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レポート

【K-1】武尊が那須川天心の目の前で宿敵レオナ・ペタスをKO、カリミアンはKOリベンジで王座返り咲き、京太郎復帰はKOで

2021/03/28 12:03

▼第13試合 スーパーファイト K-1ウェルター級 3分3R延長1R
〇野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
判定3-0 ※30-27×3
×プライチュンポン・ソーシーソムポン(タイ/GTジム)


 野杁は空手からキックボクシングに転向し、2009年にK-1甲子園初となる高校1年生王者になり、“怪物”と呼ばれるようになった。圧倒的なテクニックと類まれなるセンスでプロ転向後すぐにトップクラス入りし、WBCムエタイ日本スーパー・ライト級王座、第2代Krushウェルター級王座、NDC -66kg王座などを獲得。2017年6月には日本人選手として初めてゲーオ・ウィラサクレックに勝利し、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者となった。翌年にはウェルター級に転向し、ジョーダン・ピケオーには敗れたもののその後は5連勝している。戦績は43勝(19KO)10敗。


 プライチュンポンは『MAX MUAYTHAI』や中国で試合をしていた重量級ムエタイ戦士で、2019年11月の『KNOCK OUT』に初来日。日本ミドル級トップクラスの元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者T-98に勝利を収めた。その後は2019年12月の『BOM』でガオナー・PKセンチャイムエタイジムとのタイ人対決では判定負けを喫している。戦績は60勝(20KO)35敗2分のサウスポー。


 1R、両腕ブロックを固めて前に出る野杁はプライチュンポンをコーナーへ追い詰めて左フック、右ストレート。サウスポーのプライチュンポンは野杁が入ってくるところへ右ヒザ、左ミドル。野杁がプレスをかけて攻めてはいるが、プライチュンポンも前蹴りやミドルを蹴る。


 2Rも前に出る野杁にコーナーへ詰まるプライチュンポン。ロープを背負ったプライチュンポンが左ローを蹴ると、野杁はノーモーションの右ストレートを打ち抜いてダウンを奪う。コーナーへ詰めると左フックをヒットさせ、左右ボディを強打。フラつくプライチュンポンだがヒザ蹴りで粘る。野杁の右ロー、左フックが強く決まるが、プライチュンポンはのらりくらりとしながらも立ち続ける。


 3Rもロープ際やコーナーへ追い込んでパンチを見舞う野杁。それでもプライチュンポンは左ミドルを蹴る。お互い組み合うとヒザ蹴り。ローの蹴り合いとなり、野杁が右ストレートを入れるがプライチュンポンは倒れない。さらに野杁が顔面にパンチをまとめるもプライチュンポンはハイキックを蹴り返す。


 タフなプライチュンポンを倒し切ることができなかった野杁だが、ジャッジ三者とも30-27の圧勝で5連勝を飾った。

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