延長2R×パク・ウォンシク=81.55kg再延長 判定2-3〇飯田将成=82.00kg パク・ウォンシク=81.55kg「王者から降りて3年経ちましたが最高の試合にしたいと思います」 飯田将成=82.00kg「普通に喧嘩ファイトして勝ちに行きます」  ミドル級で“BreakingDown最強の男”の異名を持つ飯田将成と対戦するパク・ウォンシクは、「パーキー」のリングネームで日本でも活躍した元MMAファイター。テコンドーとブラジリアン柔術をバックボーンに持ち、2004年12月にEPCでプロデビュー。  2009年4月からDEEPに定期参戦し、松下直輝、坪井淳浩、五十里祐一をフィニッシュして3連勝。2009年8月の『DREAM.12』に出場したが弘中邦佳に敗れた。その後もDEEPやGLADIATORで勝利したが、2010年12月30日の『戦極』で真騎士に敗れると梅田恒介、吉田善行に3連敗。2020年1月、HEAT46でのライト級王座決定戦にて草・MAXに判定3-0で勝利し、王座に就いた。その後、首の骨を折る大怪我を負って引退。戦績は15勝8敗1分1無効試合。  ウォンシクは『PRIDE』のテーマで、韓国チーム全員を引き連れての入場。飯田も日本チームの全員が背中を押すように一緒に入場する。  両者探り合いでコンタクトがないまま30秒が過ぎ、残り30秒のコールで飯田がパンチを繰り出す。残り10秒でウォンシクがワンツーを放ったかと思えば、意表を突く垂直飛びヒザ蹴り。飯田もワンツーを打っていく。判定は0-0で延長戦へ。  ウォンシクは右カーフを狙い撃ち、ジャブには飯田が左フックを返す。残り15秒、互いに右ストレートからの左フックで打ち合うがヒットは奪えない。互いに警戒し、手数も少なくもう一歩が踏み込めない状態だ。判定はまたも0-0でドロー。  再延長戦、飯田が右ミドルを蹴るとウォンシクは左ロー。ウォンシクはジャブから右カーフ、飯田は右ボディストレートを放つ。ジャブにはウォンシクが右カーフ。残り10秒でウォンシクが右ストレートで飯田を下がらせ,さらに飛びヒザ蹴りを2発放ってアグレッシブを印象付けた。  判定は、昇侍とYA-MANが飯田、ピーター・アーツと川尻達也はウォンシク、そしてオーディエンスは――飯田。対抗戦の戦績は7勝5敗で韓国チームの勝利となったが、判定3-2で飯田が最終戦をギリギリで制して一矢報いた形だ。  飯田はマイクを持つと「ありがとうございました。なんか少し微妙なところがあったので、またリングで戦おうと言っていたのでまた試合してお互い納得する形でやりたいと思います。今回はこういう形で勝てたので、次はKOで勝ちたいと思います」と、いつか完全決着をつけたいと語った。 [nextpage] ▼第29試合 KOREA×JAPAN ライト級スペシャルワンマッチ 1分延長2R〇パク・ヒョングン=67.80kg判定5-0×ジョリー=68.00kg パク・ヒョングン=67.80kg「朝倉未来の後ろに隠れているヤツが今日戦う相手。ホストクラブでドンペリ予約したので試合後はそれを飲みに行きます。コイツはオーディションの時もやろうとしたらすぐ逃げて、何でもいいからやろうとしてもすぐに逃げる。お前の兄貴、安保を連れて来いよ」 ジョリー=68.00kg「アイツやっちゃっていいですか、今。やめておきます。意外に余裕で倒せそうやし、ズボンずらしたのはニヤニヤして不気味だし気持ち悪いし、試合は本気やぞってことを教えるために本気で怒らせるためにやりました。まあ、どっちが勝つかは試合で分かる。金髪馬鹿にしたから、もし俺がお前に勝てば金髪のカツラ被ってもらうからな。それで韓国に帰れ。(安保を連れてこいと言われ)よく言われるけれど、みんな俺にやられちゃうんですよ。俺の頭は超えられない」  ライト級で安保瑠輝也の弟子ジョリーと対戦するパク・ヒョングンは、2014年7月にROAD FCでプロMMAファイターとしてデビューし、5勝4敗2分の戦績を残した。最後の試合は2019年12月でMike Galitelloに判定勝ち。2022年12月に復帰戦を行う予定だったが、キャンセルとなっている。  出会い頭に飛びヒザ蹴りの奇襲をかけるジョリー。続いて右カーフ。ヒョングンはボディロックしてテイクダウンする。首相撲からのヒザを狙うヒョングンだがジョリーは蹴らせない。するとヒョングンは投げを見舞い、注意を受ける。  再開後、ヒョングンは左ストレートで前へ出て首相撲からのヒザを連打。ジョリーも右を放つが、前へ出るヒョングンの強打が何度もジョリーに叩き込まれ、ジョリーはケージに追い込まれた。ジョリーは鼻から出血も。  判定は5-0でヒョングンの圧勝という結果に終わった。ヒョングンは「簡単なファイトで簡単なお金だった。MMAだったらジョリーも安保瑠輝也も2対1でも俺が勝つ」と、安保とMMAで戦いたいというアピール。  さらに「あと朝倉未来選手、あなたはとても素敵なファイターでカッコいいファイターだ。BreakingDownで一番強い精鋭メンバーとRIZINの一番強い選手を出して、年末にROAD FCと対抗戦をしよう」と、前日会見に続いてRIZIN&BreakingDown連合軍とROAD FCの対抗戦を年末にやろうじゃないかとアピール。  