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レポート

【K-1】武尊が那須川天心の目の前で宿敵レオナ・ペタスをKO、カリミアンはKOリベンジで王座返り咲き、京太郎復帰はKOで

2021/03/28 12:03

▼第16試合 スーパーファイト K-1クルーザー級 3分3R延長1R
×愛鷹 亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/初代Bigbangヘビー級王者)
判定0-3 ※26-28、27-28×3
〇ANIMAL☆KOJI(LEGION TOP TEAM/DEEPフューチャーキングトーナメント2017ミドル級優勝、LEGION☆JAPAN MMA初代ミドル級王者)


 愛鷹は中学・高校時代は柔道を学び、高校卒業後は静岡県警に就職して機動隊員になった。しかしプロ格闘家になる夢を諦められずに除隊、キックボクシングを始めて2016年12月にBigbangヘビー級王座を獲得。2017年8月にKrushに初参戦すると同年11月からはK-1にも参戦。2019年8月にK-1初代クルーザー級王者シナ・カリミアンとノンタイルマッチで対戦すると、カリミアンを右フックでマットに沈める“ジャイアントキリング”を起こして一気に注目を集めた。


 同年11月にカリミアンとのタイトルマッチでの再戦が組まれたが、カリミアンの負傷により延期。2020年3月にようやくタイトルマッチでの再戦が実現したが、判定3-0(28-27×3)で敗れタイトル奪取ならなかった。その後、6月に両眼網膜剥離で手術したことを公表し、「必ずリングに戻ります」と宣言していた。


 また、私生活では今年1月に元AKB48のメンバーである佐藤すみれさんとの結婚を発表。夏に第一子も誕生する予定だ。


 対するKOJIはMMAファイターとして2017年のDEEPフューチャーキングトーナメントでミドル級優勝。2020年2月の『ONE Warrior Series』にも出場している。MMAでの戦績は6勝9敗。2020年12月のK-1福岡大会に初参戦すると、K-JeeとKrush王座を争ったRUIを2RでKOし、大きなインパクトを残した。


 1R、ジャブを出しながら前に出る愛鷹がコーナーへ詰めての連打での右フックでスタンディングダウンを奪う。ジャブから右フックを何度もヒットさせる愛鷹が優勢。しかし、KOJIがジャブから右ストレートを放つと、今度は愛鷹がダウン。愛鷹が再び前へ出て右フックをクリーンヒット。KOJIは右ローを蹴る。


 2Rも前に出る愛鷹がジャブと右ストレート。KOJIは左右フックから右ロー。KOJIが左右の連打で前へ出ると愛鷹はガードを固めて防戦一方に。それでも左右フックを放つとKOJIが下がる。愛鷹は大振りのフックを連発し、KOJIは逆に細かいパンチを打つ。愛鷹の右フックで場内が大きく沸く。


 3Rも打ち合う両者。愛鷹は大きな右を振り、KOJIはワンツーを打つ。KOJIのストレート系のパンチになかなか入れない愛鷹。加えてKOJIは右ローも蹴る。愛鷹の右フックは空を切る。逆にKOJIのストレートはヒット。残り10秒、足を止めて打ち合った両者だが互いにヒットは奪えず判定決着に。


 判定3-0で勝利したのはKOJI。愛鷹は復帰戦の勝利を飾れなかった。KOJIはマイクを握ると「K-1ファイターになりましたANIMAL☆KOJIです。ALIVE所属の難病で入院しているゆう君にこの勝利を捧げたいと思います。俺も頑張ったからお前も頑張れよ」とメッセージを送ると、「中村プロデューサー、タイトルマッチをお願いします」とタイトル挑戦をアピールした。

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