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【RIZIN】ケラモフが木村柊也に判定勝ちでシェイドゥラエフ戦か、木村は初黒星。堀江が西川に完勝、ノジモフが衝撃の前蹴りKO! 鈴木が山本の寝技を完封、コレスニックがSASUKEを左ボディKO、ヘビー級ソルダトキン勝利、後藤が鹿志村の寝技を完封、カリミアンがMMAデビュー勝利、万智がソルトを組み伏せる、中島がTKO勝ちで佐藤将光を指名、安藤が殊勲の一本勝ち

2025/06/14 11:06

▼第7試合 RIZINストロー級(52.50kg)5分3R
×ソルト(マルスジム)
[判定0-3]

〇万智(67ジム)



 ソルトは北海道出身の第5代ストロー級クィーン・オブ・パンクラシスト。17年にJ-NETWORKのアマチュア全日本大会準優勝。21年4月、アマチュア修斗EXトーナメントフライ級で優勝しプロ昇格。22年1月、プロデビュー戦の修斗で3位の杉本恵に判定負け。12月に初参戦のPANCRASEでストロー級王者KARENに判定勝利する大金星を挙げると23年4月の再戦で王座に挑戦。判定勝ちでプロ5戦目にして王座戴冠。23年6月、RIZIN北海道大会で初参戦、大島沙緒里に一本負けを喫した。その後、修斗で1勝1敗すると、24年9月のPANCRASEではベテラン藤野恵実を挑戦者に迎え、大激闘の末にV1達成。しかし25年3月の修斗ではパク・ボヒョンとのストライカー対決に判定で敗れた。地元で再びRIZIN参戦の今回、万智の組みを封じ、KOで再起を飾れるか。



 万智は、小学3年の時に柔道を始めると高校3年まで続け、中学2年時に県大会1位に。22年11月のDEEP JEWELSでプロデビュー。23年2月の2戦目でHIMEを1Rリアネイキッドチョークで絞め落すと5月には3連勝中のキム・ユジョン相手に初の国際戦でアメリカーナを極め3連勝に。23年10月、RIZIN初参戦。修斗現役王者の渡辺彩華を相手に判定2-1で勝利。その翌月、DEEP JEWELSストロー級暫定王座決定戦で松田亜莉紗にスプリット判定負け。24年5月、松田が返上した王座をかけパク・シウと対戦。打撃でも退かず足関節でもダメージを与えるなど肉薄したが判定負けで2連敗。9月にはラウェイ王者スーリ・マンフレディを2R 肩固めで再起戦に勝利。1年5カ月ぶり2度目のRIZINで同い年のパク・ソヨンを相手に打撃戦を展開し、2R TKO勝利。組み技のみならず、打撃、足関節とMMAがめきめきと進化するなか、今回は身長差が13cmのストライカー、ソルトを捕えられるか。

 1R、サウスポー構えの万智はサークリング。オーソのソルトは右の蹴り、その蹴りの打ち終わりに組んで首投げ・払い腰テイクダウンの万智!


 サイドを奪うとニーインからマウントに。そこでバックに回る万智に立ち上がるソルト。それを引き落とした万智がバックに。ハーフバックに。ソルトの足をかわして上四方、ソルトは立ち上がるも万智は再びボディロック&小外刈テイクダウン。マウント、バックからリアネイキドチョーク狙い。



 2R、大内刈りテイクダウンからパスガード、マウントを奪った万智。肩固め狙う万智にソルトはブリッジも、正面に戻る万智にソルトはハーフ。パスからサイドになる万智は足関節に。そこを待っていたソルトは長い足で蹴り上げから立ち上がり。しかし、万智ボディロックからヒザを着かせる。正対したソルト。ゴング。

 3R、いきなり前に出て右前蹴りのソルトに、組んだ万智はボディロックテイクダウン。クローズドガードのソルトに中腰で足をさばいてサイドに。亀になって立ち上がりを狙うソルトを詰めて押し込み。体を入れ替えるソルトだが小外がけテイクダウン。下のソルトは草刈から崩すが、足をさばいてハーフで寝かせる万智。腰を切ってパスしてサイドに。

 立ち上がるソルトにサッカーキックを狙う万智。下のソルトは蹴り上げ。それをさばかず、立ったまま意地のパウンドで飛び込もうとする万智。判定3-0で組みでドミネートした万智が勝利。RIZIN3連勝をマークしたが、口は真一文字に結んだ。

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