そして「久しぶりの日本での試合だったので、日本のファンの皆さんありがとうございました。またカッコいい試合をするために戻ってきます」と、また日本に戻って来ると語った。 [nextpage] ▼第28試合 KOREA×JAPAN ミドル級スペシャルワンマッチ 1分延長2R〇イ・サングン=79.00kgKO×川島悠汰=78.55kg イ・サングン=79.00kg「楽しく観客の皆さんを喜ばせる試合をします」 川島悠汰=78.55kg「俺がミスターBreakingDown。今日は1分間の戦いの厳しさを教えてやろうと思います。バチバチやりましょう」  ミドル級でBreakingDownナンバーワンの実力者との呼び声も高い川島悠汰と対戦するイ・サングンは、元プロボクサーで6勝2敗、韓国のランキングで1位までいったという。ボクサーとしての活動は2016年から2019年まで。  いきなりの打ち合いで川島が右ストレートをヒットさせてダウンを奪う。すぐに再び打ち合いとなって川島が左フックに2度グラつき、さらに右フックを何度も浴びてついにダウンを喫する。ここで川島はガードを固めるが、大振りになったところで左フックを浴びてダウン。  真正面からノーガードで打ち合ったのが裏目に出て、サングンのKO勝ちとなった。しかし、ケージを去る川島には「ナイスファイト!」の声が多く飛んだ。 [nextpage] ▼第27試合 KOREA×JAPAN ウェルター級スペシャルワンマッチ 1分延長2R×コ・ソクチョル=75.50kgKO〇啓之輔=75,90kg コ・ソクチョル=75.50kg「いい試合お見せします」 啓之輔=75,90kg「今回はてるの代わりに来ました。しっかりぶっ殺します」  ウェルター級で“ミスター・アウトサイダー”啓之輔と対戦するコ・ソクチョルは、自称喧嘩85戦85勝。ボクシングで試合経験があり、1敗1分。  余裕を感じさせる啓之輔はジャブで様子を見て、ワンツーでソクチョルをケージまで下がらせると、飛び込むようにして得意のテンカオをグサリと突き刺す。ソクチョルは腹を抑えて倒れ、啓之輔の見事なKO勝ちとなった。  見事なKO勝ちを収めた啓之輔は「応援ありがとうございました。前回も前々回もどっちが勝ったか分からないような試合をしてビーベットの予想を外してすいませんでした。BreakingDown最高!」と勝利の雄叫びをあげた。 [nextpage] ▼第26試合 KOREA×JAPAN 無差別級スペシャルワンマッチ 1分延長2R〇キム・ジェフン=156.0kg判定5-0×ノッコン寺田=152.0kg キム・ジェフン=156.0kg「礼儀もない人だからぶっ潰しますよ」 ノッコン寺田=152.0kg「(蹴られて)太りすぎて足が上がってない。ここ(腹)やないか狙うのは。豚の出荷時間もうそろそろだぞ」  無差別級でノッコン寺田と対戦するキム・ジェフンは身長180cm、体重150kgの巨体で、2014年5月にROAD FCでプロMMAファイターデビュー。4連敗(全てKO負けで3試合は1R決着)を喫するも、2021年7月の5試合目で映画俳優を相手に1RでKO勝ちを飾った。これが最後の試合となっているようだ。元極道として話題となった。  予想通りフックの打ち合いとなり、ジェフンが巨体ながら左右フックを回転させてヒットを奪っていく。寺田は口を大きく開け、早くも息が上がった様子。最後はジェフンのワンツーで寺田が棒立ちに。  判定は5-0でジェフンが勝利。数々の遺恨を残した2人だが、最後は抱き合って互いの健闘を称えた。 「ノッコンさん、お疲れさまでした。ところで謝罪するべきではないですか? 謝罪してください。終わったら許します。ノッコンさん来ないですか」とノッコンコールで呼び出す。するとノッコンが現れ、「ジェフンが日本に来てくれて。思ったよりめちゃ強かったんだけど。全然、豚キムチじゃなかった。立ってるので必死」とジェフンを称える。  するとジェフンは「未来さん、俺たちチームでやります」と次はノッコンとタッグを結成して2on2でやりたいとアピールし、場内からは拍手喝さいが起きた。 [nextpage] ▼第25試合 KOREA×JAPAN ライト級スペシャルワンマッチ 1分延長2R×H・ユジン=66.30kg延長戦 TKO〇こめお=66.30kg H・ユジン=66.30kg「ラッパーらしくフリースタイルで戦います」 こめお=66.30kg「速攻で殺します」  ライト級でこめおと対戦するH・ユジンは格闘技歴は特にない、韓国の人気ラッパー。日本のイベントにも出演したことがあるという。  サウスポーのこめおは顔を前に突き出して挑発、ユジンが前に出てくるとバックステップを使ってパンチを放つが、ユジンは左右フックを放ちながら前進を繰り返す。残り30秒で左右フックを放ちながら前に出るこめお。前半はユジン、後半はこめおがアグレッシブで0-0のドロー。延長戦へ。  こめおが左右フックで突進、これにユジンはバランスを崩す。すかさず首相撲から顔面ヒザに行くこめお。ユジンの左フックでこめおが後退するが、こめおのヒザ蹴りで鼻血を出したユジンにドクターチェックが入り、ここでストップ。こめおのTKO勝ちとなった。  マイクを持ったこめおは「未来くんに実力者じゃないと言われちゃったので、結果で見返してよかったです。日本人ナメんなって感じですね」と話すと、マイクを叩きつけた。 [nextpage] ▼第24試合 KOREA×JAPAN ミドル級スペシャルワンマッチ 1分延長2R〇ユン・ヒョンビン=78.55kg判定4-0×バン仲村=78.80kg ユン・ヒョンビン=78.55kg「俺のおもちゃ、あんたでもいいよ。仲村はデビューして間もないと思うが、これで引退するかもしれないですね」 バン仲村=78.80kg「今回は格闘技をやろうと思っています。強いヤツが勝つんじゃなくて勝ったヤツが強いってことを証明したい。オーディションで言い忘れたが、ユンが負けたらユンの韓国の番組に俺がお邪魔しちゃいます」  ミドル級でバン仲村と対戦するユン・ヒョンビンはテレビMC多数・CM多数・アイドルプロデューサーと韓国芸能界で活躍するコメディアンで、2014年2月にROAD FCのスペシャルメインイベントにてMMA戦を行い、日本人の佃貴也に1RでTKO勝ちした。また、2022年8月には韓国拳闘人協会主催の全国生活体育ボクシング大会40代の部85kg以下の名誉チャンピオン戦で2R判定勝ちを収めている。 ヒョンビンはゴングと同時に左右の連打。仲村は両腕ブロック。ブレイクになってもすぐに遅いかあ勝っていくヒョンビンに仲村はローを蹴るがヒョンビンの連打は止まらない。最後はローのダメージか出足が鈍くなったヒョンビンだが、手数とアグレッシブの差がどう評価されるか・  オーディエンスジャッジのみドローだったが、判定4-0でヒョンビンの勝利となった。これにより、対抗戦は4勝2敗で韓国がリードを広げた。  ヒョンビンはマイクを持つと「仲村さんに試合前に無礼なふるまいをしたことをお詫びするとともに、いい試合でしたとお伝えください。僕は韓国の芸能人で一番強いですが、日本の芸能人で強い方がいたら紹介してください。挑戦します」とアピールした。 [nextpage] ▼第23試合 KOREA×JAPAN ウェルター級スペシャルワンマッチ 1分延長2R〇キム・アムゲ判定5-0×瓜田純士 キム・アムゲ「韓国の選手がいかに強いかを見せてやります」 瓜田純士「これは格闘技の試合じゃなく、血の気が多くてやくざが多い釜山で育った男と、日本で一番治安が悪い歌舞伎町で育った不良同士のプライドを懸けた戦いになります」  ウェルター級で瓜田純士と対戦するキム・アムゲは、自称喧嘩で82戦82勝だというボディビルダーで、韓国のアームレスリング大会で優勝(左腕部門)経験がある。秋山成勲が主催した韓国SBSのサバイバル番組『純情ファイター』に出演し、トーナメントでは準優勝している。  前蹴り、ワンツー、ヒザの瓜田にアムゲは右フックでダウンを奪う。力強い左右フックのアムゲに瓜田は前蹴り、ヒザ、インローで対抗。さらに首相撲からヒザに持ち込もうとするもアムゲの左右フックの回転は止まらない。瓜田が顔面へヒザを突き上げても左右の回転が止まらないアムゲ。最後までアムゲが左右フックで前へ出続けた。  フィジカルの強さを発揮したアムゲが、判定5-0で勝利を収めた。これで対抗戦は3-2で再び韓国チームがリードした。 [nextpage] ▼第22試合 KOREA×JAPAN ウェルター級スペシャルワンマッチ 1分延長2R×イ・サンイル=74.60kg再延長戦 判定0-5〇樋口武大=75.00kg イ・サンイル=74.60kg「いい試合をお見せします」 樋口武大=75.00kg「ROAD FCの選手ってことで。アウトサイダーに出ていた時にROAD FCとの対抗戦があって。対抗戦に出たのは朝倉兄弟で僕は選ばれなかったので戦えるのを楽しみにしています」  ウェルター級で『THE OUTSIDER』出身でDEEPなどでも活躍しているプロMMAファイターの樋口武大と対戦するサムエルことイ・サンイルは、2010年8月に台湾のProFCでMMAデビューし、ROAD FCにも4度参戦している。プロ戦績は1勝5敗。最後の試合は2015年3月となっている。その後はレスリングに転向し、現在は現役を退いて韓国で自身のMMAジムを経営しているという。  まずはサンイルが脇を差しに行くがこれはブレイク。離れると樋口が右フックを狙ってで勝負をかける。しかし、逆にサンイルの右フックをもらってバランスを崩す。樋口はタックルのフェイトから右フック、サンイルも打ち返して互角の展開。判定は0-0で延長戦へ。  サンイルが先に組み付くが、ブレイクとなった直後に樋口がダブルレッグでテイクダウン。これはサンイルが立ち上がり、もう一度樋口がダブルレッグに行き、さらに引き込んでの足関節狙い。サンイルは立ち上がるも樋口は再びダブルレッグを決めてテイクダウンした。オーディエンスジャッジのみが樋口を支持したが、1-0のためドロー。  再延長戦、樋口は右へ回り込みながら左フック。サンイルもm着いフックを打って組みに行く。ケージに押し込まれる樋口。これはブレイク。今度は樋口がダブルレッグでテイクダウンし、数発だがパウンドを見舞う。  判定は5-0で樋口が勝利。サンイルを振り切り、これで対抗戦は2-2のイーブンとなった。 [nextpage] ▼第21試合 KOREA×JAPAN ウェルター級スペシャルワンマッチ 1分延長2R〇ジョン・ジェイル=74.85kgKO×醤油ニキ=74.45kg ジョン・ジェイル=74.85kg「言うことは何もありません。ゲームで頑張ります」 醤油ニキ=74.45kg「身長高いトッポギ君、身長縮めたろと思って。縮めたるから覚悟してね。KO決着で」  ウェルター級で醤油ニキと対戦するジョン・ジェイルはROAD FCにてプロMMAファイターデビューし、2019年からはDoubleGに主戦場を移して6勝5敗1分。直近の試合は2022年5月にWoo Hyuk Choiにリアネイキドチョークで勝利している。  サウスポーの醤油は左フック狙い。両者足を止めての打ち合いでその左フックがヒットするが、なおも打ち合いを続けたところで今度は相打ち気味にジェイルの左フックがカウンターでクリーンヒット。醤油はその場に崩れ落ち、担架に乗せて運ばれた。 [nextpage] ▼第20試合 KOREA×JAPAN バンタム級スペシャルワンマッチ 1分延長2R×咲人=60.90kg判定0-3〇黒石高大=60.85kg 咲人=60.90kg「1分間で見てるファンを魅了できる試合を必ず見せたい。塩試合にはしない」 黒石高大=60.85kg「スイッチ入っているのでバチバチで行きます。1日休んだらすぐ撮影に入らないといけないので無傷で終わらせます」  バンタム級では、『THE OUTSIDER』のスター選手でBreakingDownにてこめおに勝利している黒石高大と咲人が対戦。咲人は歌舞伎町のホストクラブのNo.1ホストとして『BreakingDown 5』から参戦。山川そうきに判定負け、Rinに判定勝ち、黒石と同じ『THE OUTSIDER』出身の高垣勇二に判定勝ちしている。  足を止めての左右フックの打ち合いから黒石が首相撲に持ち込んでのヒザ蹴り。前に出ようとした咲人に黒石は右ミドルを当て、首相撲からのヒザ蹴りに持ち込む。咲人もヒザを蹴り返す。飛び込んでのワンツーを繰り出す咲人に黒石はまたも首相撲に持ち込んでのヒザ蹴りを見舞う。  判定は3-0で黒石が日本に初勝利をもたらした。 [nextpage] ▼第19試合 KOREA×JAPAN ウェルター級スペシャルワンマッチ 1分延長2R〇ミスター・ホンデ=70.85kgKO×信原 空=71.80kg ミスター・ホンデ=70.85kg「この試合楽しみにしています」 信原空=71.80kg「いろいろ情報聞いています。めちゃ強いと分かったので強いからこそ俺の気持ちが盛り上がってもっと強くなれる気がする。一番盛り上がる試合でバチバチに行きましょう」  ウェルター級で朝倉海の愛弟子“勾配ニキ”と対戦するミスター・ホンデは、キックボクシングで24戦20勝と紹介され、秋山の秘蔵っ子なのだという。2019年には『Bigbang』に19歳で来日し(チュー・ジンギュの名)、谷山俊樹と対戦。判定2-0で勝利して谷山からWBKF世界スーパーライト級王座を奪っている。  いきなりの打ち合い。ホンデは左フック&アッパー、信原も右フックと左アッパーを繰り出すが、ホンデが右フックをヒットさせながら前へ出る。  ホンデの右フックからの左フックで信原はダウン。右フックからの左フックでフラフラと後退する信原、ケージに追い詰められ、ホンデの右をもらうと力なく崩れ落ち、ホンデのKO勝ちとなった。 [nextpage] ▼第18試合 ウェルター級ワンマッチ×あきべぇ=74.85kg判定0-5〇ほっそん=75.00kg あきべぇ=74.85kg「18年ぶりの殴り合いだから、俺も久々に軽く減量してピリピリモード入ったから公開でぶっ倒してやる」 ほっそん=75.00kg「18年越しでリベンジ戦が、現役時代実現しなかったリベンジ戦が行われるなんてこれ以上ない盛り上がり。これ以上にない舞台でやらせてもらって、王者同士の殴り合い、倒し合いしようよ」  今回が初参戦となるあきべぇは元プロボクサーで、2005年全日本ウェルター級新人王&MVP、第50代日本ウェルター級王座、第37代OPBF東洋太平洋同級王座。第17代PABAスーパーウェルター級王座、日本同級暫定王座、第37代OPBF東洋太平洋同級王座を獲得するなど華々しい経歴を持つ。2006年にはフロイド・メイウェザーとスパーリングをした経験も。  さらに、2007年9月にはWBA世界ランカーをKOし、あの浜田剛史が持っていた日本人選手の連続KO勝ち記録とタイとなる15連続KOを達成した。2019年12月のOPBF王座の初防衛を最後に、新型コロナウイルスの拡大やスーパーウェルター級の選手不足などで試合が決まりにくく、モチベーションやパフォーマンスが維持できなくなったという理由で引退。「あきべぇ」は牛若丸あきべぇとのリングネームを使用していた時期があるところから。  対するほっそんこと細川貴之は第35代日本スーパーウェルター級王座、第32代OPBF東洋太平洋同級王座、IBFアジアスーパーウェルター級王座を獲得した、こちらも元プロボクサー。世界ランキングにも名を連ねたが2017年3月に網膜剥離のためを決意。2017年4月の試合を最後に引退したが、BreakingDownのオーディションに参加し、2022年7月の『BreakingDown 5』から定期的に出場している。  しかも両者はボクサー時代の2005年12月に全日本ウェルター級新人王決定戦で対戦しており、あきべぇが2R1分10秒、KO勝ちしている。  サウスポーのあきべぇ。ほっそんはジャブを突き、あきべぇが左右フックでほっそんにケージを背負わせるとほっそんも打ち合う。ほっそんの左フックとあきべぇの左ボディが同時にヒット。ほっそんはここで右カーフを蹴る。前に出るのはあきべぇ。  判定はオーディエンスジャッジのみがほっそんを支持したがドロー。延長戦へ。あきべぇが右フック2発から左フック、ほっそんも左フックを返す。やや大きなパンチを繰り出すあきべぇに、ほっそんはバックステップでさがりながら打ち終わりを狙う。さらに組んできたあきべぇにヒザ蹴りを見舞った。前に出てくるあきべぇにジャブと右ストレートを上手くヒットさせるほっそん。下がりながら打つほっそんが上手く当て続け、判定5-0で現役時代のリベンジを果たした。 [nextpage] ▼第17試合 バンタム級ワンマッチ MMAルール×ドンマイ川端=60.90kg延長戦 判定0-5〇ヒロヤ=60.85kg ドンマイ川端=60.90kg「緊張しています。今回の試合が最初で最後の試合になるかもしれないですけれど勝って無敗で引退したい」 ヒロヤ=60.85kg「1分間しかないので寝ても立っても俺が圧倒する試合にしてやる」  全日本体重別も制した柔道家ドンマイ川端が最初で最後の参戦でMMAルールに挑む。迎え撃つは「朝倉未来1年チャレンジ」の1期生で  ヒロヤがダブルレッグに行くと川端はフロントチョークの体勢に入って引き込む。これはブレイク。川端は左右フックを繰り出すがヒロヤはダッキングでかわす。ヒロヤがワンツーを出したところで1分間が終了。判定は0-0で延長戦へ。  ヒロヤの飛びヒザを右フックで迎え撃つ川端。ヒロヤが入ってくるところに右を合わせる。ヒロヤは右ミドルを蹴ってダブルレッグ、バックに回ると川端が首投げのようにして寝技に行き、ヒロヤが立ち上がってパウンドを打つがブレイク。  ヒロヤの右フックで川端がダウン気味に腰を落とす。すぐに立ち上がる川端だがヒロヤが仕留めに行き、「来いよ」と手招き。文句のない判定5-0でヒロヤの勝利となった。 [nextpage] ▼第16試合 ライト級ワンマッチ×知念勝太=70.85kg判定0-4〇西谷大成=70.50kg 知念勝太=70.85kg「西谷君はRIZINが決まったみたいで、頑張ってください。応援しています。その前に僕との試合があるので怪我が無いように」 西谷大成=70.50kg「消化試合みたいになりますが、勝って当たり前の僕がKOします」 「朝倉未来1年チャレンジ」の1期生で現在はDEEPで活躍、6月24日(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催される『RIZIN.43』に初出場が決まった西谷。RIZINの1カ月前にBreakingDown出場となった。  サウスポーの西谷は接近して左右フックの連打、左フックで知念がダウンしたかに見えたがこれはスリップ。その後も左右フックで休まず攻める西谷。知念は右フックのフルスイング、右ミドル、前蹴りで対抗するが、西谷のラッシュに押された印象。  判定は安保瑠輝也のみドローで判定4-0。西谷が危なげなく勝利したが、内容に納得いかないのか西谷の表情は複雑だった。 [nextpage] ▼第15試合 フェザー級ワンマッチ×戸塚悠人=65.35kg判定0-5〇冨澤大智=62.85kg 戸塚悠人=65.35kg「明日は最高の試合をするために仕上げてきました」 冨澤大智=62.85kg「日韓戦がメインだと思いますが、それに負けるつもりはないのでバチバチの試合をしたいと思います。オーディションで俺のこと吹っ飛ばした事覚えてるからな。覚悟しておけよ」  冨澤は2019年にABEMAで放映された『格闘代理戦争 4th Season』にTEAM武尊のメンバーとして出演。番組終了後はK-1ジム総本部チームペガサスに入門し、2021年10月に『Krush-EX』でプロデビュー。渚に判定勝ちし、2022年1月の『Krush.133』でも内田竜斗に判定勝ち。プロ戦績はこの2戦のみで、元K-1と紹介されるがK-1には出場していない。  初出場となった11月の『BreakingDown6』ではDEEPファイターのヒロヤと初のMMAルールで対戦して敗れたが、12月の『BreakingDown6.5』では本来のキックルールでとしぞうを圧倒して初勝利をあげた。今年2月にはダンチメン・あつきも判定で破り連勝。  戸塚は右ミドルで先制するが、前に出る冨澤が左ストレートとテンカオ。右ミドルを蹴る戸塚に冨澤はワンツー、左右フック。戸塚も右を打ち返すが、冨澤の左ストレートをもらってグラつく。戸塚も足を止めて打ち合いに行ったが、冨澤の左が再びヒットし、判定5-0で冨澤の3連勝となった。 [nextpage] ▼第14試合 ウェルター級ワンマッチ MMAルール×グレートサタ=71.95kg判定0-5〇安井飛馬=72.95kg グレートサタ=71.95kg「安井選手は4連勝中で朝倉未来チャレンジの2期生で、僕にとっておいしい相手なのでごちそうさんです」 安井飛馬=72.95kg「今回で5試合目で、ここで勝って5連勝しようと思います。オーディション始まってからいまだに何者なのか分かってないです。めっちゃ頑張ります」  今までオーディションに何度も申し込むも書類選考で落とされてきたという柔道出身のサタが念願の初出場。RIZINを目指しているのだという。対する安井は朝倉未来1年チャレンジの2期生で、こちらも柔道出身。両者とも道衣を着用して試合に臨む。  安井が内股で投げてのパウンド、サタが立ち上がると今度は払い腰で投げてのパウンド。その後も安井が鮮やかに投げて上になる展開が続き、キムラも狙った。  判定は5-0で安井がBreakingDown負けなしの6連勝を飾った。 [nextpage] ▼第13試合 バンタム級ワンマッチ〇西島恭平=57.50kg判定5-0×山川そうき=61.00kg 西島恭平=57.50kg「いい試合しましょう」 山川そうき=61.00kg「彼は空手の世界王者ですよね。K-1カレッジでかなりの成績を残していると思うので、そういう相手と出来るのを嬉しく思います。軽量級の一番スピーディーな試合をお見せできると思います」  空手歴は12年で高校1年生の時に世界大会で優勝、K-1カレッジでは準優勝し、今年プロデビューしたばかりの西島が、レギュラーメンバーの山川に挑む。山川は少林寺拳法の元全日本王者。  西島は左フックを引っかけて首相撲からのヒザ蹴り。左右フックからの右ハイも放ち、すぐに首相撲からのヒザ蹴り。さらには胴廻し回転蹴りを繰り出して場内を沸かせる。山川はテンカオを突き刺すが、前へ出るところに西島の左右フックで先手をとられてしまう。  判定は5-0で西島が勝利。レギュラーメンバーの山川を破る下剋上を果たした。 [nextpage] ▼第12試合 バンタム級ワンマッチ〇虎之介=60.55kg判定4-0×としぞう=60.75kg 虎之介=60.55kg「としぞうくん、極上のタイマンしましょう」 としぞう=60.75kg「明日めっちゃ盛り上げるぞ。軽量級のスピーディーでパワフルな殴り合い、ボッコボコにすんぞ」  朝倉未来が「この子凄いよね、ハードパンチャーで。プロでやっていった方がいい。もったいないよね、地下格闘技でくすぶってるの」と、そのポテンシャルを高く評価する虎之介が初出場。レギュラー出場のとしぞうが迎え撃つ。  いきなり飛びヒザを見舞う虎之介。両者フルスイングのフックの打ち合い、としぞうが右フックをヒット。しかし、突進するところにテンカオを突き刺される。さらに、としぞうが飛びヒザにいったところに虎之介が左フックで撃ち落としてダウンを奪う。としぞうは左フックで虎之介をグラつかせ、逆転を狙っていくが虎之介は足がもつれながらも踏みとどまる。  オーディエンスジャッジのみドローだったが、判定4-0で虎之介がとしぞうを喰った。 [nextpage] ▼第11試合 ライトヘビー級ワンマッチ×邪鬼=91.95kg延長戦 判定1-4〇かずややねんけど=92.40kg 邪鬼=91.95kg「かずや君、言うことないけど俺たちが見せるのは重い階級での試合なので盛り上げましょう」 かずややねんけど=92.40kg「明日30試合あるけど僕らの試合が一番バチバチになる。ちゃんと打ち合ってどっちかが倒れる試合をやろう。地下格魂や」  地下格闘技同士の一戦。前に出てくるかずやに邪鬼は左フックで迎え撃つ。両腕のガードを下げて“打ってこい”と挑発する邪鬼。かずやは左右フックとアッパーを繰り出すが、邪鬼は首相撲に捕まえてのヒザ蹴り。  判定は0-0で延長戦に。ジャブwを突く邪鬼にかずやは左右フックで前へ出る。邪鬼は首相撲に捕まえてのヒザ蹴り。ジャブを伸ばす邪鬼にかずやは連打で前へ出続ける。ジャブを当てる邪鬼と、前へ出て手数を出したかずや。  判定は4-1でかずやの勝利となった。 [nextpage] ▼第10試合 ライト級ワンマッチ〇YURA=70.90kgKO×外枦保尋斗=70.80kg YURA=70.90kg「明日は絶対に面白い試合をする」 外枦保尋斗=70.80kg「明日は最高の舞台でしっかり実績ある最高の選手とBreakingDownらしいアツい試合を見せて今大会で一番盛り上げようと思う」  外枦保はBigbangを主戦場としたプロのキックボクサーで、その壮絶な過去が大きな話題となった。  YURAはK-1甲子園準優勝、プロで10戦10勝だというキックボクサー。一番手っ取り早く有名になるための手段としてBreakingDown出場を選び、K-1のリングを目指しているという。  序盤から強打で打ち合う両者。YURAのハンドスピードが速い。YURAが左フックから右フックを打ち抜いてダウンを奪う。立ち上がった外枦保も右ストレートで応戦するが、最後はYURAが鮮やかに右のクロスを打ち抜いてKO勝ち。  これまでBreakingDownでプロの強さを見せていた外枦保に圧勝したYURA。放送席では「ニュースター誕生」の声も聞かれた。 [nextpage] ▼第9試合 ストロー級ワンマッチ×原田ゆうな=49.00kg判定0-5〇坂本瑠華=52.00kg 原田ゆうな=49.00kg「今回女子枠唯一の初出場で『誰?』と思ってる人がほとんどだと思いますが、華の無い人がBreakingDown女子の顔でいるのは飽きたと思うので、コイツの席を奪う」 坂本瑠華=52.00kg「今回減量キツかったけどクリア出来てよかったです。女子の顏と褒められたので明日は精一杯KOします」  坂本はBreakingDownに出場して人気選手となったが、本格的にプロ格闘家になるため2023年2月にプロデビュー。デビュー戦では敗れるが、3月にぱんちゃん璃奈のエキシビションマッチの相手に名乗りをあげ、その後はぱんちゃんとも練習を重ねて4月のプロ2戦目では嬉しい初勝利をあげた。今後もプロキックボクサーとして活動しながら、BreakingDownでも戦っていきたいとしている。  そのBreakingDown女子の先駆者である坂本に挑む原田は沖縄在住で、自称“沖縄なんちゃって格闘家”だが、小学生の頃から空手を学び数々の大会で優勝・入賞歴があるという。現在はK-1ジム沖縄で学び、K-1アマチュア大会にも出場。K-1のリングを目指しているという。  場内で喧嘩が起こる中、試合開始。  開始と同時に前へ出る坂本の前蹴りに転倒する原田だが、立ち上がると首相撲からのヒザに捉える。さらにサウスポーからの左ストレート、左ミドル。坂本もヒザを蹴り、ワンツー、右ストレート、左フックで原田を仰け反らせ、転倒させる。最後はパワーの差を見せた坂本が判定勝ち。原田の野望を粉砕した。 [nextpage] ▼第8試合 フェザー級ワンマッチ〇七原嘉輝=66.00kg判定5-0×イヌイサン=65.20kg 七原嘉輝=66.00kg「ひな壇争奪戦でひな壇になることが出来て、この人気のあるBreakingDownの中でカード組んでもらえてありがとうございます。イヌイサンは運動神経はいいかもしれないけど、喧嘩は自分の方が強いので倒してあげようかと思う」 イヌイサン=65.20kg「久しぶりに帰ってこれて光栄です。七原選手、しっかりひな壇争奪戦の動きも見させてもらってるんですけれど、気持ちも強くてリスペクトしています。喧嘩って仰られたんですがスポーツの厳しさを伝えられたらと思います」  イヌイサンは独特の構えからバックハンドブロー、スーパーマンパンチとかなりトリッキーな動き。七原は掴んでのヒザ、打ち合いでもしっかりと見ての右ストレート。イヌイサンも右ストレート打ち返す。  打ち合いに行く七原が右フックでイヌイサンをグラつかせ、一気にラッシュをかけての右フックでダウンを奪う。攻撃の手を休めない七原はパンチの回転も速く、判定5-0で快勝を収めた。 [nextpage] ▼第7試合 ヘビー級ワンマッチ×松井健=98.15kg延長戦 判定0-5〇エドポロキング=104.40kg 松井健=98.15kg「みんなエドポロが勝つと思ってるだろうけれど、明日革命起こすんで」 エドポロキング=104.40kg「対戦相手は、福岡弁でぼてくり回したろかなと思っている」  203cm、100kgの体格を持つエドポロキングは「1日も早く上に行きたい。プロに行きたいのでBreakingDownはこれが最後かも」と、プロ転向を宣言している。対するは喧嘩自慢の松井。アウトサイダーにも出場経験があり、オーディションでは215cmのOSA BIGをKOした。  開始と同時に前へ出て首相撲からのヒザに行くエドポロキング。左手を大きく伸ばした構えからエドポロキングはジャブ、右ストレート、つかんでのヒザ。松井は残り10秒で右フックから首投げ。さらにタックルでケージへ押し込んだ。  本戦の判定は0-0でドロー。延長戦に入るととびかかるエドポロキングに右フックで対抗する松井。その右フックをもらうエドポロキングは首相撲からのヒザを突き上げるが、前に出る松井の右フックが強烈にヒット。エドポロキングもすかさず組んでのアッパー、ヒザに持ち込む。  判定は5-0でエドポロキングが勝利。危ない場面もあったエドポロキングは大量の汗を流し、判定にはガッツポーズも表情は曇ったままだった。 [nextpage] ▼第6試合 ミドル級ワンマッチ×土屋悠太=77.05kg判定0-5〇溝口勇児=79.30kg 土屋悠太=77.05kg「凄い対戦相手で調子良さそうだったので、一発で倒れるなよと言ってやりたいです」 溝口勇児=79.30kg「現在しっかり準備を進めておりますので安心してご覧くださればと思います。彼に関しては僕に絡んできたことを後悔させます」  BreakingDownのCOOで、経営者&投資家の溝口がついにケージイン。空手経験者の土屋と対戦する。  サウスポーから左ストレートを繰り出し、首相撲にいく溝口。土屋はガムシャラなパンチで対抗するが、溝口の右ストレート、左右フック、ヒザ蹴りをもらって後退を続ける。頭を下げて左右フックを振り回す土屋に対し、溝口はしっかり見て右やヒザを当てていった。  判定は5-0で溝口の完勝となった。 [nextpage] ▼第5試合 ライト級ワンマッチ×井上力斗=68.50kgKO ※右フック〇LARGE HIGH=69.30kg 井上力斗=68.50kg「はやくやりてえ」 LARGE HIGH=69.30kg「ボコボコにしばいたろと思います」 “喧嘩ジャンキー”の井上と“肩幅ニキ”LARGE HIGHが対戦。  LARGE HIGHは余裕を感じさせるほど大きく構えて右ストレートと左フックを次々と命中させ、右ストレートでダウンを奪う。飛びヒザ蹴りで飛び込んだLARGE HIGHは続く右フックで井上を完全KOした。 [nextpage] ▼第4試合 ストロー級ワンマッチ52kg以下〇泉あお=51.50kg判定3-0×いわち=51.65kg 泉あお=51.50kg「そろそろいわちゃんは飽きたかなと思うので、どいて欲しいなと思います。私がどかします」 いわち=51.65kg「KOしたのに残れないのはどうかなって。席を獲るなら私から獲ってください。獲らせないですけど」  レギュラーメンバーのフルコンタクト空手出身のいわちに挑むは、第6回大会で女性初のKO勝利を収めている伝統派空手出身の泉。  いわちは左右に動きながら前へ出ていき、左右フックを顔面とボディに放つ。泉はヒザ蹴りと右ストレートで迎え撃つ。いわちは笑顔を浮かべて大きな声をあげながらのラッシュ。ハイキックと2回転蹴りも繰り出すが、ヒットはない。  リーチの差を活かした右ストレートをヒットさせていった泉が判定3-0で勝利。戦う前は舌戦やつかみ合いを展開した両者だが、笑顔で抱き合った。 [nextpage] ▼第3試合 フェザー級ワンマッチ66kg以下〇関谷勇次郎=60.85kg延長戦 判定5-0×かまる=66.00kg 関谷勇次郎=60.85kg「久しぶりに戦えるのでワクワクしています。準備はしっかりしてきました。楽しみに」 かまる=66.00kg「久しぶりみたいですが、もう2度と格闘技が出来ないくらいボコボコにしてあげようかと思います」  元アウトサイダーの関谷に「1分間の喧嘩を教えてやるよ」と不敵に宣言しているかまるは、オーディションでアウトサイダーのスターだった高垣勇二を破っている。  思い切り左右フックを振り回す関谷にかまるはサウスポーからの左ストレートを当てていく。最初はもらった関谷だが、次第に右フックを連発してヒットを奪う。前に出て左を打つかまる、右フックで迎え撃つ関谷。  本戦はかまるに1票入ったがドロー。延長戦へ突入する。開始と同時に前へ出たかまるに、関谷が右フックの一撃。ダウンを奪う。すぐに前へ出て反撃に行くかまるだが、ダメージは明らか。関谷は余裕のノーガードから右フック、右ミドルを蹴って離れる。かまるは左フックを大きく振り回し、関谷も右フック大きく振って打ち合う。  判定は5-0でダウンを奪った関谷が高垣の仇を獲った。 [nextpage] ▼第2試合 フェザー級ワンマッチ66kg以下×清水良太郎=65.70kgKO〇ぬりぼう=66.00kg 清水良太郎=65.70kg「今こう向き合ってみましたが、私も練習してきたので負ける気はしません」 ぬりぼう=66.00kg「10秒で決めます」  清水アキラの三男が参戦し、BreakingDownのエンタメ枠こと人気者のぬりぼうと対戦する。清水のセコンドにはKNOCK OUT-BLACKウェルター級王者・良太郎が就く。  開始からすぐ、右ストレートからの左フックでぬりぼうがダウンを奪う。立ち上がると清水は猛然と反撃、打ち合いの中で右フックをヒットさせてダウンを奪い返す。しかし、再開直後の出会い頭にぬりぼうの右ストレートが強烈にヒット。左目を直撃された様子の清水はうずくまり、KO負け。ぬりぼうは狂喜乱舞した。 [nextpage] ▼第1試合 フライ級ワンマッチ 56.5kg以下〇OJ=56.45kg延長戦 判定5-0×ひかぴー=50.00kg OJ=56.45kg「オーディションでは全部獲られたので今回勝って獲り返します」 ひかぴー=50.00kg「なんか俺に全部獲られたって言ってるけど試合でも俺が勝って全部奪ってやるよ。おらっ!」  BreakingDown8のオープニングを飾るのは、初となる高校生同士の試合。ヘッドギア&レガースを着用する。両者のセコンドから「殺せ!」が連呼される中、試合開始。  開始と同時に飛び蹴りにいくひかぴー。右フックでOJを転倒させる。勢いのあるひかぴーは前へ出てパンチを打つが、OJは右ローと膝蹴りで対抗。両者ノーガードでパンチを打ち合い、判定はひかぴーに2票入ったがドロー。  延長戦、右を思い切り連打で打ち込むOJ。この打撃にひかぴーはヘッドギアがずれるが、すぐにパンチで立ち向かっていく。OJの右ストレート連打の印象が強く、判定5-0でOJの勝利となった。
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